寒い季節になると、ついお部屋にこもりがちで運動不足になりませんか？
体を動かしたいけれど、運動が苦手で・・・。そんな方におすすめなのが、ノルウェー発祥のノルディックウォーキング。 運動が苦手な方でも体への負担が軽減され、快適に体を動かせます。
この記事では、河内ダムで体験したノルディックウォーキングの魅力と、周辺の温泉やランチ、お土産にもピッタリの美味しい和菓子のお店をご紹介します。

このページ内で特集しているスポット一覧

• 『河内ダム』
• 『新鳥栖駅観光案内所』
• 『栖の宿(すみかのやど)』
• 『お菓子村 杏都（あんと）』

※すべて鳥栖市

ノルディックウォーキングは、北欧フィンランド発祥のポールを2本使ったウォーキング方法です。2本のポールを持って歩くことで、自然と手の振りが大きくなり、歩幅も広がります。
この大きな動きが全身運動を高めてくれ、なんと、通常のウォーキングより消費カロリーが約20パーセントもアップするそう！
さらに、ポールと足の4点歩行になるため、ウォーキングと比べて、膝や腰への負担も全体で30パーセント軽減できるため、体への負担も少ないという嬉しい魅力もあるんです。
道具があれこれ必要な登山とも違い、履き慣れた靴と専用ポールがあれば手軽に始めることができます。

今回はあそぼーさがのライターである私が、鳥栖ノルディック・ウォークの会の方々と同行し、ノルディック・ウォークを初体験してきました！
実は私、運動は全く得意ではなく、最近は屋内にこもりきりのため、体力には全く自信がありません。
果たして、ノルディック・ウォークを楽しめるのか？やや不安を感じながら、鳥栖市内から車で20分ほどの河内ダムへ向かいました。

子ども達に大人気の河内河川プール。夏休み期間中は、すぐそばを流れる大木川の水を自然石で作られたプールへ直接引き、水遊びスポットに変身！園内は四季を問わず散策ができ、憩いの場として親しまれています。
今回のノルディック・ウォークは、こちらが出発地です。

この日のコースは、河内河川プールを出発し、河内ダムの周囲をぐるりと歩きます。
まず初めは、ノルディック・ウォークのポールを使った準備体操です。

ノルディック・ウォークの講師である冨田さんに、ポールの握り方や歩き方などの指導を受け、いざ出陣！

緩やかな傾斜のある道を登っていきます。息が上がるかと思いきや、意外にも呼吸は楽です。一緒に同行しているメンバーの皆さんは、おしゃべりを楽しむ余裕もあり、皆さん足取り軽やか！

少し歩くと、次のビュースポットである河内ダム風の見える橋がすぐ近くに見えてきます。

全長142メートルの風の見える橋からは、河内ダムと周辺の山々を見渡せます。春は桜、秋は紅葉のスポットとしても人気です。季節によって歩く楽しみも増えそうですね。

河内ダムの上からは開放感のある景色を楽しめます。疲れも吹っ飛ぶ美しい眺め！
だんだん歩行にも慣れてきて、リズミカルに歩けるようになってきます。ポールを使っているせいか、息が上がりにくく、メンバーの方々とのおしゃべりも弾みます。

河内ダムの湖畔にあり、広場や遊歩道では、四季を通して森林浴を楽しめるスポットです。取材時は、ちょうど紅葉の季節で、木々の色付きが鮮やかでした。

もし体力に自信のある方は、展望広場や頂上のみはらしの丘まで登るのもおすすめです。鳥栖市街を一望できる眺めや、細い山道を歩くワクワク感を楽しめますよ。ちなみに、展望広場までは、徒歩5分強。頂上のみはらしの丘までは、通行可能なルートを使用し約30分ほどでした（2023年現在、3つあるルートのうち1つが工事中）。

取材を交えての2時間ほどでしたが、ダムを1周した後は体が温まり汗ばむほどでした。かといって、疲労感もそこまで感じることもなく、もう1周楽しみたいと感じるほどの余裕も！河内ダム周辺の自然も美しく、取材後もノルディック・ウォークの歩き方を意識して、自然と姿勢を整えるようになりました。何より、自然の中を歩く爽快感が最高でしたよ！

