秋はやっぱりココイコ!美しき紅葉スポットへ

秋はやっぱりココイコ!美しき紅葉スポットへ

山々や町の景色、ひんやりとした空気に秋の深まりを感じる季節。あっという間に過ぎ行くこの時期は、やはり紅葉狩りをゆったりと楽しみたいものです。たとえ毎年訪れていても、同じ景色には二度と出会えないもの。超有名どころから穴場のスポットまで、おすすめの紅葉スポットをご紹介しますので、イベントやライトアップとともに佐賀の紅葉めぐりをお楽しみください。

※この情報は2014年10月時点のものです。

【ここは押さえたい!王道スポット】九年庵(神埼市)・大興善寺(基山町)

 佐賀の紅葉スポットとしてまず名が上がるのが「九年庵」。9日間だけの一般公開とあって、期間中はツアー客も次々と訪れる名所です。佐賀の大実業家、伊丹弥太郎が明治25年に造った数寄屋造りの別荘と、明治33年から9年の歳月をかけて築かれた庭園で、九年庵とは本来、当時の茶室につけられた名称です。山を背に約6,800平方メートルの庭園が取り囲み、134本に及ぶモミジ類とのコントラストが趣きの一つです。そして足元に目をやれば、約40種というコケ類のじゅうたん。そこに散りばめられた落ち葉の模様も風情を添えます。仁比山公園や仁比山神社も一緒に散策スポットとしておすすめです。
 福岡と佐賀の県境、契山(ちぎりやま)のふもとにある大興善寺(だいこうぜんじ)は、1300年近い歴史を持つ天台宗の古刹。境内や山の地形を生かした広大な山林公園「契園」で紅葉狩りを楽しめます。園内には日本庭園や夕日ヶ丘広場などモミジ群を見上げ・見下ろすように鑑賞できるスポットが点在。また、最近では「恋人の聖地」に選ばれていることからカップルでの来訪も多く、山頂に設置された'最強金属で作ったハート'のプレートも話題となっています。
 基山駅と大興善寺間をめぐり歩く「JR九州ウォーキング(11月22日)」や、「大興善寺きものの日(11月23日)」、ライトアップなどのイベントもあり、1日ゆっくり過ごせます。


九年庵は、明治33年から9年を費やして茶室や庭園が造られたことからその名前がつきました。建築的にも見ものです。


仁比山公園の愛逢橋。これを渡ったところに本部テントがあるので、そこで入園整理券を受け取りましょう。


こちらは九年庵に隣接する仁比山神社の紅葉。仁比山神社は天平元年(729年)建造、農業の神として祭られています。


県内屈指の紅葉スポット大興善寺。秋はイロハモミジを中心に約500本のモミジが色をつけ、目を楽しませてくれます。


上品でロマンチックな大興善寺のライトアップ。5日間だけの限定イベントなので昼と合わせてプランを立てよう。


2012年7月、「恋人の聖地」に認定された契山。園内には認定プレートがあるので、告白やプロポーズの場所にぜひ。

■DATA
九年庵
○期間:11月15日(土)~11月23日(日・祝) 8時30分~16時
○場所:神埼市神埼町
○料金:美化協力金300円(中学生以下無料)※入園する際は、午前8時頃から本部テント(もみじの湯駐車場)で配布する入園整理券が必要です。
○交通:期間中はJR神埼駅南口から臨時路線バス運行予定(約10分・1時間に2便程度・片道310円)、長崎道東脊振インターから約10分(吉野ヶ里歴史公園臨時駐車場まで)
○駐車場:吉野ヶ里歴史公園臨時駐車場に駐車(約1,000台、駐車料500円)して仁比山公園まで無料シャトルバス(15~20分間隔)利用 ※交通の流れ(PDF)
※九年庵の一般公開に伴い、仁比山公園の駐車場は、有料(身障者専用)となります。
※九年庵は飛び石と階段が多い庭園です。車いすは使用できません。
○お問合せ:神埼市観光協会 TEL 0952-37-0107 

