多久孔子の里 観光ボランティアガイドの会
学問の神様として孔子を祀る「多久聖廟」は、国の重要文化財に指定されています。「多久の雀は論語をさえずる。」という言葉があるほど、多久では論語教育が根付き「孔子の里」とも呼ばれています。誰もが学生時代に学んだことがある論語や孔子について、また、禅宗様仏堂形式と呼ばれる建築様式や、中国的な彫刻・文様など、それぞれに込められた願いや文化的背景についても解説。多久の人々が大切にしてきた学問の場を伝え続けるガイドが懇切丁寧に魅力を語ってくれ、より深いところまで楽しく理解することができます。
多久聖廟周辺散策コース[所要時間/約20分から45分]
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1.多久4代領主多久茂文像
多久4代領主多久茂文は、多久を治めるためには教育が必要と考え、1699年に学問所(後の東原庠舎)を建てるとともに、「敬」の心を育むために多久聖廟を建てました。
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2.孔子像
多久市の友好都市である中華人民共和国山東省曲阜市から贈られた孔子像。曲阜市の方向を向いているんだとか。思わず像の前に立ち、曲阜市の方を向いてしまいます。
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3.孔子の家系図石碑
孔子の家系図が書かれた石碑。今も途切れることなく続いており、世界最古の家系図とも言われているそう。日本人の多くは、「歴史上の人物」だと思っている孔子に子孫がおり、現在でも家系が続いているという事実を知ると、一気に身近に感じられます。
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4.多久聖廟①
現存する孔子廟としては、栃木県の足利学校、岡山県の閑谷学校に次いで歴史のある建物で、国の重要文化財に指定されています。厳かな雰囲気の中、ガイドの詳しい解説を聞きながら、多久の人々が大切にするこの場所の歴史に想いを馳せることができます。
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5.多久聖廟②
仰高門の「仰高」とは、孔子の弟子である顔淵(顔子)の語で、孔子様の徳の高さを表わしているんだとか。知らないと素通りしてしまいそうな細かい部分まで解説してもらえるのはガイドとの散策ならでは。
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6.多久聖廟内
廟内は、麒麟(きりん)などの中国風の彫刻、朱漆をほどこした壮麗なもの。また廟内には孔子像と四配の像が安置され、孔子像は「聖龕(せいがん)」と呼ばれる八角形の厨子の中に納められています。なお、廟内の公開は春秋のお祭りである釈菜(せきさい)の時のみとなっています。
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7.聖廟展示館①
釈菜関係の道具や聖廟の瓦などの資料が展示されています。
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8.聖廟展示館②
毎年2回行われている孔子様と四配(顔子・曽子・子思子・孟子)を祀る伝統行事「釈菜」の様子を映像で見ることができます。釈菜の当日に来られなくても、映像で雰囲気を感じることができ、満足度が高くなります。
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9.朋来庵(物産館)
学問の神様である孔子様の教えは今でも大切にされており、受験シーズンになると多くの人が訪れるそう。合格祈願グッズの中でも鉛筆が人気なんだとか。
セールスポイント
- 歴史を語る場所なので、ゆったりなごやかなご案内を心掛けています
- 深く理解をして皆さんにお伝えできるように、月に一度の勉強会は欠かしません
- 地元の人が大切にしている場所を、訪れてくださる皆さんにご紹介します
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学問の神様として孔子を祀る厳かな雰囲気の多久聖廟で、地元の方々が大切にしてきた場所のことを伝えようと、一生懸命に歴史を語ってくださる服部さん。
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多久聖廟の広い敷地内を一緒に歩きながら、孔子や論語について説明する服部さん。一見難しそうな話も直接ガイドから説明を受けることで、すっと入ってきて、楽しく学べます。
多久孔子の里 観光ボランティアガイドの会
- 所在地
- 多久市多久町1837-1(多久市観光協会)
- ガイド人数
- 16名
- 対応時間
- 9時30分から17時
- 定休日
- 第3火曜日(事前予約の場合は対応可能)
- ガイド料金
- 無料
- 受入人数
- 1名から団体まで対応可
- 外国語対応
- なし
- 予約受付時間
- 9時30分から17時
- 申込期限
- 原則一週間前までの要予約
- 申込方法
- TEL、FAXいずれかでお申し込みください
- お問い合わせ
- TEL.0952-74-2502、FAX.0952-74-2502
多久聖廟周辺散策コース
所要時間/約20分から45分、駐車場/あり(多久聖廟)