下村湖人生家(神埼市千代田町)
教育家であり、そして名作「次郎物語」の著者下村湖人(しもむらこじん)は千代田(ちよだ)町の出身。明治17(1884)年千代田町に生まれるが、すぐに里子に出され、戻ってきたのは4年後。さらに10歳の時には母親に死なれるなど、湖人の少年時代は苦境の連続でした。昭和11(1936)年、雑誌「青年」に連載をはじめた「次郎物語」の世界は、湖人そのものの物語だったのでしょう。美しく、感動的なこの作品は多くの人の心をつかんではなしません。生家には「次郎物語」の原稿をはじめ、著作、写真、書簡など湖人ゆかりの品々が大切に展示されています。屋敷自体も見どころの一つで、建築年代は明治初期。瓦には藩の銘が刻まれています。生家の裏には、湖人が愛用した言葉「白鳥入廬花」の石碑もたっています。
場所/佐賀県神埼市千代田町﨑村895番地1
営業時間/10:00~17:00(12~2月は10:00~16:30)
休館日/月曜日、年末年始
入場料/無料
駐車場/あり 6台(無料)
アクセス/車:長崎自動車道東脊振ICから車で20分
JR:JR長崎本線神埼駅から、タクシー利用で12分
問/下村湖人生家 TEL 0952-44-5167
佐賀県公式観光アプリ/http://saga-travelsupport.com/spot/detail.html?id=402