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筑後川昇開橋(ちくごがわしょうかいきょう)

九州・筑後川に掛かる世界有数の昇開式可動橋

佐賀市諸富(もろどみ)町のシンボル・筑後川昇開橋(しょうかいきょう)は、九州一の大河・筑後(ちくご)川に架かる世界でも有数の昇開式可動橋です。全長507m。高さ30mの2つの鉄塔にはさまれた中央部が23mの高さまでエレベーターのように上昇し、その下を大型船が自在に航行できるようになっています。当時、頻繁に行き交っていた大型船の航行を妨げず、なおかつ潮の満ち引きの差が激しい広大な川に橋を架け、列車を走らせる。この大きな問題を解決するため悩み苦しんだ結果、「昇開式」という大胆で斬新なアイデアが生まれました。しかし、最大6mの干満の差がある有明海は、筑後川の水面を常に変化させ、また16mという厚い川底の粘土層が工事の行く手を阻み、工法・建設は困難を極めました。度重なる苦難を乗り越え、昭和10(1935)年5月25日、旧国鉄佐賀線の鉄道橋、東洋一の昇開橋が完成し話題になりました。以来、水陸路両面から交通の要衝として人々の暮らしを支え活躍してきました。ところが、昭和62(1987)年3月27日、時代のながれに逆らえず佐賀線は廃止、50余年間絶え間なく果たしてきた鉄道橋としての役割を、惜しまれつつ静かに終えました。そして、平成8年4月29日、ついに筑後川昇開橋は遊歩道として甦ったのです。その名も「タワーブリッジ遊歩」。9時から16時30分の間、可動桁が降り佐賀市諸富町と対岸の福岡県大川市を結びます。昼間は和やかな散歩道、夜にはライトアップされた橋が水面に浮かび、恋人達にロマンチックで素敵なひとときをプレゼントしてくれます。夕陽に映える美しいシルエットも見逃せません。なお、17時以降可動桁が降りていない時も遊歩道は開放されており(12月から2月を除く)、橋の中央部まで行くことができます。平成15年(2003年)5月30日に、国の重要文化財に指定され、平成19年(2007年)8月7日には、機械遺産にも認定されました。
橋のたもとにある特産物直売所「橋の駅ドロンパ」では、新鮮な地元の魚介類や野菜などが販売されていて、多くのお客さんで賑わっています。

営業時間
遊歩道の開放時間:
3月から11月 9時から21時、
12月から2月 9時から17時
定休日
月曜日(祝日のときは翌日)
12月29日から1月3日
所在地
〒840-2102 佐賀県佐賀市諸富町大字為重地先
駐車場
佐賀市側、大川市側に各20台程度 無料
アクセス
JR佐賀駅下車、佐賀市営バス「早津江行き」で25分
昇開橋バス停下車 徒歩5分
お問い合わせ先
公益財団法人 筑後川昇開橋観光財団
TEL:0944-87-9919
FAX:0944-85-0353
関連リンク
備考
橋の可動時間:9時から16時30分
自転車から降りて通行可
バイク、ペット連れの通行は不可

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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