ARTICLE

記事

写真:吉野山キャンプ場

旅先は三瀬高原! ノスタルジックな風景と地元の 美味しい食材をキャンプで堪能!!

sora camp
2023年08月25日

三瀬高原は福岡市中心部から車で約50分、佐賀大和インターチェンジから車で約20分とアクセスも良く、自然も豊かな場所。地元野菜や三瀬高原ならではの名産品など、その土地の個性を食で体感できます。今回は、そんな三瀬高原でノスタルジックな風景のあるキャンプ場と、キャンプがより楽しくなる美味しい食材調達スポットをご紹介いたします。

ノスタルジックな『吉野山キャンプ場』で、自然を満喫しよう!

吉野山キャンプ場

吉野山キャンプ場への道のりは、まるで映画のようなイントロダクション。福岡と佐賀をつなぐ263号線沿いの三瀬郵便局から県道46号線に入ると、懐かしさに胸の奥をギュッとつかまれるような田園風景が広がっています。

写真:田園風景

丁寧に手入れのされたあぜ道と田畑、「田舎」と一言にいってもこんなに美しい場所は、なかなかありません。川沿いの道を山の方に車を走らせていくと、キャンプ場の看板を見つけることができます。

写真:キャンプ場入口

吉野山キャンプ場は、平成6年に開業し、30年以上にわたり多くの人に愛されてきた場所です。

写真:キャンプ場の広場
写真:キャンプ場の案内図

キャンプ場には全25区画あるキャンプサイトに、全5棟のログハウスがあります。キャンプサイトの種類は3タイプ。小川をすぐそばで楽しめるせせらぎサイト、開放感のあるふれあい広場、プライベート感のある広場上段のサイトとキャンプスタイルに合わせて選べます。

写真:ログハウス

ログハウスは、平屋建が4棟(定員5名)、2階建が1棟(定員10名)。電気と照明のみのシンプルな設備なので、寝具等は各自でご準備が必要です。説備は古い所もありますが、細部まで手入れがされており、気持ちよく過ごせます。

サイトのすぐ横には、まさに「清流」と言う名にふさわしい透明度を持つ小川が流れています。水のきれいな場所にしかいないという珍しいヘビトンボの姿も見られました。

写真:川で遊ぶ親子

取材時は夏場で、気温は30度を超える日でしたが、川に入ると水はとっても冷たく、涼しい時間を過ごせます。
川は浅い所が多いですが、岩がごつごつしているので、川遊びの際は、是非サンダル持参で!また、水辺に行く際は子供だけでなく、必ず大人が同伴してくださいね。

写真:川の流れ

今回利用したのは、ふれあい広場の1区画。サイトの広さは約8m✕8mあり、1台分の駐車スペースとテントスペースとして利用できます。車が横付けできるので荷物の搬入も楽々です。
取材時は、暑い時期だったのでタープにインナーテントの簡単な装備で過ごしました。

写真:川

日が傾き始めたら、焚火の準備の時間です。特に秋冬は日が落ちるのが早いので、まだ明るいかな?という時間から、夕食の準備や火おこしを始めるのがベター。

写真:新鮮なお野菜
写真:キャンプ場で作くるご飯

食事を済ませて、または、食事をしながら、夜へと変化する空を楽しみましょう。

写真:乾杯の様子
写真:夜になっていく空

キャンプ場では、薪(1束400円)木炭(1kg200円)、スウェーデントーチ(1,000円〜)の販売もしています。購入の際は、利用料の集金時にスタッフへその旨をお伝えください。場内は直火禁止ですので、必ず焚き火台を準備してくださいね。

写真:ランタン

キャンプ場内は、ネットは繋がりにくいため、デジタルデトックスの場としても最適です。スマホを置いてながめる自然風景や焚き火の時間は、人を優しい気持ちにしてくれます。キャンプでしか味わえない癒しの時間を、ぜひ堪能してくださいね。

