九州を元気にしよう!今年も行くぞ!有田陶器市&唐津やきもん祭り

九州を元気にしよう!今年も行くぞ!有田陶器市&唐津やきもん祭り

佐賀の春の恒例イベントといえば、「有田陶器市」。大型連休に開催されるこの陶器市は、約500店もの店が並んでまちは一大マーケットと化し、全国から約100万人ものやきものファンが訪れます。今年は有田焼が誕生して400年ということで、特別イベントも企画されています。また同時期に、唐津焼の産地・唐津市では「唐津やきもん祭り」が開催されます。こちらは器と食のコラボを楽しむ企画が満載です。熊本地震で少し元気をなくした九州に、ここ陶都・佐賀から元気を届けます。皆さま、どうぞお出かけください!

※この情報は2016年4月時点のものです。

日本磁器誕生・有田焼創業400年! 特別イベントも開催される「有田陶器市」

事前にマップを手にし、駐車場を把握して計画的に回ろう

 「有田陶器市」の歴史は古く、明治29(1896)年、町内の桂雲寺(けいうんじ)で陶磁器品評会と同時に「蔵ざらえ大売出し」が開催され、これが陶器市の始まりとされています。今年で113回目を数え、今では町内一円に約500店が軒を連ねる一大やきもの市となりました。
 混雑するイメージのある陶器市ですが、事前にガイドマップを手にし、早めに出かけて回れば大丈夫!マップは「有田陶器市」特設サイトに掲載されているので、これを見て、まず駐車場をチェック! 町内はシャトルバスが運行するので、大型駐車場に止めてバスを利用するのもおすすめです。
 上有田駅から有田駅へは約4km。やや下り坂になっています。店を覗きながら歩くのは楽しいものです。今年のサイトは「うつわ情報」が掲載されているので、時間がないという方は、気になる店舗に狙いを定めて行くのもいいですね。


お値打ち品もいっぱい。普段は工場で黙々と作業している職人さんもこの時ばかりは店頭に出ます。作り手の思いに触れられる良い機会です。


1616年、朝鮮人陶工・李参平氏によってこの泉山磁石場で陶石が発見され、日本で初めて磁器が誕生しました。この周辺にも駐車場があります。


最近は、写真の百田(ももた)陶園さんのようなスタッキングに優れた器やパステルカラーの器など、新しいタイプの有田焼も登場しています。

有田焼と国内外トップシェフのコラボレーションが実現!

 有田焼創業400年を記念して開催される今年ならではのイベント「世界料理学会in ARITA」を紹介しましょう。これは、ミシュランに掲載されたり、予約困難な人気店のトップシェフが有田に集結し、器の創り手である職人と有田焼の新たな可能性を探り、その成果を発表するというもの。当日は、職人がシェフのリクエストに応えた器を披露し、器に込めた思いなどを披露します。
 新風を取り入れながら時代に溶け込んでいくのが伝統というものでしょう。新しいコラボによって進化していく有田焼をどうぞお楽しみください。
 また、トップシェフたちが作る⾄極の⼀品料理が味わえる「ARITA-バル」も開催されます。食べる機会の少ない特別な味との出会いも楽しみですね。

◇日時:2016年5月3日(火・祝)~4日(水・祝)
◇会場:歴史と文化の森公園「焱の博記念堂」(西松浦郡有田町黒川甲1788)
◇料金:「料理学会」前売2,500円・当日3,000円(2日間共通)、「ARITA-バル」前売2,500円・当日3,000円(5枚綴り)(当日のみ有効)
◇お問合せ:佐賀県有田焼創業400年事業推進グループ TEL 0952-25-7231
※有田陶器市の会場(JR有田駅)から炎博記念堂まで、無料のシャトルバスが運行されますのでぜひご利用ください。
◇前売チケットの申込みは、世界料理学会in ARITAのホームページから。


