佐賀県には、季節限定のイベントから穴場まで、数々の絶景スポットが存在します。人工的に創られたアートや建造物、自然そのものの景色などさまざま。そんな思わず写真を撮りたくなるスポット5選をご紹介します!
期間限定のアート空間「チームラボ かみさまがすまう森」
御船山楽園(みふねやまらくえん)
武雄市にある御船山楽園で2023年7月14日(金曜日)から11月5日(日曜日)まで開催しているアート展(2015年から毎年開催)。デジタルアート集団「チームラボ」が造り上げる世界観が、武雄市の象徴である御船山のふもとに広がります。御船山のライトアップは19時からですが、室内展示は11時から鑑賞可能。少し早めに来てゆっくり回るのも良いかもしれません。
室内展示を鑑賞したあとは、ロビーの中にある「EN TEA HOUSE 応灯楼」で一服。ここでは、佐賀県嬉野市で生まれた茶葉ブランド「EN TEA」のお茶と茶菓子を味わうことができます。
私はレモングラスほうじ茶ラテをいただきました。この空間も相まって、贅沢な時間です。
開園時間になると、チームラボチケット専用のゲートから御船山楽園に入場します。私が取材した8月上旬、開園してすぐはまだ少し空が明るく、灯りが点りはじめた雰囲気もまた幻想的でした。
音や光の空間に包まれながら、ゆっくりと庭園を散歩していると徐々に日が暮れていきます。
少し登ったところで下を見ると、青、赤、紫など切り替わるライトアップが庭園を彩り、思わず息が漏れてしまう美しさ。
そして園内にある光の道に誘われて歩いていくと、岩や木々にプロジェクションマッピングされた作品の数々を見ることができます。
木々に反射する光や、その影は非日常的な表情を見せてくれます。全体の美しさだけでなく近い視点から見てみると、面白い発見があるかもしれません。
少し歩き疲れたら、庭園の中にある「EN TEA HOUSE-幻花亭」で休憩とアート鑑賞を。お茶に浮かぶアート作品は時間とともに変化し、味覚と視覚で私たちを楽しませてくれます。
一つ一つをゆっくりと堪能するには、夕方頃から室内作品を見て、夜は開園時間と同時くらいに入場するのがおすすめです。19時以降も、御船山楽園内の入り口から室内展示場に入ることができますので、昼間とは違う雰囲気も味わえます。
「チームラボ かみさまがすまう森」。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
スポット名 | 御船山楽園 |
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営業時間 | 8時から17時 (季節により変動) |
定休日 | 無休 |
住所 | 武雄市武雄町4100 |
電話番号 | 0954-23-3131 |
開催情報 | チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー |
開催期間 | 2023年7月14日 (金曜日)から11月5日 (日曜日) |
開催時間 | 7月14 日(金曜日)から 9月10 日(日曜日) 19時から 22時30分 9月11日 (月曜日) から 10月8 日(日曜日) 18時から 22時30分 10月9日 (月曜日) から 11月5日 (日曜日) 17時から 22時30分 最終入場22時 |
アクセス | 車:長崎自動車道武雄北方ICから車で10分 JR:JR佐世保線武雄温泉駅から徒歩30分 バス:JR佐世保線武雄温泉駅からJRバス嬉野行き乗車。バス停御船山楽園前下車徒歩1分 |
備考 |
御船山楽園
ライトアップで筑後川を彩る「筑後川昇開橋」
筑後川昇開橋(ちくごがわしょうかいきょう)
筑後川をはさんで諸富町と大川市(福岡県)を結ぶかつての鉄道で、現在は歩道橋として再利用されている「筑後川昇開橋」。橋が下がっているときは、歩いて川を渡ることができます。
高さは約23メートルで、竣工当時は「東洋一の可動式鉄橋」と呼ばれていました。現存する昇開式可動橋としては日本最古のもので、平成15年には国指定重要文化財に、平成19年には社団法人日本機械学会から機械遺産に認定されるなど貴重な橋です。
昇開橋の佐賀県側にある道の駅ドロンパには「もろどみ駅」を再現した看板があり、鉄道の跡を見ることができます。(駅跡は別の場所)
道の駅から川沿いに少し歩くと橋の全体像が見えてきます。
日没から22時まで、橋のフォルムを浮かび上がらせる幻想的なライトアップがされています。間近で橋の迫力を味わいつつ、筑後川昇開橋の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | 筑後川昇開橋 |
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定休日 | 月曜日(祝日のときは翌日)12月29日から1月3日 |
