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海中鳥居の朝焼けの画像

四季折々で癒される。佐賀の絶景スポット(秋~冬編)

あそぼーさが編集部
2023年03月23日

佐賀には秋・冬の季節だから出会える絶景もたくさんあります。澄んだ空気の中で凛と咲く花々、葉を赤く染める紅葉、冬の夜を彩る夜景やイルミネーション、幻想的な海絶景をご紹介します。
季節のうつろいを感じる絶景旅をぜひ、佐賀で♪ 秋冬のお出かけプランの参考にしてみてください

(秋)山田ひまわり園

秋空の下、黄色に染まる山田ひまわり園

秋のひまわりの画像1
秋のひまわりの画像2

見頃:11月初旬~11月中旬 ※開園期間11月1日~11月30日まで

夏のイメージがあるひまわりですが、みやき町で見られるのは“秋のひまわり”。
中山間地組合が休耕田の棚田を活用する為に植え、今では約10万本のひまわりが花を咲かせるようになりました。
満開の時期の週末には、この光景を楽しみに多くの観光客が訪れる人気スポットです。

鷹取山のハゼの紅葉や赤く色づくケイトウとのコラボレーションはこの時期ならでは。夏のひまわりとは一味違った趣が感じられます。また、満開を迎えても、里山の冷涼な空気が天然の冷蔵庫となり、満開の時期が一週間程度続くのも特徴とのこと。
秋晴れの日にはカメラ片手に訪れてみてはいかがでしょう。

山田ひまわり園

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(秋)環境芸術の森

壮観!環境芸術の森のリフレクション絶景

環境芸術の森の写真
風遊山荘
環境芸術の森の写真

紅葉:11月

唐津市厳木町作礼山南西斜面に位置する「環境芸術の森」。
森の作者の環境への想いの込められた森は、池や木橋、自然のトンネルが配置され、散策しながら自然の美しさを堪能できる空間です。秋になると約10haもの敷地で約1万本のもみじなどの木々が鮮やかに色付き、より一層、幻想的な世界が広がります。

森の一番の人気写真スポットは、明治初め頃に建てられた古い建物の廃材を利用して建てられた休憩所、「風遊山荘」。漆のテーブルに紅葉が映り込む、リフレクション絶景を観ることができます。
秋は11月1日~11月30日(予定)、春は4月中旬~6月下旬(予定)。それ以外は要問合せ。

環境芸術の森

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(秋)干潟よか公園シチメンソウ

海の紅葉『シチメンソウ』群生地

赤い絨毯シチメンソウの画像
夕日とシチメンソウの画像

見頃:11月上旬

晩秋の有明海の東与賀海岸では幅10m、約1.6kmにわたり、シチメンソウが赤く色付き、まるで赤い絨毯を広げたような景色に。山で見上げる紅葉とは違い、足元に広がる紅葉は、晩秋の風物詩として楽しむことができます。シチメンソウとは、高さ20~40cmにもなる、ヒユ科の一年草。満潮時に潮をかぶり、干潮時に干潟になる環境で生育する貴重な「塩生植物」です。

夕日に染まっていく空とシチメンソウの組み合わせは美しく、この時期にしか楽しめない絶景です。なかなか見られないシチメンソウを海岸の散策とともに、じっくり観察してみてはいかがでしょうか。

写真提供/一般社団法人 佐賀市観光協会(2枚目)

シチメンソウ

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(冬)朝日山展望台の夜景

きらめく光を一望する、朝日山展望台

朝日山公園の画像
朝日山公園の冬の夜景の写真

桜の名所としても知られる鳥栖市の「朝日山公園」は小高い山になっています。標高132.9mの頂上には展望台が整備されており、鳥栖市、遠くは佐賀市まで眺めることができます。

おすすめは、空気が澄んだ冬の夜景!町のカラフルな光たちがキラキラと輝き、見応え抜群です。九州新幹線の停車駅である新鳥栖駅も見下ろすことができるので、新幹線の通過シーンに出合えることも。山の中腹にある駐車場からは10~20分程度歩くので、歩きやすい靴で行くのが◎!
冬の晴れた日に温かいドリンク片手に、パノラマ夜景を楽しみに出かけてみてはいかがでしょう。

写真提供/鳥栖市 都市計画課(1枚目)

朝日山公園

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(冬)吉野ケ里光の響

幻想的な光のイベント「吉野ヶ里 光の響」

吉野ヶ里 光の響の画像1
吉野ヶ里 光の響の画像2
ナイトグローの写真

開催時期:12月の土日(6日間)