2006年にミシュラン2つ星を獲得した「ムガリッツ」のシェフ、アンドニ・ルイス・アドゥリスほか9名のトップシェフが有田に集結します。


「ARITA-バル」のメニューイメージ。
銀座「六雁」の秋山能久シェフによる「季節野菜の煮こごり」。


「ARITA-バル」のメニューイメージ。フレンチの鬼才と呼ばれる植木将仁シェフによる「真蛸とアオリイカのスモークとクスクスの毛毬仕立て」

偉人たちが練り歩く仮装行列「有田時代絵巻」は今年だけのイベント

 有田焼400年の歴史には多くの人が関わり、数々のドラマがあります。そこで今年は、有田焼の歴史にゆかりのある人々に扮し、上有田駅から有田駅までを練り歩きながら、その歴史を振り返ります。
 行列をつくるのは、有田で陶石を発見し、磁器製造に成功した李参平や朝鮮人陶工・深海宗伝の妻で陶工たちに尊敬された百婆仙から、初代酒井田柿右衛門氏、現代の青木龍山氏まで総勢115名。住民自ら偉人に扮します。参加する人も見る人も、思い出に残るイベントになりそうですね。
 また、陶器市恒例となった「皿かぶり競走」は、頭の上にお皿を乗せて60mほどを歩くタイムレースです。こちらは抱腹絶倒。一度チャレンジしてみてくださいね!
◇「有田時代絵巻」/日時:5月5日(木・祝)11時~15時
◇「皿かぶり競走」/毎日15時(桂雲寺にて、参加無料)


井上萬二窯、柿右衛門窯のある地域の皆さんを中心に、町内外からの約100名の参加者が偉人に扮します。ぜひご注目を!


有田焼が生まれたのは、太閤・秀吉の時代。甲冑に身を包んだ人々も町を練り歩きます。ナレーションに耳をすませば歴史もわかるはず。


皿かぶり競走は、陶器市の発祥の場所である桂雲寺の坂道が会場です。町内の小学校では運動会競技のため、地元の子どもは皆できるそうですよ。

子ども連れはショップ&飲食コーナーのある施設へ。帰りは温泉!

 子ども連れだったら、買い物&飲食のできる大型施設がおすすめです。
 例えば、有田ポーセリンパークは、お酒と有田焼のテーマパーク。絵付けや手びねり体験ができ、お酒の無料試飲コーナーやバイキングレストランがあります。
 また、有田陶磁の里プラザは、800台収容できる無料駐車場、24のショップ、無料休憩所、レストランを備え、有田焼のショッピングモール的な存在です。
 有田町には、ヌルヌルとした泉質の有田温泉があります。大浴場や貸切湯があり、キャンピングカーなどを駐車できるRVパークもあります。歩き疲れたら、温泉に入って帰るのもいいですね。


ドイツのツヴィンガー宮殿をモデルにした有田ポーセリンパーク。広大な敷地にこの宮殿とバロック庭園、酒蔵、工房などが並びます。


有田陶磁の里プラザは2つの大きな建物に24店舗が並び、周辺に丼や有田焼カレーを提供する店、休憩所、授乳室付きキッズコーナーがあります。


ヌルヌル有田温泉は、大人600円、小中学生400円。貸切風呂使用料はプラス1600円。10時30分から22時(受付終了)まで営業しています。

歴史好き&やきものツウはココもおすすめ

 やきものの歴史を知るなら、佐賀県立九州陶磁文化館がおすすめです。有田焼の400年の歴史はもちろん、唐津焼をはじめ九州各地の陶磁器文化に関するものを展示しています。
 故14代酒井田柿右衛門氏井上萬二氏14代今泉今右衛門氏と人間国宝が揃っているのも有田焼の特徴です。それらの窯元を巡り、素晴らしい技に触れてはいかがですか。
 チャイナ・オン・ザ・パークは深川製磁唯一の工場直営のアウトレットショップ。レストランとラベンダーガーデンを併設します。


佐賀県立九州陶磁文化館のカフェでは、軽食やドリンクを提供しています。自分ではなかなか手にできない高級な逸品で飲むコーヒーはまた味も格別ですね。


チャイナ・オン・ザ・パークは深川製磁初代の作品を展示した建物と、ショップ、カフェなどがあります。ラベンダーの咲く頃も素敵なスポットです。


今右衛門古陶磁美術館では、歴代今右衛門の作品や11代から14代が収集した作品を展示しています。鍋島藩窯でつくられた鍋島焼は見ごたえがあります。

地元グルメを堪能。トンバイ塀通りにオープンカフェも登場!

