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写真:木の机に置いてある、様々な焼き物の写真

佐賀の秋は『やきもの』の秋… 2023年秋版・各地の陶磁器祭り、 窯開き情報まとめ

あそぼーさが編集部
2023年11月17日

佐賀の秋の風物詩。県内各地で陶磁器祭りや窯開きが開催されます。
一年でいちばん心地よい季節、やきものの町をのんびりと散策してみませんか?目で見て、手で触れて、心で感じて、佐賀のやきものの魅力を再発見できる機会です。
期間中は特別な展示販売やガイドツアーなど、さまざまな催しがあります。お楽しみがいっぱいの秋のやきものの町へ、ぜひお越しください。

 

【有田市】第19回 秋の有田陶磁器まつり

画像:第19回秋の有田陶磁器まつりのポスター

ゆっくり、のんびりと秋に彩られた有田の町が楽しめる「秋の有田陶磁器まつり」。
お気に入りの器を探してお買い物を楽しむ他にも、窯元で薪による窯焚きの特別公開や、秋の期間限定メニューでグルメを楽しんだり、着物を着て町歩きなど、楽しみ方は色々。
是非、秋の有田へおでかけください。

第19回 秋の有田陶磁器まつり
期間:2023年11月22日(水曜日)から11月26日(日曜日)
会場:有田町内各所
お問合せ先:有田観光協会(0955-43-2121)

炎の響演~薪窯(まきがま)めぐり~

有田を代表する窯元による夢の響演企画・薪窯(まきがま)焚きの公開。普段は公開されていない窯焚きの様子を特別に無料で見学できます。
400年もの間、受け継がれてきた伝統の薪窯とともに、熟練の職人が操る焱の表情や煙突から立ち上がる煙など、有田ならではの風景をお楽しみください。(50音順)

写真:今右衛門窯の正面の写真

今右衛門窯
色鍋島の歴史と伝統を守り続け、格調高い作品を生み出している窯元。松薪による窯焚きの様子をご覧いただけます。

【公開日時】11月25日(土曜日) 8時から10時
第一部:8時00分
第二部:8時45分
第三部:9時30分
※各30分の入れ替え制
問い合わせ先:今右衛門窯(0955-42-3101)

 

写真:様々な色味のレンガが使われた柿右衛門窯と、窯に薪をくべる男性の写真

柿右衛門窯
日本初の赤絵(色絵)の技術を開発し、余白を生かした繊細で絵画的な構図を特徴とする「柿右衛門様式」を現代に伝える由緒ある窯元。薪窯での本焼焼成作業が特別に一般公開され、係の案内を受けながらご覧いただけます。

【公開日時】11月25日(土曜日)
第一部:9時から12時
第二部:13時から16時
問い合わせ先:柿右衛門窯(0955-43-2267)

 

写真:熱い源右衛門窯の中に薪をくべる男性の写真

源右衛門窯
歴史と品格を兼ね備えた風情ある窯元。窯職人の仕事姿や煙突から煙が立ちのぼる様子など、古くから伝わる有田伝統の風景をお楽しみください。

【公開日時】11月25日(土曜日) 8時から17時
問い合わせ先:源右衛門窯(0955-42-4164)

 

写真:割竹式登り窯と、窯の入り口から立ち上る炎の写真

茂正工房
薪窯による焼成での窯変効果を狙った作品作りに取り組んでいる窯元。平成元年に薪窯による青磁の研究のため、割竹式登り窯を築く。その登り窯での焼成風景を臨場感溢れる中でご覧いただけます。

【公開日時】11月25日(土曜日) 10時から15時
問い合わせ先:茂正工房(0955-42-3444)

 

写真:小屋の中にある谷窯の様子を見守る男性

谷窯(登り窯) 深川製磁
18世紀に染付磁器が焼かれた古窯「谷窯」。その跡地に築かれた登り窯での窯焚きの様子を係の案内でご覧いただけます。
※予約制

【公開日時】11月25日(土曜日) 10時から16時
第一部:10時から11時
第二部:14時から15時
【定員】各回10名
※(11月16日現在)各回定員に達したため、受付を終了しています。

 

写真:小屋の中にある、天狗谷窯の中に薪をくべる男性の写真

天狗谷窯(登り窯)有田ポーセリンパーク
日本磁器創成期に使われていた天狗谷窯の発掘データをもとに再現された全長53メートルの登り窯。窯焚きの見学と、状況に応じて薪入れ体験もお楽しみいただけます。

【公開日時】11月25日(土曜日) 10時から16時
問い合わせ先:有田ポーセリンパーク(0955-41-0030)

 

【この期間だけの特別入場】泉山磁石場

写真:岩肌がむき出しになった山。採石の跡の大きな穴が2つ空いている

日本磁器発祥の地・泉山磁石場は、2018年秋にNHKの番組で詳しく紹介され、いくつかの奇跡によって出現した場所として今も注目を集めています。一部が国の史跡に指定されていることと安全を考慮して、通常は展望所から先には立ち入ることができません。
しかし、秋の有田陶磁器まつり期間限定で、スタッフの誘導により採掘場の中央付近まで立ち入ることができます。迫力ある景観をお楽しみください。

【特別開放時間】11月22日(水曜日)から26日(日曜日) 9時から17時
【入場料】無料
 

【新イベント】ヘリコプター遊覧飛行~空から有田のまちを見てみませんか?~

写真:飛行中のヘリコプターの空撮写真

泉山磁石場や黄金色に輝く大公孫樹、内山の町並みを上空からご覧いただけます。
秋の有田の思い出に、この日しか体験できない遊覧飛行で有田のまちを体感してみませんか?

