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【伝統工芸】名尾手すき和紙(なおてすきわし)

平安時代の「延喜式」に紙の原料の上納国として記された佐賀。実際に製紙を始めたのは300年以上前の江戸時代に遡ります。佐賀市大和町の名尾には、元禄時代に名尾の若者であった納富由助氏が現在の福岡県八女市にて修行の後、製紙技術を村民に伝えることで広まりました。最盛期には100軒以上の工房が軒を連ねる和紙の一大産地となりましたが、時代の流れと共に減少し、今では、「名尾手すき和紙」の工房を残すのみとなっています。(同工房は県の重要無形文化財に指定されています。)
原料である梶の木の栽培から手漉きで和紙にするまでの全工程をすべて名尾で行っており、光沢があり耐久性に優れているのが特徴です。提灯紙などの質の高さが求められる紙の制作を得意とし、古くから福岡の博多山笠や長崎の精霊流しの提灯に使用されます。そのほかにも唐津くんちの曳山や日光東照宮の修復など、国宝級の建造物の修復用紙にも使用される日本でも数少ない工房のひとつです。また、酒のラベルや壁紙など、様々なオーダーメイドの紙が用途に応じられて作られており、その様子を名尾の工房で実際に見ることができます。隣接する直営店では和紙はもちろん、ポストカードや扇子、照明などのオリジナルプロダクトも購入することができます。

所在地
〒840-0205 佐賀県佐賀市大和町名尾4754
お問い合わせ先
名尾手すき和紙工房
TEL:0952-63-0334
アクセス
車:長崎自動車道佐賀大和I.Cから車で10分
JR:JR長崎本線佐賀駅からタクシー利用で30分

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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