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【伝統工芸】佐賀錦・鹿島錦(さがにしき・かしまにしき)

ハンドバック、財布、帯締めなど、かたちを変えながらもその美しさで人々を魅了する鹿島錦(かしまにしき)・佐賀錦(さがにしき)。 江戸時代後期、鹿島鍋島藩主夫人が病で床についていた時、天井の網代組を見て、これを発案したといわれています。はじめは、佐賀、小城、鹿島などの武家の子女の手習いとして織り伝えられました。次第に工夫改良され、今日の方法が確立しました。その繊細で華麗な幾何学的文様は、横糸に絹を、縦糸に金・銀・漆を織り込んでいます。明治時代にイギリスで開催された日英博覧会で絶賛され、現在でも日本手織りの極致として海外でも評価されています。

■佐賀錦
明治43年にロンドンで日英大博覧会が開催された時、出品された作品が「佐賀錦」と名付けられたことから、以後「佐賀錦」とも称されるようになりました。
佐賀錦は、鹿島錦と同様に金、銀、漆を貼った特製の和紙を細く裁断したものを経糸(経紙ともいう。)とし、絹の撚糸を染色したものを緯糸として丹念に織り上げられたもので、紋様は伝統的な網代(あじろ)、紗綾(さや)型、菱など多種多様なものがあります。非常に根気のいる手仕事で精緻な技術を要するため、1日わずかしか織ることが出来ません。
伝統的な技術を受け継ぎながら、現代の感性に響く大胆な紋様や色使いを考えながら制作しています。

所在地
佐賀市、鹿島市
お問い合わせ先
佐賀錦振興協議会
TEL:0952-22-4477
佐賀錦(外部リンク)
鹿島錦保存会(祐徳博物館)
TEL:0954-62-2151

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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