【日時】11月25日(土) 10:00~16:00(遊覧時間:約5分)
【料金】12,000円 (1名から3名様まで同料金)
問い合わせ先:
【受付】株式会社有田まちづくり公社 (0955-25-9170)
【運航】エス・ジー・シー佐賀航空株式会社 (0952-46-2002)
 

【イベント・祭り】秋の有田陶磁器まつり

詳細情報を見る

 

 

【唐津市】唐津・窯元ツーリズム2023

画像:唐津窯元ツーリズムのパンフレット表紙

焼き物のまち佐賀県唐津市で開催する秋の窯元ツーリズム。
風光明媚な唐津の風景に佇む窯元、味わいのある唐津焼の展示即売や企画展、作家との交流、唐津に点在する豊かな地域の食や振る舞い…。
日常の喧噪を離れ、ゆっくりと窯元を訪ねる旅にでかけませんか?

期間:2023年11月18日(土曜日)から11月19日(日曜日)
時間:参加窯元により異なります。
会場:唐津市内の参加窯元
お問合せ先:唐津観光協会(0955-74-3355)

一日だけの髙取家コレクション展

肥前の炭鉱王 髙取伊好の邸宅を会場に、九州陶磁文化館に寄贈された髙取家コレクションの中からセレクトした名品を、一日だけ特別に展示します。

【日時】11月20日(月曜日) 10時から17時
【会場】旧髙取邸(唐津市北城内5-40)
主催・問い合わせ先:(一社)唐津観光協会(0955-74-3355)

「唐津白磁と椿展」&「髙取家所蔵茶器でのお呈茶」

【日時】11月18日(土曜日)から20日(月曜日) 9時から17時 お手前披露:11月20日(月曜日) 11時/15時
【会場】旧大島邸(唐津市南城内4-23)
主催・問い合わせ先:(一社)唐津観光協会(0955-74-3355)

 

 

 

【武雄市】窯開き情報

雄の焼き物は、約400年の歴史があります。その伝統は地区ごとに引き継がれ、個性あふれる多彩な作品に出逢うことができます。
武雄市内ある、約90軒の窯元で、10月下旬から11月にかけて続々と窯開きが開催されます。

【金子窯】秋の窯開き展 10月21日(土)から10月22日(日)
【桃林窯】桃林窯の窯びらきと手しごと展 11月3日(祝)から11月5日(日)
【汲古窯】秋の窯場展 11月18日(土)から11月26日(日)
【中島陶芸】中島和雄窯場展 11月18日(土)から11月24日(金)
【宸山窯】秋の窯開き展 11月25日(土)から11月26日(日)
【一峰窯】秋の陶器市 11月18日(土)から11月23日(祝)
【辻修窯】黒髪山陶芸村 秋の窯開き 11月23日(祝)から11月26日(日)
【いろえ工房】黒髪山陶芸村 秋の窯開き 11月23日(祝)から11月26日(日)
【宝寿窯】黒髪山陶芸村 秋の窯開き 11月23日(祝)から11月26日(日)
【房 空路】黒髪山陶芸作家村 秋の窯開き 11月23日(祝)から11月26日(日)
【亀翁窯】秋の亀翁窯 窯びらき 11月23日(祝)から11月26日(日)
【東馬窯】秋の窯出し展 11月23日(祝)から11月26日(日)
【明山窯】秋の窯びらき 11月23日(祝)から11月26日(日)
【丸田宣政窯】民陶火まつり 黒牟田焼丸田宣政窯 11月23日(祝)から11月26日(日)
【金龍窯】秋の陶器市 11月22日(水)から11月26日(日)
【くろかみ窯】秋の窯場展 11月23日(祝)から11月26日(日)

 

【イベント・祭り】黒髪山陶芸村 秋の窯開き

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【伊万里市】鍋島藩窯秋まつり・窯元市

画像:鍋島藩窯秋まつりのチラシ

期間中は「奉納式」、「筆供養」、各窯元によるテーマ展示「秋彩々」が開催されます。

期間:2023年11月1日(水曜日)から11月5日(日曜日)
会場:伊万里市内の各地
お問合せ先:伊万里鍋島焼協同組合(0955-23-7293)

 

 

「肥前やきもの圏ドライブスタンプラリー」開催中!

画像:「肥前やきもの圏ドライブスタンプラリー」のチラシ

各地のやきものイベントにお出かけの際は「肥前やきもの圏ドライブスタンプラリー」のご参加をおすすめします!
スタンプを集めて応募すると、抽選で126名に伊万里牛や有田焼アクセサリーなどの特産品が当たります。
 

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あそぼーさが編集部

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