鵜殿の石仏群(唐津市相知町)

鵜殿の石仏群(唐津市相知町) 鵜殿(うどの)の石仏群は、唐津市相知(おうち)町鵜殿窟(うどのいわや)と称される断層岩壁に彫刻された磨崖仏(まがいぶつ)群。もともとは大きな洞窟であり、かつてはその中に平等寺が建立されていたそうです。お寺は焼失し、今では石壁だけとなりました。文禄3(1594)年に著された「鵜殿山平等院略縁起」によると、この石仏は空海(くうかい)が「漢土の霊窟にも劣るまじき法地なり」と彫刻したことがはじまりとされています。唐からの帰途ここに立ち寄り、弥陀(みだ)、釈迦(しゃか)、観音の3体を彫ったとのことです。残念ながらこの3体は現存せず、その真偽はわかりませんが、ここが真言密教の信仰の場であったこは間違いないようです。最古の石仏は石仏群の中心となる十一面観音とその両脇の多聞天(たもんてん)と持国天(じこくてん)。その作風から南北朝時代のものと推定されています。その他、大日如来、不動明王など、総数は58体。南北朝時代から江戸時代にかけてのもの。勇壮な石仏群は当時の、松浦武将の心のよりどころ、文化の華だったとも言われています。また、ギリシャやインド地方の影響があるともいわれています。

●交通
 JR駅からの場合… JR唐津線相知駅から、徒歩20分
 JR唐津線相知駅から、昭和バス唐津行き乗車。バス停末広町下車、徒歩10分
 JR唐津線相知駅から、タクシー利用で5分
 マイカー利用の場合… 長崎自動車道多久ICから車で25分
●見学自由
●駐車場 有100台(無料)
●問い合わせ先 唐津観光協会相知市民センター TEL 0955-51-8312