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カチガラス(かちがらす)

豊臣秀吉の「文禄・慶長の役」で朝鮮に出兵した鍋島藩主が「カチ・カチ・カチ」と鳴くこの鳥を見て縁起が良いと持ち帰り、保護したのがこの鳥の伝来と伝えられます。カラス科に属し、正式名は「カササギ」。大きさはカラスより小型で、黒と白のコントラストが美しい。生息地のうち、佐賀県内16市町にまたがる範囲が、大正12年に国の天然記念物に指定され、昭和40年には佐賀県の「県鳥」にも選ばれました。もともとカササギはアフリカの北西部および北半球全域に分布する鳥で地域によって13種に分けられます。佐賀県のカササギは東南アジアに分布する亜種と同じ種類。カササギは夫婦仲が良く、一組の夫婦は長年にわたって縄張りを持ち、そこで子育てを行なうのです。秋になると巣立った若夫婦と古い夫婦が縄張りをめぐって騒ぎが起こり、激しく鳴き合いますが、その姿もどこかユーモラスで今や佐賀の風物となっています。

所在地
佐賀県全域
備考
分布/佐賀県一帯

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