ココイコNEWS

フルーツ王国・伊万里で楽しむ フルーツ狩りとスイーツ三昧

※この情報は2012年8月時点のものです。

フルーツ狩りの季節到来!そこでココイコチームが目をつけたのが、伊万里です。やきものや伊万里牛だけではなく、“フルーツの里”と銘打つ伊万里では、ナシやブドウの観光農園が毎年盛況となります。さらに、お菓子の神社を持つ地とあってお菓子屋さんも豊富。ならば“とことん伊万里” というわけで、地元産フルーツを使ったお菓子もご紹介。フレッシュで甘~い体験レポートをお届けします。

まずは「道の駅 伊万里ふるさと村」をチェック

『道の駅 伊万里 ふるさと村』。広い村内には、陶芸・楽焼体験や子供陶芸教室を行う手作り工房、伊万里牛レストランもあり、家族連れにおすすめです。

 唐津と伊万里市街をつなぐ国道202号には、ブドウ狩りやナシ狩りののぼり旗がはためき、直売所や観光農園の案内板がちらほら。すっかり興奮して向かった先は「道の駅伊万里ふるさと村」です。周辺には6つの観光農園が点在し、直接行くこともできますが、まずはふるさと村で案内マップを手に入れ、その日の開放園を確認していくのがベスト。園主が迎えに来てくれるところもあるので便利です。
 伊万里ふるさと村は施設が充実し、地元の農産物や農産加工品、果物が揃っているのはもちろん、伊万里牛の直売所があるのが大きな特長。市場より1・2割ほど安いとあって特に福岡からのリピーターに支持されています。また、肉や野菜に加えバーベキューセット一式を揃えて準備から片付けまでしてくれる出張サービスを発見!配達地域や人数などは限られていますが、屋外行事に利用してみてはいかがですか?

農家から直接持ち込まれる新鮮な野菜たち。これから実りの秋に向けて楽しみが増します。
地元のおかあさんたちが手作りしたお饅頭やお寿司など、加工品は定番人気です。
発見!日本初という梨ワイン。伊万里は梅の名産地としても知られ、梅サイダーも特産に。
ミカンやモモ、キウイなど手造りジャムは6種。梅ポン酢はそうめんのつゆにプラスすると美味だとか。
農畜産加工所も兼ねた伊万里牛直売所。その場で加工した新鮮な県産和牛や加工品が揃います。
美しいロースやお得な細切れのほか、ハンバーグや豚足などもあり、おかずに一品加えたいところ。

甘くてみずみずしい!伊万里のナシは天下一品

人工的なものが何もない、豊かな自然の中にある果樹園。多品種のブドウを栽培し、ブドウ狩りもできます。秋以降はキンカンやミカンも栽培。

 最初におじゃましたのは、「ふれあい農園 樋口果樹園」です。周りは緑だけという自然に囲まれた農園に一歩入ると、鈴なりに実ったナシ。そして、まずは試食からという嬉しいサプライズ。もぎたてのナシのジューシーさと美味しさに早くも感激です。ちなみに試食はおかわり自由。混みあったときはナシむきに大わらわだとか。
 「皮が青っぽいのはダメ。全体的に赤っぽくなったのがよかよ。」そんな説明を受けて始まったナシ狩り。確かによく見ると皮の色あいや大きさが違い、宝探しみたいで真剣になってしまいます。厳選したナシは受付で計り、キズがついている場合は交換も可能。また、ここではお弁当も持参OKなので、ひと味違ったピクニックをどうぞ。
 さて、楽しさがギュッとつまったナシ狩りですが、実らせるまでの農家の努力には頭が下がる思い。受粉や、傷よけのため1個1個にクッションを当てる作業などはすべて夫婦二人の手作業とのこと。一番美味しい状態で、しっかり味わって食べようと心に誓ったココイコ記者でした。

おかあさんたちがその場でむいてくれた試食用のナシ。ナシの樹の下でいただきました。甘い!!
品種は9月20日くらいまでは「豊水」、9月半ばから約10日間は「あきづき」、以後10月半ばくらまで「新高」となります。
ナシが傷つかないよう、このように白い“座布団”を敷くのだとか。すべて手作業と聞いて脱帽。
「選ぶのは自己責任で(笑)」とおかあさん。選びに選んで大きいものをゲット。味はいかに?!
5年ほど前から毎年親子で来るという常連さん。多くがリピーターになるというのもうなずけます。
ブドウ園ものぞかせてもらいました。種なしの「瀬戸ジャイアンツ」というとても美しい品種。

