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須古寿し(すこすし)

白石町の郷土料理に「須古(すこ)寿し」があります。古くから祭りや祝いごとがあればこの「箱ずし(押しずし)」を作り、客に振る舞います。伝承によれば、この地の代々の領主は、領内の農民をことのほか大事にし、米の品質改良に努めてきました。その米は「すし米」「酒造米」として評判が高く、全国的に名声を博したそうです。愛情あふれる領主に応えるため、領民は地元でとれた海の幸・山の幸を用いておいしい「すし」を作り、献上しました。この「須古寿し」は連綿と500年もの間、母から子へ、子から孫へと受け継がれ、現在に至っています。もち米に米を1割加えた酢飯を箱に詰め、有明海のムツゴロウ・しいたけ・タマゴ・ごぼう・奈良漬・紅しょうが・ミツバをのせて押しずしに。酢飯には、ムツゴロウの蒲焼の骨を漬けた合わせ酢を使うのがポイントで、まろやかで深みのある味に仕上がるとか。近頃はムツゴロウが手に入りにくいため、エビやコノシロで代用されることもあるそうです。

お問い合わせ先
白石町商工観光課
問合せ先電話番号
0952-84-7123

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