遊歩道の開放時間 | 3月から11月 9時から21時、12月から2月 9時から17時 |
住所(佐賀県) | 佐賀市諸富町大字為重先 |
電話番号 | 0952-47-2131(佐賀市役所諸富支所) |
住所(福岡県) | 福岡県大川市大字向島地先 |
電話番号 | 0944-87-9919(公益財団法人 筑後川昇開橋観光財団) |
営業時間 | 9時から17時 |
駐車場 | 佐賀県側、福岡県側に各20台程度 無料 |
アクセス | JR長崎本線利用 JR佐賀駅下車、佐賀市営バス「早津江行き」で約25分 昇開橋バス停下車 徒歩約5分 ・車でのアクセス 九州自動車道 みやま柳川ICより車で約40分 長崎自動車道 東脊振ICより車で約30分 |
筑後川昇開橋
水の流れる音に癒される、有田猿川地区「猿川渓谷」
猿川渓谷(さるかわけいこく)
有田焼が有名な佐賀県西浦郡有田町。
有田駅から20分ほど歩くと、猿川地区という場所があります。
有田焼で「八幡橋」と書かれた特徴的な橋を渡ると、
その先には猿川八幡神社、そして社殿を守るようにしてたつ、狛犬の姿が。
社殿に手を合わせたあと、渓谷へと向かいます。
神社前の公園を抜けると、すぐ近くを流れているのが猿川渓谷。上流に向かって歩くこと数分、振り返ると圧巻の風景が目の前に広がります。
川の天然プールは、夏は子どもたちの遊び場になるほど、涼しげな水音が心地良い空間です。
川に降りると山と空に囲まれた自然を一層感じることができパワーを貰えるような気がしました。春夏秋冬の様々な表情を切りとりに、訪れてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | 猿川八幡神社・猿川渓谷 |
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住所 | 西松浦郡有田町岩谷川内3-4-1 |
駐車場 | あり |
アクセス | 最寄り駅:JR佐世保線 有田駅 |
富士しゃくなげ湖を形成する「嘉瀬川ダム」の景色
嘉瀬川ダム(かせがわだむ)
佐賀県富士町に位置する高さ97.0メートルの「嘉瀬川ダム」。ダムによって形成された人造湖は「富士しゃくなげ湖」と命名され、佐賀県最大の規模を誇っています。「富士しゃくなげの里」のデッキからはダム湖を一望でき、また遊歩道を歩いていくとダムを正面にした記念撮影スポットもあります。
そしてダム湖の反対側には山並みが広がっており、、ダムの上からの眺めは絶景です。
畑瀬トンネル側(しゃくなげの里と反対側)に行くと、ダム湖に光が降り注ぐ様子が綺麗だったので思わず撮影。
道の駅にはお土産や、ランチもあるのでのんびり過ごすことができ、家族連れにもおすすめのスポットです。
スポット名 | 嘉瀬川ダム |
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住所 | 佐賀市富士町畑瀬1-1 |
問い合わせ先 | 国土交通省 九州地方整備局 佐賀河川事務所 嘉瀬川ダム管理支所 |
電話番号 | 0952-51-8321 |
備考 |
さが名木100選のスギ
かざまつさん
「佐賀の名木・古木」に登録されている名木・古木の約900本の中から、学術的に貴重なものや、佐賀県の象徴として選定されたのが「さが名木100選」です。そんな名木100選のうちの一つが、富士町上合瀬地区にある推定樹齢1000年と言われる大スギ「かざまつさん(風松さん)」。佐賀市街地から国道263号線を北上し、「旬菜舎さと山」さんが見えたら左の道へ入り三瀬栗並線を走ります。
かざまつさんへの道は狭い道路かつ住宅地にあるので、車を降りて徒歩で進みます。少し登ると、バス停の近くに次の看板が出ています。
※近隣の方にご配慮をお願いいたします。
かざまつさん、この上徒歩10分。
さらに歩いていくと「左へ」の案内板が見えてきました。この先、かざまつさんに続く道は、結構な山道になっていますので、訪れる際には歩きやすい靴がおすすめです。森の中は立派な木々が立ち並び、合間から降り注ぐ光がとても綺麗です。
案内板に従い、ゆったりと森の中を歩くこと数分。
周囲の木々に守られるようにして堂々と立つ「かざまつさん」の姿が見えてきました。
四方に伸びる枝は迫力満点。ぐるりと周りを歩いて色々な角度から写真に収めました。
大杉の姿が見えた時は、何とも言えない感動があります。ゆっくりと自然を堪能しつつ、歩いてみるのはいかがでしょうか。
スポット名 | かざまつさん |
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住所 | 佐賀市富士町大字下合瀬714 |
アクセス | (有)行武自動車を目印に集落へ上る道を進み、 看板をもとに林道を歩くと約10分スで約7分 |