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おみやげ

肥前びーどろ( ひぜんびーどろ)

佐賀伝統の手作りガラス

肥前びーどろのルーツは幕末にさかのぼり、大砲製造のためつくられた「精煉方」(せいれんかた)において、化学薬品の容器製造の研究のためガラス器製造を手がけたのがはじまりです。

副島硝子工業は佐賀市の重要無形文化財に指定されている「肥前びーどろ」の唯一の製造元で、精煉方に幼いころより従事していた副島源一郎により1903年(明治36年)に創業し、120年変わらず吹きガラスを作り続けています。

肥前びーどろは、ほとんどの物が型を用いず息の吹き込みだけで成形する「宙吹き」(ちゅうぶき)という技法で作られます。型を用いずに整形する分、その形はどこか柔らかい雰囲気を漂わせております。

また現在では世界的に見ても副島硝子でしか見ることができなくなった伝統技法「ジャッパン吹き」で作られた製品もあります。ジャッパン吹きとはガラス製の「吹き棹」を2本同時に使用する特殊な吹き方で俗に二刀流と呼ばれる宙吹き技法の中でも最も珍しく技術を要する技法です。

肥前びーどろは、昔から佐賀ガラスの名で実用品として親しまれていましたが、今では昔ながらの日用ガラス器の他、コバルトブルー、ルビーなどの色づかいのワイングラス、民芸調のコップ類、水差し、つる首花瓶、ビアグラスなどの商品が贈答品やお土産として人気が高いようです。もちろんジャッパン吹きによって製造したガラスのかんびんやちろりも看板商品となっております。

所在地
〒840-0044 佐賀県佐賀市道祖元町106
お問い合わせ先
副島硝子工業(株)
TEL:0952-24-4211
副島硝子工業(株)(外部リンク)
料金
見学/無料(要確認)
アクセス
車:長崎自動車道佐賀大和インターチェンジから車で20分
JR:JR長崎本線佐賀駅からタクシー利用で15分
バス:佐賀駅バスセンターから、佐賀市営バス嘉瀬新町・森林公園経由久富行き乗車。バス停西田代下車徒歩5分
備考
工房は定休日とは別でお休みの場合もありますので、
見学を希望される場合は事前にご連絡下さい。

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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