紀元前5世紀から紀元3世紀までの弥生時代の遺跡「吉野ヶ里遺跡」は佐賀県神埼郡の旧神埼町・旧三田川町・旧東脊振村の3つの町村にまたがった日本最大規模の遺跡です。
遺跡上に整備された「吉野ヶ里歴史公園」は物見櫓などが復元され、当時の集落を再現しています。そんな過去の日本へ想いが巡る場所で、毎年12月に開催されているライトアップイベントが「吉野ヶ里 光の響」です。

公園の中央部にある南内郭の広場では、赤や黄色に光る約6000個のキャンドル紙灯籠で「光の地上絵」が描かれます。物見櫓から見下ろすとはっきり浮かび上がる図柄は、毎年描かれる内容が異なり、訪れる人を楽しませます。物見櫓や竪穴住居もライトアップされ、広場全体が幻想的な雰囲気に。

迫力ある熱気球の夜間係留「ナイトグロー」は“佐賀インターナショナル バルーンフェスタ”で有名な佐賀ならでは。バーナーの光で照らし出され、浮かび上がるバルーンたちの夜間係留を楽しめるイベントです。

夜空に映えるバルーンたちは巨大な光のオブジェに。めったに見ることができない光景に、胸躍る時間を過ごしてください。

ライトアップイベント「吉野ヶ里 光の響」
会場:歴史公園センター(東口)~南内郭~
期間:毎年12月の土日(6日間)
時間:17時~21時(最終入園は20時30分)
休み:開催期間中はなし
料金:17時以前の入場者は引き続きイベントに参加可能。
17時以降の入園料:大人280円、65歳以上200円、中学生以下無料

写真提供/吉野ヶ里公園管理センター(1・2・3枚目)

【イベント・祭り】吉野ヶ里 光の響

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(冬)大魚神社の海中鳥居

有明海に浮かぶ…。大魚神社の海中鳥居

海中鳥居の画像
海中鳥居の干潮時の画像
海中鳥居の朝焼けの時間帯の画像

見頃:冬

有明海に浮かぶ3基の海中鳥居は、沖ノ島と大魚神社を一直線に結んだところに建つ鳥居。この鳥居には言い伝えが残っています。

その昔、悪代官がいて、村人に憎まれるほど。村人たちは悪代官を誘い出し、満潮時には沈んでしまう沖ノ島に悪代官を残して帰ることに。取り残された悪代官は反省し、神に祈りました。すると、大きな魚が現れ、その背に乗って陸へと帰ってくることができ悪代官は改心。その魚を大魚大明神として祀ることにしました。その奉賛として大魚大明神の前の石の鳥居と沖ノ島との間に建てられたと言い伝えられています。

海中鳥居は今でも地元住民によって代々建て替えられ続け、海の守り神として豊漁と海の安全を祈願し大切にされています。

この鳥居のある太良町は「月の引力が見える町」といわれ、潮位の干満差が大きくなる場所です。引き潮時には鳥居の下を歩けるほどで、海に建つ鳥居と一緒に写真を撮ることができ、潮の満ち引きや時間帯によって変わる表情が魅力のフォトスポットでもあります。

さらに神秘的な装いを見せるのは朝焼けの時間帯。濃い紺色の空に太陽が昇り始めると、美しいグラデーションに。日の出の30分前後のシャッターチャンスを目指して、早起きして訪れたいスポットです。

写真提供/太良町役場企画商工課(1・2・3枚目)

海中鳥居・海中道路

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(冬)牛尾梅林

ピンクと白に染まる山肌。牛尾梅林の冬景色

牛尾梅林の画像1
牛尾梅林の画像2
牛尾梅林の画像3

見頃:2月末~3月上旬

牛尾梅林は小城市の南部、牛尾山南西部の牛尾神社周辺に広がる梅林で、広大なエリアに約5,000本もの梅が栽培されています。牛尾神社は796年創建の古社で、源義経や弁慶が腰旗を奉納し、源頼朝が神領を寄進したといわれている、歴史のある神社です。

果実栽培の歴史としては県内最古とも言われ、剪定も行われており、見頃を迎えると山肌一面を淡い色の梅の花が覆い、梅の香りにつつまれます。

丸く可愛らしい満開の梅の花に、一足早い春の訪れを感じます。梅の開花がピークとなる時期には、地元の梅生産者の主催で「牛尾梅まつり」が開催。音楽ライブなどのイベントや梅を使った特産品の販売などがあり、多くの人で賑わいます。

牛尾山の山頂からは佐賀平野、遠くに雲仙も眺めることも。これから春を迎えるという時期に、一足早めのお花見はいかがでしょう。

写真提供/小城市農林水産課(2・3枚目)

牛尾梅林(うしのおばいりん)

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あそぼーさが編集部

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    高原陽子

    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

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