スポット情報(2023年8月25日現在)
スポット名 吉野山キャンプ場
住所 佐賀県佐賀市三瀬村藤原186-10
電話番号 080-2043-2522
(お問い合わせ時間:9時から17時)
営業時間 日帰り / 11時から17時
宿泊 / 11時から翌10時
店休日 不定休

料金

テントサイト(2,000円)/ ログハウス平屋建(6,200円)/
ログハウス2階建(10,400円)

駐車場 あり
関連URL 吉野山キャンプ場(ホームページ)
備考

予約はネット予約のみ。
キャンプ場内に入浴施設が無いため、近隣の入浴施設をご利用ください。
ペット同伴は不可です。

吉野山キャンプ場

詳細情報を見る

三瀬高原でうまれたみつせ鶏を味わおう!精肉のテイクアウトも可能な『炭火焼 炭炎』

炭火焼 炭炎

写真:炭炎の外観

みつせ鶏は、フランスの赤鶏をルーツに持ち、この三瀬高原でうまれたブランド鶏。お肉の深い味わいとプリプリの食感が魅力です。九州を代表する美味しい鶏肉として、多くの人に愛されています。「炭火焼炭炎」では、みつせ鶏を炭火焼で味わえるお店。七輪で焼く日替わり焼肉セット(1,700円)や、みつせ鶏4人焼肉セット(6,800円)など、店内でBBQを楽しみながらお食事できます。また、炭火焼のとりももやとりトロのテイクアウトも可能です。

写真:鶏肉を焼く様子
写真:鶏肉を焼く様子

また、「炭火焼炭炎」では、店内でみつせ鶏を味わえるだけでなく、テイクアウト可能な精肉の販売も行っています。キャンプにおすすめしたいのが、種類ごとに50g〜100gに分けられた精肉の真空パック。価格も250円から販売しており、お好きな部位を必要な分だけ購入できるのがうれしいですね。新鮮なうちに真空パックにして冷凍しているので、鮮度も抜群。キャンプ場で5分ほど流水解凍すれば、調理ができ手軽です。

写真:肉の真空パック

是非味わってほしいのは、手羽の肩付近にあるお肉、とりトロ。1羽の鶏から僅かしか取れない希少部位でもあり、柔らかい食感とお肉の旨味がたまりません。

写真:骨付きもも肉

また、骨付きモモ肉は、網の上でも映える存在感!ジューシーで旨味のあるお肉は、食べ応えがありますよ。あらかじめ骨を抜かれて販売されている手羽元など、小さな子供でも食べやすいように処理されているところも嬉しいポイントです。

写真:みつせ鶏を焼く様子

みつせ鶏の魅力はその豊かな風味です。炭火で焼くなら、できれば熾火や直接炎が当たらない場所で炭の薫りを控えめにして焼くのがおすすめ。ゆっくりじっくり時間をかけて火を通して、みつせ鶏の美味しさを余すことなく味わいましょう。

写真:貸出のキャンプセット
写真提供 / 炭火焼 炭炎

こちらの店舗では、キャンプセットの貸出もしています。利用料金は15,000円で、4人用テント、シュラフ、テーブル、コンロ、など、キャンプに必要な物が全部セット。キャンプ場での設営、後片付けまで、ベテランスタッフがサポートしてくれるため、キャンプ初心者の方のキャンプデビューにも最適です。
キャンプを始めてみたいけれど、どんな道具を選んでいいかわからない、という方はぜひご利用ください!

