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あたたかな灯りが誘う、佐賀の夜旅へのメイン画像

あたたかな灯りに誘われて。佐賀のライトアップ特集

あそぼーさが編集部
2023年03月07日

秋から冬にかけて、佐賀県の各所では灯りのイベントが開催されます。秋の夜長、そして空気が澄みきった冬の夜、あたたかな灯りに誘われて、佐賀の夜旅に出かけてみましょう。
※2022年8月30日現在の情報です。

御船山楽園 紅葉まつり(武雄市)

50万平米に広がる秋景色と、 日本最大級の紅葉ライトアップ

写真:御船山(秋の夜)
写真:御船山(秋)

期間:2022年11月8日(火)から12月4日(日)
開園時間:昼/08時から17時30分 夜/17時30分22時

御船山山麓にある武雄領主鍋島茂義の別邸跡(造園は1845年)で50万平米の大庭園を誇り、春夏秋冬と様々な景色を楽しめます。11月中旬~12月上旬は庭園の紅葉が色づき、見事な錦秋の風景が広がります。

お昼の紅葉を見た後は、夜の庭園ライトアップもいかがでしょうか。
最も紅葉が密集しているひょうたん型の大池周辺の散策路に灯りが設置され、夕暮れの茜色から漆黒へとそれぞれの時間帯で訪れる人を魅了します。庭園ライトアップ期間中、「荻野尾御茶屋」も特別公開されます。

御船山楽園

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ライトアップイベント「吉野ヶ里 光の響2022」(神埼市・吉野ヶ里町)

写真:吉野ヶ里 光の響2022

日本最大規模の弥生時代の遺跡「吉野ヶ里遺跡」で毎年冬の時期に行われる光と炎の祭典です。吉野ヶ里歴史公園内に復元されている建物群をドラマチックに照らす色とりどりの照明、そしてメイン会場「南内郭」一面を埋め尽くすキャンドル紙灯籠の灯り。昼間とは一味違う、幻想的な夜の吉野ヶ里遺跡を散策しませんか。

写真:光の地上絵
写真:冬の夜に暖かなバーナーの炎が光を放つ熱気球「ひみか号」の夜間係留

期間: 12月10日(土)から25日(日)の毎週土・日曜

並べられたキャンドル紙灯籠を物見やぐらの上から見ると絵柄が浮かび上がる「光の地上絵」や、冬の夜に暖かなバーナーの炎が光を放つ熱気球「ひみか号」の夜間係留、イルミネーションの光が流れる「光の川」、公園のマスコットキャラクター「ひみか」「やよい」も園内各所でお出迎えするなど、みどころもたくさん。
また物見やぐらの背後に夕日が沈む夕景も夜間イベントならではの景色です。寒い時期なので、暖かい服装で出かけましょう。

【イベント・祭り】吉野ヶ里 光の響

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武雄あかりめぐり(武雄市)

期間:開催中から11月6日(日)

2015年に、武雄温泉楼門100周年を記念して始まった「武雄のあかりめぐり」が今年も開催。国登録記念物の「御船山楽園」や武雄温泉のシンボル「武雄温泉楼門」、「武雄神社」、「武雄市図書館・武雄市こども図書館」、「佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》(日中のプラネタリウム)」、「武雄市役所」などがあかりの会場になり、訪れる人々の目を楽しませます。
※ライトアップの期間・時間は、会場によって異なります。

御船山楽園~ボルボ チームラボ かみさまがすまう森~

期間:開催中から2022年11月6日(日)

写真:チームラボ 水面のドローイング
チームラボ《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》©チームラボ

江戸後期の1845年に創られた、武雄領主・鍋島茂義公ゆかりの庭園「御船山楽園」。約50万平米の広大な敷地が、デジタルテクノロジーを使った「チームラボ」のアート作品によって彩られます。

写真:廃墟のライトアップ
チームラボ《廃墟の湯屋にあるメガリス》 © チームラボ
写真:ランプの森.
チームラボ《呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク、山の紅葉》 © チームラボ

池の水面にプロジェクションした「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」をはじめとする屋外作品、廃墟に巨大な立体物が光る「廃墟の湯屋にあるメガリス」、御船山楽園ホテルのロビーを無数のランプが彩る「呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク」などの屋内作品、合わせて20点の作品を展示。今年の新作、薄く張った水の上で光が統合と分裂を繰り返す「生命は結晶化したうごめく光」も見逃せません。

武雄温泉楼門

写真:楼門(夜)

期間:通年
時間:日没から23時

約1,300年の歴史があり、「美人の湯」として知られる武雄温泉。入口に立つ朱塗りの門は佐賀県唐津市出身の辰野金吾氏デザインのもと1915(大正4)年に建てられたもので、現在も武雄温泉を訪れる多くの人々を出迎えています。夜になるとライトアップによって陰影がくっきりと浮かび上がり、美しさが際立ちます。

武雄温泉楼門

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武雄温泉新館

写真:武雄温泉新館

楼門の奥にある「武雄温泉新館」は、大正初期に建てられた大衆浴場で、大正天皇のために作られた浴室もありました。
2003年(平成15年)に復元され、国の重要文化財に指定されています。
夜のライトアップは、昼と異なる存在感で圧巻されます。

武雄温泉新館

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武雄神社

写真:ライトアップされた武雄神社

期間:8月5日(金)から10月10日(月・祝)の金・土・日曜、祝日
時間:日没から22時

1,286年の歴史をもつ武雄市内で最も古い神社。本殿や石垣のライトアップを行うほか、写真映えする傘やカラー点灯の灯りのオブジェが境内を彩ります。9月1日(木)から30日(金)は現代書道アーティストの劔朧(ケンロウ)氏によるイベントも開催。

武雄神社・武雄の大楠

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夜歩きアート県庁 -NAKED GARDEN SAGA-(佐賀市)

写真:本丸マッピング
©naked inc.

期間: 9月30日(金)から2023年2月26日(日)
※12月29日(木)から2023年1月1日(日)は 休み

 
写真:展望ホール
展望ホール©naked inc.
写真:石垣マッピング
石垣マッピング©naked inc.

今年7年目を迎える「アート県庁プロジェクト」。佐賀県庁や佐賀の歴史的シンボルである「佐賀城公園」を拠点とした、エリア一帯をひとつの“庭”としてとらえ、多くの特別な景色を演出するイベントです。

筑後川昇開橋のライトアップ(佐賀市)

写真:昇開橋 ライトアップ

期間:通年
時間:日没から22時

筑後川にかかる「筑後川昇開橋」は、全長507mの世界でも有数の昇降式可動鉄橋で、高さ30mの2つの鉄塔に挟まれた中央部が23mの高さまでエレベーターのように上昇し、その下を大型船が航行できるようになっています。もともとは1935年に鉄道橋として完成しましたが、1987年に佐賀線が廃止。1996年からは佐賀市、諸富町と福岡県大川市を結ぶ遊歩道として親しまれています。

毎日、日没から22時はライトアップが行われます。色鮮やかなライトに照らされ夜空に浮かび上がる昇開橋や、川面に映る色とりどりの光はインスタ映えスポットです。

写真:昇開橋 夕暮れ

また、ライトアップ前の日没時間に見られる、夕焼けに映える昇開橋のシルエットもおすすめです。

筑後川昇開橋

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    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

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    愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
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    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

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