ノルディックウォーキング、やってみたいけれど、何から始めていいのかわからない。という方は、全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員の方と歩いてみましょう。
全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員とは、ノルディック・ウォークの指導ができる指導員です。正しい歩き方のスタイルを習得できますよ。

鳥栖や佐賀市近郊で活動されている方をご紹介します。

【グループでの活動を楽しみたい場合】

鳥栖ノルディック・ウォークの会
今回取材にご協力頂いたグループです。
2名の指導員がおり、多人数で賑やかに活動を楽しめます。

全日本ノルディック・ウォーク連盟 講師兼公認指導員 冨田 皇一郎
全日本ノルディック・ウォーク連盟 公認指導員 冨田 準子

• 活動日：第1・3木曜日・第2・4日曜日 10時から12時
  （天候などによって中止となる場合もあります。ホームページなどで詳細をご確認ください）
• ホームページ：鳥栖ノルディック・ウォークの会（外部リンク）
• 活動場所：弥生が丘 東公園（紅葉・桜の時期などは河内河川プール）
• 連絡先：080-8380-4822

【個別での指導をご希望の場合】

全日本ノルディック・ウォーク連盟 公認指導員 原田 英人
佐賀市近郊や個別での指導も対応が可能です。

• 活動日：要望に合わせて個別対応可（日曜日、祝日不可）。
• 活動場所：佐賀市近郊
• 詳しくは下記連絡先にお尋ねください。
  連絡先：090-7155-7481

新幹線停車駅にある新鳥栖駅観光案内所では、ノルディック・ウォークのポールのレンタルが可能です。
利用料金は、1日利用で200円。約10セットほど準備されています。こちらでは、ガイドやウォーキング指導はできないため、経験者やあらかじめ歩き方などの指導を受けた方の利用がおすすめです。
観光案内所では、鳥栖や佐賀県内の観光情報も充実しています。鳥栖のお土産の購入も可能です。新鳥栖駅をご利用の際は足を運んでみてくださいね。

ノルディック・ウォークで体を動かした後は、温泉やグルメを満喫しましょう！
河内ダム周辺で楽しめる温泉やグルメをご紹介いたします。

こちらは、河内ダムからすぐそばのところにある天然掛け流し温泉「とりごえ温泉 栖の宿」。宿以外にもレストラン、立ち寄り湯も併設しています。

日帰り入浴の場合、大人1名300円で利用ができます。泉質は、疲労回復の効果もある単純弱放射能冷鉱泉です。
温泉で体を癒した後は、レストランでランチを楽しみましょう。

お勧めは、三瀬どりを使ったからあげ定食（税込1,000円）。あつあつの唐揚げに、白ご飯とお味噌汁に、5つの小鉢がついています。小鉢は野菜をたっぷり使った惣菜で、口にするとほっこりやさしい味わいです。白ごはんはおかわり1杯無料となっています。

ダムに面した高台にあるため、温泉やレストランからの風景も楽しめますよ。

河内ダムで心身ともにリフレッシュした後は、ご家族やお友達へのお土産も忘れずに。運動後のご褒美にもぴったりですよ！

ご紹介するのは、新鳥栖駅から歩いて5分ほどの場所にある「お菓子村 杏都」です。こちらでは、最中におまんじゅう、わらび餅などの和スイーツを販売しています。

お団子は、芋餡、みたらし、あずきと白味噌の4種類。お団子自体の上品な甘さと餡のバランスが絶妙です。
店舗内には、限定20個の焼き芋も販売中！とっても甘いのに食物繊維たっぷりでヘルシー。1個でも大満足の食べ応えですよ。

こちらは鳥栖でも人気の洋菓子店、アンジェココの姉妹店。和菓子の他にも、和の香りがする芸術的なケーキも並んでいます。
持ち帰りはもちろん、ランチ以外の時間であれば、店内にある個室を利用してスイーツを頂くことも可能です（予約要）。

今回は、鳥栖市にある河内ダムでのノルディック・ウォーク体験と周辺のおすすめのお店をご紹介いたしました。
ノルディック・ウォークは、体への負担も少なく、運動が苦手だな、と感じている方にこそぜひおすすめしたいアクティビティです。
体験してみたい場合は、今回ご紹介したグループなどに参加して、楽しんでみてくださいね。