大興善寺
○期間:開園中~12月上旬 8時30分~17時
○住所:三養基(みやき)郡基山町大字園部3628
○料金:入園料大人500円、小中学生300円
○主なイベント:
 ・JR九州ウォーキング/11月22日(土)スタート受付8:30から11:00まで(JR基山駅当日受付)
 ・仏教音楽 天台声明公演/11月23日(日・祝)10:30、13:00、14:00
 ・ちぎりの里まつり(地元特産物販売)/11月22日(土)10:00
 ・もみじコンサート/11月24日(月・振休)11:30、13:00
 ・重要文化財特別公開/11月15日(土)~25日(火)
 ・ライトアップ/11月20日(木)~24日(月・振休)17:00~20:00
○交通:JR基山駅から車で約7分、九州道筑紫野インターから約15分、長崎道鳥栖インターから約15分 ※11月19日(水)~11月25日(火)、JR基山駅から臨時バス運行(大人200円、子ども100円、西鉄バス佐賀株式会社TEL0942-83-6027)
○駐車場:あり(300円)
○お問合せ:大興善寺 TEL 0942-92-2627
基山町観光協会ホームページはこちら

【知る人ぞ知る穴場】環境芸術の森(唐津市)・西渓公園(多久市)・有田三大紅葉(有田町)

 「環境芸術の森」はその名のとおり、森本来の機能を取り戻そうと環境に配慮し、私有林を生かして造られた美しい森。広さ約13万平方メートル、作礼山の斜面に、紅葉する木々を中心に約1万本が植樹され、どこを見ても絵になる光景が広がります。森の中にはいくつか散策路があり、石畳の通りがあったり小川や池があったりと、景色の変化を楽しみながらのそぞろ歩きは格別。また、樹齢400~500年というカエデの大木も必見です。
 名所「多久聖廟」に隣接する公園として親しまれている「西渓(せいけい)公園」は、秋は紅葉の穴場として人気。多久市出身で「肥前の炭鉱王」と呼ばれた実業家・高取伊好(たかとりこれよし)により整備された由緒ある公園で、約400本のモミジが一帯を染めます。11月15日(土)から24日(月・振休)までは「孔子の里 紅葉まつり」を開催。音楽や郷土芸能などの日替りイベントや、国登録有形文化財「寒鶯亭(かんおうてい)」の特別一般開放など楽しみ満載、文化的な一日が過ごせます。
 有田では、ひと味違って街なかエリアの紅葉が色づくのを待っています。樹齢1000年といわれる泉山弁財天の大公孫樹(大イチョウ)、好評につき昨年より約100本増しという泉山磁石場の紅葉、有田町歴史民俗資料館を取り巻く約100本の紅葉と、有田三大紅葉がお楽しみ。さらに'食と器でおもてなし'がテーマの「第10回秋の有田陶磁器まつり」と一緒に巡れて、有田ならではの一日を堪能できます。ライトアップもありますよ。


「昔の森を取り戻す、昔の川を取り戻す、昔の海を取り戻す」との想いを込めてじっくりつくられた環境芸術の森。


環境芸術の森の散策路は近道もできるので、体力に合わせてお好きなコースをどうぞ。時間がゆったり感じられます。


庭園に映える紅葉が美しい西渓公園。国登録有形文化財指定の寒鶯亭や歴史民俗資料館などの施設が揃っています。


国指定の重要文化財でもある多久聖廟。期間中は土日祝のみ、西渓公園との区間を無料シャトルバスが運行します。


樹高約38mを誇る大公孫樹は、有田町のシンボル的存在。全体が黄金色に色付き輝く姿は圧倒的な迫力があります。


「秋の有田陶磁器まつり」で窯元巡りや各種イベント、地元のグルメも満喫でき、紅葉巡りが何倍にも楽しくなります。

■DATA
環境芸術の森
○期間:~12月上旬 8時~16時30分
○住所:佐賀県唐津市厳木町平之
○料金:美化協力金大人500円
○交通:長崎道多久インターから約30分(インター下車~国道203号(唐津街道)牧瀬IC入口~国道203号沿いの「道の駅厳木」~「きゅうらぎ温泉 佐用姫の湯」へ。同湯から約5分)
○駐車場:普通車50台 バス15台
○お問合せ:環境芸術の森 TEL 0955-63-2433