黒く熟した房を求めて巨峰狩り

収穫OKの印。そもそも伊万里のフルーツが美味しいのは、やせた赤土にあるとか。懸命に根を張って水や栄養分を得ようとする生命力が、甘さを生み出すのです。

 無類のブドウ好きなココイコ記者が次に向かったのは「大曲巨峰園」。伊万里は、ナシと同じくブドウもハイレベルな質・量を誇るということで、期待大です。園内の小道沿いにいくつかの巨峰園が連なり、開放園のおかあさんに声をかけて、園内へ。同じくカゴとハサミを手に取り、「真っ黒に熟れた大きな房」を狙います。ブドウ園ではひと房ずつ袋がけをしているので、袋の透明部分からのぞいて選ぶのがコツ。袋には「〇」印や洗濯バサミが着いているので、それが収穫どきの目印です。
 中身が全部見えない分、がぜん真剣味が増したココイコ記者。見事大きな房を手に入れました。「今年の出来は上々」との言葉に気分も上々です。「観光農園は園主さんとのコミュニケーションも楽しみの一つ。また、果物がどう成っているのか、子ども達に体感してもらいたい。食育の場でもあるんですよ」と、農家の思いもしっかり伝わりました。そう、フルーツ狩りはフルーツ作りのプロと話せるチャンス。フルーツに対する価値観まで変わるかもしれませんね。

今すぐ食べたい衝動にかられながら収穫。ブドウ棚は、女性でも収穫しやすい高さなので楽々。
取材当日は、36回目の開園式の日。今年は大雨の影響で開花が遅れましたが、梅雨明けの好天で一気に回復し、甘くて美味しいブドウがお待ちかねです。
■DATA
道の駅 伊万里ふるさと村
住所:伊万里市南波多町井手野2754-9
TEL:0955-24-2252
TEL:0955-24-2292(JA伊万里ふるさと村畜産加工所)
料金:ナシ狩り500円(1kg)ブドウ狩り1000円(1kg)※入場料無料
フルーツ狩り期間:8月20日~9月30日 9:00~17:00

伊万里産フルーツを使ったスイーツ巡り

 フルーツに続き、伊万里はお菓子に縁がある町。何を隠そうお菓子の神様をまつるという「中嶋神社」が存在します。境内には、森永製菓の創始者で伊万里出身の森永太一郎の像も建ち、必見の観光スポットとなっています。
 そんなお菓子王国・伊万里なら、きっと伊万里のフルーツをつかったお菓子もあるハズ。ということで4軒のスイーツショップを巡ってきました。味も見た目もそれぞれに個性豊か。そこには地元の素材を生かしたいという店主の熱い想いもありました。メイド・イン伊万里だからこその美味しさ、ぜひお試しあれ!

クレベールウチダ

 創業58年。親子3代で味に磨きをかける和洋菓子店。伊万里産のナシをつかったどら焼き(!)「香林(かりん)」が名物です。ナシのコンポートと伊万里・南高梅のペーストを加えたあんを餅で包み、さらに伊万里産の黒米を練り込んだ皮で包む、というこだわり。上品な甘さとほのかな梅の風味、多彩な食感が印象的です。先代から受け継いだ伝統と、研究熱心な若き3代目シェフの新発想により、ほかにも伊万里産食材のスイーツが続々登場。どれも見逃せません!

■DATAクレベールウチダ
住所:伊万里市立花町3965-5(伊万里幼稚園横)
定休日:不定休
営業時間:10:00~19:00
TEL:0955-23-3577

城月堂

 春の「いちご大福」、秋の「栗大福」に加え今年の8月半ばに「ぶどう大福」が新登場。主役のブドウは、試行錯誤の末たどり着いた伊万里産の「ピオーネ」です。皮まで丸ごと包み込んだのがミソ。手作りの粒あんとともに、一つずつ手作業で包むのが苦労する点とか。一口噛めばブドウのフレッシュな果汁があふれ、粒あんとの相性も絶妙。他の大福では味わえない味覚が広がります。販売はブドウがなくなる9月末くらいまで。

■DATA城月堂
住所:伊万里市新天町475-12(伊万里駅南側)
定休日:元旦のみ
営業時間:9:00~19:00
TEL:0955-22-5813

さかえ菓子舗

 住宅街にひっそりと佇む小さな菓子舗。お菓子をこよなく愛する店主がすべて手作りしています。定番人気は「伊万里梨ばい」。セミドライにしたナシのコンポートをアーモンドクリームに練り込み、パイ生地で包んだ焼き菓子です。ナシは加工するのが難しく、食感を残すためいくつもの工程を経て完成に至ったとか。その丁寧な仕事ぶりをもって昨年登場した「ふんわりくっきぃ」もおすすめ。砂糖はすべて和三盆というだけに、柔らかい甘さと口どけの良さが身上です。

■DATA/さかえ菓子舗
住所:伊万里市立花町1604-138
定休日:不定休
営業時間:9:00~20:00
TEL: 0955-22-3613

小麦の家

 障害者の自立支援を目指すNPO法人・小麦の家の皆さんが手作りする安心・安全のスイーツが人気です。手絞りで焼き上げたクッキーは、黒米や地元産紅茶のミルクティなど13種。小麦粉は佐賀県産です。梨ケーキのナシは、一つひとつ皮をむき加工してブランデーに漬け込んでいるそう。砂糖を使わずナシだけで甘さを引き出しているのも美味しさのヒミツ。ラズベリーケーキはまたひと味違い、素朴な味わいで飽きることがありません。

■DATA小麦の家
住所:伊万里市東山代町里359-4
定休日:土・日・祝
営業時間:9:00~17:00
TEL:0955-28-2386
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