武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会
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武雄の28代領主、鍋島茂義は国防のために真剣に西洋文化を研究し、いち早く導入された蘭学や西洋砲術などの研究成果は佐賀藩や日本の近代化に大きな影響を与えました。武雄は、長崎街道を中心に発展してきた文化が熟成され、他所にはない独特な文化が育った場所。武雄鍋島家邸からは大砲18門などが見つかっていますが、武雄温泉のシンボルとなっている楼門や樹齢3000年の大楠など、古いものを守りながら新しいものを取り入れ発展してきた、武雄の魅力を楽しみながら巡ります。
武雄温泉楼門周辺コース[所要時間/約60分]
1.武雄温泉楼門①
武雄出身で東京駅を設計したことで知られる辰野金吾の生涯最後の作品。洋風建築の東京駅に対し、竜宮城を思わせる日本的な作風の違いも見所です。
2.武雄温泉楼門②
東京駅南北ドームの天井には8つの干支のレリーフがありますが、十二支が揃っていない理由は長年謎とされてきました。近年の調査で武雄温泉楼門の2階に4つの干支が残されていることが判明。楼門の四支は、火曜を除く毎朝1時間のみ、限定公開されています。
3.源泉
鎌倉時代には温泉地として整備されていたという武雄温泉の源泉。長崎街道の宿場町となってからは、本陣に殿様専用の風呂や休憩所があり、シーボルトも「水晶のようにきれいだった」と残しています。
4.札の辻
幕府からの通達などを掲げた高札台跡。当時はおふれ自体も大切にされたため、火災などで焼けないようつねに見張りが張り付いていたとされています。
5.井戸
湯元荘東洋館には、宮本武蔵にゆかりがあるとされる井戸があります。
6.夫婦檜
武雄神社参道にある夫婦檜。肩を組んだような連理の枝や、岩を包み込むように一体となった根を持つ檜は全国的に珍しく、縁結びや恋愛成就のパワースポットとして人気があります。
7.武雄神社
源頼朝が平家追討の祈願に感謝して送った「御教書」が残る、武雄市内で最も古い、由緒正しい神社。2代領主、後藤資茂が塚崎城を築城するため、三の丸付近にあたる場所にあった社殿を現在地に還座。境内の奥には大楠があります。
8.武雄の大楠
樹齢3000年を超える、武雄神社の御神木。全国7位の大きさを誇る巨木としても知られています。周囲からは貝の化石や貝塚などが見つかっており、昔は海だったことが伺えます。
9.川古の大楠
国の天然記念物に指定されている、全国巨木5位の大楠。奈良時代の名僧行基が大楠の一部に二臂の観音立像を刻んだという伝説が残っています。かつての宿場町でもあり、周囲は公園として整備されています。八幡岳からの湧水でまわす水車を使った精米所は現役で稼働中。精米を依頼することも可能です。
10.為朝館
この地に残る、源為朝と大蛇の伝説をカラクリ人形劇で上演しています。
11.武雄焼
近隣の7市町とともに日本遺産に登録されています。分業制ではなく、一人の作家が作成から焼成までを行うため、様々な作風に富んでいるいるのが特徴。まちの情報発信基地となっている「まちなか案内所がばい」では一部の作品を展示販売しているほか、一緒に武雄名産のレモングラスを使った商品などを購入できます。
12.武雄市図書館・歴史資料館
武雄鍋島洋学関係資料として国の重要文化財にも指定された、鍋島茂義が集めた貴重な蘭学資料などが収蔵されています。当時の地球儀や天球儀は必見。展示期間や内容の詳細は歴史資料館http://www.takeo-kk.net/sightseeing/001297.phpを参考 または電話(0954-28-9105 )で問い合わせを。
武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会
所/武雄市武雄町大字昭和805(武雄市観光協会)
ガイド人数/12人
対応時間/9:00~17:00
ガイド料金/ガイド1人1000円
受入人数/1人~上限なし
外国語対応/なし
予約受付時間/9:00~17:30
申込締切/1週間前までに要予約
問/TEL.0954-23-7766、FAX.0954-23-9726
WEBサイト/http://www.takeo-kk.net/guide/
mail/takeogaido@takeo-kk.net
武雄温泉楼門周辺コース
所要時間/約60分、駐車場/あり(武雄温泉楼門)
武雄の大楠コース
所要時間/約60分、駐車場/あり(武雄神社)
川古の大楠コース
所要時間/約30分、駐車場/あり(川古の大楠公園)
九州オルレ武雄コース
所要時間/約1時間~4時間、駐車場/あり(スタート地点により異なります)