スポット情報(2023年8月25日現在)
スポット名 炭火焼 炭炎
住所 佐賀県佐賀市三瀬村杠649
電話番号 0952-56-2800
営業時間 10時から19時
店休日

不定休 / 1月1日
※台風や大雪などの悪天候の場合はお休みすることがあります。

駐車場 あり(20台)
アクセス どんぐり村から車で約5分
三瀬トンネルから車で約5分
関連URL 炭火焼 炭炎(ホームページ)

炭火焼 炭炎

詳細情報を見る

キャンプ飯のお野菜調達ならココ!品ぞろえ豊富なやさい『直売所 マッちゃん』

やさい直売所 マッちゃん

写真:マッちゃんの外観

新鮮な野菜が手に入るやさい直売所マッちゃん。地元のお野菜はもちろん、お惣菜、フルーツなども取り扱っており、品ぞろえも豊富です。

写真:マッちゃんの内装
写真:購入できる野菜
写真:新米など

取材の時期は夏野菜やブドウなどが並んでいましたが、秋からは栗や新米なども入荷予定。季節感のあるキャンプ飯を楽しめます。

写真:きな粉パン
写真:芋まんじゅう

名物のきな粉パンは、ぜひ味わいたい一品。素朴な甘さが懐かしい味です。出来立ては、特に生地がふわふわ、ぜひ温かいうちに味わってみてくださいね。

写真:芋まんじゅう
写真:ホットサンドメーカーで焼いた芋まんじゅう

人気の芋まんじゅうは、大きなサツマイモと餡子が中に入っていて、ボリューム満点!サツマイモの甘みがコーヒーとの相性も良く、キャンプのおやつにもおすすめです。ホットサンドメーカーで焼くと、表面がカリッとして、また違う食感を楽しめます。

写真:ザル寄せ豆腐

ザル寄せ豆腐は、赤ちゃんのほっぺのような柔らかさで、大豆の甘みをしっかりでとても美味しいですよ。

写真:店員さん

直売所にはレストランも併設され、お野菜をふんだんに使ったお食事を頂けます。大人気のザルよせ豆腐を使った揚げ出し豆腐や、うどんなどを販売。キャンプ前後のランチにもおすすめですよ!

スポット情報(2023年8月25日現在)
スポット名 やさい直売所 マッちゃん
住所 佐賀県佐賀市三瀬村杠246-1
電話番号 0952-56-2705
営業時間 【直売所】
8時30分から17時30分(11月~3月)
8時30分から18時(4月~10月)
【レストラン】
10時から15時
店休日 1月1日、1月の大掃除(不定期)
※台風や大雪などの悪天候の場合はお休みすることがあります。
駐車場 あり(100台)
アクセス 国道263号沿い
福岡方面からは三瀬トンネルを抜けて右手
佐賀方面からは長崎自動車道佐賀大和ICから約20分。
関連URL やさい直売所 マッちゃん(ホームページ)

やさい直売所 マッちゃん

詳細情報を見る

アイルランド直輸入のお菓子やお酒で、大人のキャンプを楽しむ!!『三瀬高原ぶるっく』

アイルランドの店 三瀬高原ぶるっく

写真:三瀬高原ぶるっく の外観

アイルランドの店 三瀬高原ぶるっくは、オーナー難波さんご夫婦が、日本に馴染みのないアイルランドとの懸け橋になりたい、という想いから、アイルランドに似た風景のある三瀬高原のこの場所にお店をオープン。アイルランドの食材や雑貨などを販売しており、九州ではここでしか手に入らないオハラズのアイリッシュビールやアイルランド直輸入のお菓子なども購入が可能です。

写真:売り場の様子
写真:売り場の様子
写真:売り場の様子

一番人気のスケリッグス・チョコレートや、原料の半分がチーズのチーズサブレなど、日本のお菓子にはない上品な味わいが人気です。ギフトやお土産にピッタリですよ。

写真:周辺の風景
写真:店の外観
写真:店内の様子

店内ではコーヒーや紅茶などのカフェ利用も可能。お店から見える穏やかな田園風景を眺めながら、アイルランドに想いを馳せる特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

三瀬高原ぶるっくで、キャンプにおすすめなのがアイルランドのお酒たち。

写真:アイルランドのビール

グループキャンプで味わうなら、オハラズのアイリッシュビール(572円)を。種類は全部で5種類。黒ビールやIPAなど好みに合わせて選べます。また、マグナーズのシードル(567円)は女性にも人気です。写真のベリーの他にも、リンゴ、洋梨の3種類があり、色味もとてもキュート。自然の中でも一段と映えるラベルデザインも素敵ですよね。より大人のキャンプを楽しみたいなら、ジンジャービアとジェムソンのウイスキーミニボトルはいかがでしょう?