西渓公園・多久聖廟
○期間:11月15日(土)~24日(月・振休)10:00~17:00
○場所:西渓公園(多久市多久町1975-1)、多久聖廟(多久市多久町1642)
○料金:入園無料(一部有料イベントあり)
○主なイベント:
 ・趙 勇(ちょうゆう)氏の揚琴コンサート/11月15日(土)11:30~、会場:西渓公園内 寒鶯亭(かんおうてい)※先着100名に「多久まんじゅう」をプレゼント
 ・もみじgarden market/11月22日(土)、23日(日・祝)
 ・たくさん経験教室/11月24日(月・振休)
 ・多久聖廟特別一般公開/11月15日(土)、22日(土)、23日(日・祝)10:00~15:00
 ・寒鶯亭一般開放/期間中の毎日 
 ・特別企画展「旧多久領の肥前狛犬展」/会場:西渓公園内多久市郷土資料館
 ・JRウォーキング/11月23日(日・祝)
○交通:JR多久駅から車で約10分、長崎道多久インターから約15分
○駐車場:多久聖廟大駐車場を利用(土日祝のみ、多久聖廟大駐車場~西渓公園間を無料シャトルバスが運行)
○お問合せ:多久市観光協会 TEL 0952-74-2502、多久市商工観光課 TEL0952-75-2117

有田三大紅葉
○泉山弁財天の大公孫樹/ライトアップ期間:11月20日(木)~11月24日(月・振休) 18:00~20:00 
お問合せ:有田観光協会 TEL:0955-43-2121
○有田町歴史民俗資料館の紅葉/ライトアップ期間:11月22日(土)・23日(日・祝) 18:00~20:00
お問合せ:有田町歴史民俗資料館 TEL:0955-43-2678
○泉山磁石場の紅葉/公開期間:11月20日(木)~11月24日(月・振休) 10:00~16:00 ライトアップ期間:11月22日(土)・23日(日・祝) 18:00~20:00 
お問合せ:有田磁石場組合(有田町商工観光課) TEL 0955-46-2500
〈第10回秋の有田陶磁器まつり〉
○開催期間:11月20日(木)~24日(月・振休)
○有田町内各所
「第10回秋の有田陶磁器まつり」リーフレットはこちら(PDF形式: 8.82MB)
リーフレットマップはこちら(PDF形式: 3.86MB)

【幻想的!ライトアップに注目】御船山楽園(武雄市)・大山祇神社(鳥栖市)・清水竹灯り(小城市)

 御船山のふもと、15万坪の大庭園を誇る「御船山楽園」は、日本最大級の紅葉ライトアップが訪れる人を魅了しています。最も紅葉が密集しているひょうたん型の大池周辺は、散策路にも灯りが設置され、昨年からは樹齢170年の大モミジまで散策ルートも延長。夕暮れの茜色から漆黒へと変わりゆく、それぞれの時間帯で幻想の世界が繰り広げられます。期間中特別公開される「萩野尾御茶屋」では、夜の営業時間に「粉茶とぜんざいのセット」を販売。柔らかな灯りの中、極上のお茶の時間を体験してください。
 鳥栖市の九千部(くせんぶ)山中腹にある大山祇(おおやまずみ)神社は、地元の方々が大切に見守ってきた鎮守の森。ライトアップでは、うす暗がりに浮かび上がるケヤキやモミジ、イチョウの鮮やかな紅葉と、神社境内へと続く竹燈籠の淡い光が、あなたを神秘的な世界へと誘います。ライトアップは2日間限定、地元の方手作りのだご汁に舌鼓を打ちながら、鳥栖市の秋をご満喫ください。
 また近くには「コカ・コーラ ウエスト鳥栖市民の森」があり、起伏に富んだ遊歩道を散策しながらこちらも美しい紅葉に出合えますので併せてお楽しみください。
 滝とのコントラストが美しい紅葉スポットとして知られるのが小城市の「清水の滝」です。恒例のイベント「清水竹灯り」では、高さ約75mを誇る滝とその周辺を約1万本の竹燈籠が演出します。竹からこぼれる光と紅葉の自然な色合いが織り成す様は、見る場所によって表情を変え、飽きることがありません。古民家カフェ&ギャラリー「深川家住宅」の庭園ライトアップもお見逃しなく。


御船山楽園のライトアップ「たまゆらの夕べ」。11月末までと長く開催されるので何度でも足を運びたくなります。


池に面した萩野尾御茶屋もまた風雅な空間。日本画のような景色を愛で、ここで味わう一服に、心洗われること必至です。


大山祇神社一帯は「22世紀に残す佐賀県遺産」に認定され、境内には「ふるさとの名木」に選定された巨木も。


ハイキングに最適なコカ・コーラウエスト鳥栖市民の森。昼はここで過ごし、大山祇神社のライトアップを楽しんで。


清水竹灯りでは、竹燈籠そのものにもさまざまな意匠があり、組み合わせや並べ方も工夫されています。


和モダンを基調とする深川家住宅の庭園ライトアップ。ココイコプラスの9月号で特集していますので参考に!