 ショッピングや散策を楽しみ、お腹がすいたら地元グルメを堪能しましょう。有田観光協会前の広場は「ご当地グルメ会場」になっています。有田鶏のから揚げなどの露店が並び、テーブルや椅子も用意されています。また「有田焼五膳」(1,300円)は有田焼の器に地場産の鶏肉や野菜、ごどうふなどが入っています。また、黒牟田地区では窯元が作った器に料亭で料理を盛り付けた「陶彩(とうさい)弁当」(2,500円~3,000円)を提供します(要予約)。器は持って帰ることができますよ。
 また、やきものの町の風情を感じさせるトンバイ塀通りには、オープンカフェ「カフェ・ド・有田」が登場。6店舗のスイーツやドリンクを楽しめます。


ごどうふ、有田焼カレーとご当地グルメは多いけれど、有田鶏のから揚げも人気の一つ。グルメ会場で揚げたてのアツアツを召し上がれ! 


陶彩弁当は6つの窯元で受付中です(要予約)。マップに掲載されている連絡先にご予約ください。窯元の庭を眺めてゆっくり味わえます。


「カフェ・ド・有田」のオリジナル紙コップ。デザイナーがデザインしたものを工芸士が陶板に描き、それを元にプリントしたもの。ステキなんです。

DATA
有田陶器市

○日時:2016年4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)
○場所:佐賀県西松浦郡有田町・町内各地
○交通:
・JR:JR博多駅から有田駅まで特急で約1時間20分 ※臨時列車あり
・車:西九州道波佐見・有田インターから町内まで約5分
・町内:無料シャトルバス運行(20~30分間隔)/1号線(有田駅前・佐賀銀行有田駅前支店~上有田駅前~大いちょう前)、2号線(有田駅前~有田焼卸団地)、3号線ジャンボタクシー(有田焼卸団地~有田小学校)、4号線(ポーセリンパークのんのこの郷~有田駅前)、5号線(有田駅前~深川製磁チャイナ・オン・ザ・パーク)、6号線(有田駅~井上萬二窯~柿右衛門窯~有田温泉)、シャトル便(有田駅~九州陶磁文化館)
○駐車場:有田商工会議所「有田陶器市ホームページ」の「駐車場情報」又は「陶器市マップ」をご参照ください。
○お問合せ:有田陶器市本部 TEL 0955-42-4111、有田観光協会 TEL 0955-43-2121
※参考:有田観光協会ホームページ「ありたさんぽ」

今年で5回目を迎えた食と器の縁結び「唐津やきもん祭り」

唐津焼&唐津の食&地酒&作家との触れ合いを楽しめます!

 白く端正な有田焼に対し、温かみのある土の風合いが独特な唐津焼。その唐津焼の魅力にたっぷり触れられるのが、「唐津やきもん祭り」です。
 この祭りの特徴は、器と食のコラボにこだわっていること。展示即売はもちろんですが、ぐい呑みを持って参加店舗を回る「ぐい呑みバル」や、21人の陶芸家が日本酒バーの店主を務める「唐津焼で角打ち」、唐津産の食材を使った食のイベント「唐津三昧食堂」など、食を絡めたイベントが多くあります。
 また目利きの白洲信哉氏らによる「唐津シンポジウム」や、TVでおなじみの勝見充男氏を迎えての「骨董塾」など、やきものファン大喜びのイベントも開催されます。


どんな器に何をどう盛るのか。見るのは楽しみですね。今年は、「唐津三昧食堂」やぐい呑みを中心にした「古唐津のぐい呑み展」が企画されています。


唐津焼作家による展示即売も楽しみの一つ。唐津中央商店街の店舗や周辺の会場に作家自ら個性豊かな空間を演出しています。


テーマ展「食と器の縁結び展」は、料理店と唐津焼のコラボレーションをパネルで紹介するもの。陶芸家がつくる未来のぐい呑みも展示しています。

DATA
唐津やきもん祭り

○日時:2016年4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝)
○場所:唐津市中心市街地(唐津中央商店街、唐津市近代図書館、旧唐津銀行、大手口センタービル、アルピノほか)
○交通:JR博多駅から唐津駅まで約80分、博多から高速バス(昭和バス)で約70分、天神から車で約60分
○お問合せ:唐津やきもん祭り実行委員会(唐津観光協会内)TEL 0955-74-3355
※参考:唐津観光協会ホームページ

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