写真:ジンジャービア・ジェムソン

ノンアルコールドリンクのジンジャービア(410円)は、ショウガがガツンと効いた辛みの強いジンジャーエールで、爽やかな飲み心地。ショウガ好きなら唸る1本となっています。ジェムソン(330円)は、モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしてつくったブレンデッドと呼ばれるウイスキー。とても香りがよく華やかな味わいが魅力です。

写真:ランタンと焚火

おすすめの飲み方はジンジャービアとジェムソンを3:1で割って飲む方法。ウイスキーの深い香りとジンジャーの辛みがそれぞれの良さを引き立てあい、特別な味わいを楽しめます。

写真:アイルランドのサブレやチョコレート

セイボリー・チーズ・サブレ(1,280円)やミルクチョコレート・シャーズ・ウィズ・オレンジ(1,695円)を添えて、アイルランドを感じるキャンプを満喫してくださいね。

写真:オーナー夫婦

お店では、オーナーご夫妻がにこやかに出迎えてくださいます。とっても説明上手なので、商品のことなどぜひ尋ねてみてくださいね。

スポット情報(2023年8月25日現在)
スポット名 アイルランドの店 三瀬高原ぶるっく
住所 佐賀県佐賀市三瀬村藤原3819-1
電話番号 0952-65-4900
営業時間 11時から17時(変更の場合あり)
店休日 火曜・水曜(不定休あり)
駐車場 あり(12台)
アクセス 佐賀大和インターから三瀬方面へ車で20分
関連URL アイルランドの店 三瀬高原ぶるっく(ホームページ)

アイルランドの店 三瀬高原ぶるっく

詳細情報を見る
写真:三瀬高原

三瀬高原の風景はどこか懐かしく、人を優しい気持ちにしてくれます。夏は青く茂る田園風景も、秋には稲穂が実り、冬は銀世界となることも。キャンプなら、そんな季節ごとの変化を、食材で風景で体感できます。ぜひ、魅力あふれる三瀬高原を、キャンプで満喫してみてくださいね。

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

sora camp

佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

人気記事ランキング(2週間)

カテゴリ

エリア

ライター紹介

  • あやかさんのアイコン画像

    あやか

    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

  • 池松晃弘さんのアイコン画像

    池松晃弘

    佐賀って実はディープ!知れば知るほどハマる魅力的なスポットと楽しみ方をお届け!
    神奈川県出身、九州を拠点に活動するフリーライター。28歳で福岡へ移住。瞑想が趣味なので、マインドフルネスになれるスポットをご紹介します。

  • 柴田愛梨さんのアイコン画像

    柴田愛梨

    愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
    現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

  • sora camp さんのアイコン画像

    sora camp

    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

  • 中島丈晴

    中島丈晴

    佐賀を訪れる人は街や町、スポットを創り上げる人々とそこに至るストーリーに共感されているのではと感じています。
    『佐賀経済新聞』運営や『佐賀バルーンフェスタ』広報等を担う中でふと気づく、佐賀の人やスポットのストーリーをお伝えしていきます。

  • ライター福ちゃんの写真

    福ちゃん

    佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

  • 本間悠さんのアイコン画像

    本間悠

    歴史豊かな佐賀県は、あちこちに歴史的な建造物があり、伝統工芸をはじめとする日本文化に触れることができる場所です。趣味は読書とお酒の現役書店員が、魅力ある佐賀カルチャーの今を発信します! TwitterID:@honyanohomma

  • 高原陽子さんのアイコン画像

    高原陽子

    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

  • 佐賀県公式観光サイトあそぼーさがのロゴ

    あそぼーさが編集部