■DATA
御船山楽園
【紅葉まつり】
○期間:11月1日(土)~12月7日(日)8:00~17:30
○料金:入園料大人600円、子ども(小学生まで)300円
【たまゆらの夕べ 九州最大の紅葉ライトアップ】
○期間:11月7日(金)~11月30日(日)17:30~22:00
○料金:入園料大人600円、子ども(小学生まで)300円(「紅葉まつり」との共通券大人900円、子ども400円)
○住所:武雄市武雄町武雄4100
○交通:JR武雄温泉駅から車で約5分、長崎道武雄北方インターから約15分 ※JR武雄温泉駅から無料シャトルバス運行
○駐車場:あり(無料、150台)
○お問合せ:御船山観光ホテル TEL 0954-23-3131 御船山楽園ホームページ

大山祇神社
○期間:11月22日(土)~23日(日・祝)17時30分~21時
○場所:鳥栖市河内町2180(河内ダムより北へ約1km)
○交通:JR鳥栖駅から車で約15分、長崎道鳥栖インターから約25分
○駐車場:なし ※地元の方々がボランティアで交通案内をしているので、通行にお気をつけください。
○お問合せ:鳥栖市商工振興課 TEL 0942-85-3605

清水竹灯り
○開催期間:11月15日(土)~23日(日・祝)18:00~21:00 
※清水竹灯りは雨天でも開催します。
※雨天時は足元が悪くなります。すべりにくい履物でお越しください。
○協力金:500円(中学生以下無料)
○駐車場:小城公園周辺(約400台収容可能)
※期間中は毎日無料シャトルバスを運行
○お問合せ:清水の滝ライトアップ実行委員会(小城市商工観光課内) 
TEL 0952-37-6129
小城市観光協会ホームページはこちら

【珍しい、海の紅葉】シチメンソウ(佐賀市)

 山の紅葉とはまったく異なり、海岸線を赤く染める「シチメンソウ」も紅葉スポットの名所です。東与賀海岸に群生する塩生植物のシチメンソウは、間近で見ると多肉植物のような珍しい形状ですが、全体を眺めると真っ赤なじゅうたんを広げたような美しさが際立っています。
 シチメンソウまつりでは、11月1日(土)に米のつかみどりやお楽しみ抽選会などさまざまな催しが予定され、15日(土)までのライトアップも人気です。


干潟とのコントラストを成し、ちょっと不思議な光景。昼、夕暮れ時、夜それぞれの表情をお楽しみください。


シチメンソウをアップで見ると、実はこんな感じ。かわいいような、奇妙なような...。ぜひのぞきこんでみて。


会場エリアの干潟よか公園は佐賀有明空港にも近く、普段からファミリー層に人気。見晴らしもよく気持ちのいい場所。

■DATA
○期間:11月1日(土)~11月9日(日)
○場所:佐賀市東与賀町干潟よか公園周辺(公園事務所 0952-45-5366)
○主なイベント
・催し物コーナー(フラメンコ・ベリーダンス、バザー、野点、米のつかみどり等)/11月1日(土)10:30~
・物産販売/11月1日(土)~9日(日)
・シチメンソウライトアップ/11月1日(土)~15日(土)18:00~20:00
○交通:JR佐賀駅から車で約25分、長崎道佐賀大和インターから約45分
※11月1日(土)~3日(月・祝)は東与賀支所・バルーンフェスタ会場・街なか会場よりそれぞれ無料シャトルバス運行
○駐車場:干潟よか公園を利用(800台)
○お問合せ:佐賀市東与賀支所産業振興課 TEL 0952-45-1022、干潟よか公園管理事務所 TEL 0952-45-5366(月曜定休)
※紅葉状況はコチラをチェック→佐賀市ホームページ「シチメンソウの状況」

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