今月のココイコ!

春の心地よい風を感じながら 爽快!サイクリング!

寒かった冬が去り、気持ちのいい春がやってきました。
何かを始めたり、体を動かしたくなるこの季節にサイクリングはいかが?
今回は、佐賀県内で気軽に利用できるサイクリングコースをご紹介します。
使い慣れた自分の自転車もよし、家族でユニークなレンタル自転車を
乗りこなすのもよし。マイペースで自転車散歩をお楽しみください。

初心者にもちょうどいい 「徐福サイクルロード」   諸富町

 佐賀市諸富町といえば、徐福上陸の伝説が残る町。「徐福サイクルロード」の基点には徐福像の陶板レリーフが掲げられ、徐福到来の歴史が記されています。  平成3年に完成した徐福サイクルロードは、旧国鉄佐賀線跡地に整備された約5kmの自転車道。一部起伏がありますが、ほとんどが直線コースなので走りやすく、通学利用やウォーキングコースとしても親しまれています。桜の季節は、約1200本のソメイヨシノがピンクのトンネルをつくり、心洗われるような光景に。新緑のみずみずしさも格別です。また、サイクルロード沿いには、日本・世界各国の小学生が描いた、「全国ふるさとの絵」コンクール入選作が284枚も展示され、各所に彩を添えています。

徐福像の陶板レリーフ。町内には新北(にきた)神社など徐福伝説スポットもあり、歴史巡りもおすすめです。
地元学生にはお馴染みのサイクルロード。大人になったら、ふるさとの記憶となる道。ちょっとうらやましい感じです。



“ちびっこギャラリー”として、陶板に描かれた個性豊かな絵がサイクルロードのいたるところに現れます。

 サイクルロード沿いの「諸富文化体育館(ハートフル)」は駐車場が広いので、マイ自転車を持参する方も車をここに停めるといいでしょう。体育館の裏手を数百m左に進むと、基点の「諸富鉄橋展望公園」エリア、右に進むと、町の伝統芸能「三重の獅子舞」のモニュメントをシンボルとした獅子の広場があり、そこから両側に桜並木が続きます。取材日はあいにくの曇天でしたが、それでも桜の風情も手伝って癒し効果は大。小さな「サイクルパーク」や休憩所もあるので、お弁当を持参してランチタイムもおすすめです。また橋の欄干に自転車のモニュメントがあったり、旧国鉄佐賀線時代の古びた駅舎跡があったりと、小さな発見も。のどかな田園や生活感を感じる住宅沿いなど、変化に富んだ風景を眺めながら、ついついスローサイクリングになってしまう徐福サイクルロードなのでした。

陸橋のふれあい橋を過ぎればひたすらまっすぐ続くサイクルロード。木漏れ日が美しい新緑のトンネルも楽しみです。
ふれあい橋がサイクルロードで一番高い位置にあります。橋の上に自転車のモニュメントを発見。
サイクルパークの看板が見えたら、右手に降りるところがあります。ウッドベンチがいくつか整備され、休憩に最適。
時の経過を感じる旧光法駅の跡。昔は電車が走っていたなんて不思議な感じです。次の旧南佐賀駅の跡もあります。

■DATA
徐福サイクルロード
○利用自由
○問合せ TEL 0952-47-2131(佐賀市諸富支所)

おもしろ自転車で家族に人気「夢りんりんロード」   伊万里市

 伊万里市牧島地区に、「伊万里湾カブトガニの館」なる珍しいスポットがあるのをご存知ですか?次にご紹介する「りんりんロード」は、この館と一体で利用できる自転車専用道路です。2年前に“おもしろ自転車”8台が導入され、伊万里湾の多々良海岸沿い約1kmが専用道路として開放されています。
 館内で受付を済ませたら、好きな自転車をセレクト。何台でも連結できるカルガモ自転車やペダルをこぐと上下に動くもの、親子で横並びで乗る自転車、三人乗りなどユニークなものばかりで、もちろん全部試してみてもOK。子供用にヘルメットの貸し出しもあるので安心です。最初はこぐのに手こずりますが、コツさえつかめばスイスイ。大人も童心にかえって大はしゃぎする楽しさです。
 距離は短いですが、海岸沿いならではの開放感とその時々の海の表情が存分に味わえます。

カブトガニの館に隣接する倉庫に8台のおもしろ自転車を準備。その名の通り、乗る前からおもしろそうなフォームです。
すぐ目の前に伊万里湾が広がり、天気のいい春の日の心地よさは格別。遠くに見える白い橋は、伊万里湾大橋です。
時に手間取りながらも、楽し~という声が続出。大人だって楽しめるんです。せっかくなので、いろいろ試してみて!
ママと一緒に並んで乗ったり、一人で冒険したり、普段は乗ることのないおもしろ自転車に子どもも夢中。

 3年前にオープンした「伊万里湾カブトガニの館」は、「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」が民設民営する全国初のカブトガニ展示館です。実は伊万里湾は、日本でも有数のカブトガニ生息・繁殖地。特に多々良海岸は湾内最大の産卵地として知られ、7月・8月には産卵の見学会も開催されています。
 こぢんまりとした館内の水槽には、本物のカブトガニが!絶滅の危機に瀕しているというカブトガニのつがいの様子を間近で見学でき、より一層貴重で珍しく感じます。また、カブトガニの生態に関するパネルや、年齢ごとの脱皮殻標本などの展示もあり、豆知識が勢ぞろいです。
 カブトガニは、地元の学校や地域が一丸となった保護活動により今も守られています。また、5月下旬になると、カブトガニの館近くの木須川上流でホタルが見頃に。こちらも密かな人気なので、あわせて出かけてみませんか。

平成21年オープンのカブトガニの館。館内には飼育室もあり、幼生を多々良海岸へ放流して増殖が試みられています。
水槽には、“生きた化石”のカブトガニが。前にいるのが雌でうしろが雄。とてもおとなしく、興味深い形です。

■DATA
夢りんりんロード
伊万里湾カブトガニの館
○住所/伊万里市瀬戸町3134-222
○開館時間/7~8月 9:00~17:00
9~6月 平日10:00~16:00  土日祝 9:00~17:00
○休館日/月曜日(祝日の場合は翌日休)、年末年始
     ※7~8月は無休
○問合せ/TEL 0955-22-5783(牧島公民館)

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