有田が毎日愉快になる「ありフェス」開幕!

有田が毎日愉快になる「ありフェス」開幕!

有田焼で知られる有田町を舞台に、この秋、楽しく愉快なイベントが繰り広げられます。その名も「有田まちなかフェスティバル」、通称「ありフェス」。有田焼の製造工程をリレー形式で競走する「アリタンピック」や住民自ら企画した体験プログラム、ガイド付きのまち歩き、「秋の有田陶磁器まつり」など、内容盛りだくさん。まさに、1か月間、毎日が楽しくなる有田です。

※この情報は2015年11月時点のものです。

2016年、日本磁器誕生・有田焼創業400年!

 今から約400年前の1616年、朝鮮人の陶工が有田の泉山で磁器の原料に適した石を発見したといわれます。それをきっかけに、有田で本格的に磁器の生産が始まりました。白い肌に青や赤の繊細で、かつ華やかな絵柄が描かれた「有田焼」は、茶の湯の人気の高まりとあいまって国内の大名たちを魅了。ヨーロッパの王侯貴族たちをもとりこにし、あの名窯「マイセン」にも影響を与えました。
 日本の技と美が凝縮した「有田焼」が生まれて400年。今年はそのプレイベントとして、有田のまちを舞台に、窯元や住民が企画し、おもてなしするイベントが繰り広げられます。山あいの静かなやきものの里が笑いと涙に包まれる「ありフェス」。いつもと違う有田を楽しみましょう!


有田町は周辺を山に囲まれた盆地。昔は職人たちのいる工場との境に関所もありました。今もまちのあちこちに煙突が立ち、器を焼く煙がたなびきます。


朝鮮人の陶工が磁器に適した石を見つけたといわれる泉山磁石場。長年にわたって石が切り出され、奇岩の様相を呈しています。秋は紅葉が綺麗。


一枚の皿に有田焼の製造工程を描いた「染付有田皿山職人尽し絵図大皿」(有田陶磁美術館蔵 佐賀県重要文化財)。昔の窯元の様子がわかります。

皿かぶり競走の「アリタンピック」や有田のお酒を味わう「ほろ酔い巡り」

 約40のイベントや体験プログラムが用意されている「有田まちなかフェスティバル」。中でも注目は、有田焼の製造工程をリレーにした「アリタンピック」です。有田焼の製造工程のうち、陶石運びから窯入れ、皿板での運搬までを4人1組のリレーで競います。大人も子どもも一緒に競う「アリタンピック」。見て楽しい、参加したらもっと楽しい、抱腹絶倒の競技です。
 また、有田・伊万里は日本酒の産地。近年、作り手たちが蔵を超えて技を磨いており、この地域のお酒の評価がグッと高まっています。「有田ほろ酔い巡り」で、有田焼のぐい呑片手に町並みと日本酒を楽しみましょう。


「アリタンピック」は4人1組のリレー。第1走者はおおこ(背負子)を使った「陶石運搬」。有田焼製造に携わる人なら誰もが経験していますが、果たして!? 


第2走者は有田でおなじみの「皿かぶり」。有田町では小学校の徒競走になるほどメジャーな競技です。頭に乗せた皿を落とさずに次の走者へ!


第3走者は窯に薪をくべる「薪入れ」。窯に薪を3本、投げ入れ、入るまで何度もチャレンジ。遅れたチームは、巻き返しのチャンス!


アンカーは「皿板担ぎ」。板の前後に素焼を乗せてゴールを目指します。落としたらスタートに戻り、有田のキャラクター人形を乗せて再チャレンジ!


「有田ほろ酔い巡り」は、前売3,000円で日本酒5杯(1杯90ml)を味わえます。ぐい呑みとそれを入れる巾着はプレゼント。


耐火レンガの廃材や陶片を用いたトンバイ塀は、有田町を象徴する風景。トンバイ塀の多く残る裏通りがオープンカフェになります(11/21~23限定)

陶芸体験や万華鏡教室など、興味をそそる体験プログラム

 やきものの町ならではの陶芸体験プログラムもあります。例えば、「Pottery Café」(ポタリーカフェ)は、ロクロ体験とお手製アップルパイ&コーヒーを楽しめる「陶芸カフェ」。若手陶芸家・梶原大敬氏のサポートをマンツーマンで受けながら、3㎏の土で小さな器3つほどつくることができます。
 「有田で楽しむ万華鏡教室」は、世界で一つのオリジナル「有田焼万華鏡」をつくる教室。有田焼と万華鏡のコラボレーションで、自分だけの世界を楽しみましょう。
 このほかにもたくさんの体験プログラムが用意されています。「有田まちなかフェスティバル」のホームページでチェックしてみてくださいね。


有田焼を使ってオリジナル万華鏡をつくる「有田で楽しむ万華鏡教室」。会場の佐賀ダンボール商会「手のひら美術館」に多種多様の万華鏡を展示中。


「Pottery Café」は毎日開催中。約3kgの土を使って好きな器をつくれます。体験後は、お手製のアップルパイとコーヒーでティーブレイク。


「フレグランスフラワーとミニ楽焼の体験教室」は、①香りのついたアートフラワーを香蘭社のマグカップに生ける体験と、②楽焼体験から選べます。

ガイドの案内付きで楽しい「まち歩き」

 まちを深く知るには「まち歩き」がベスト。自分のペースでゆったり歩けば、健康にもいいし、見慣れた風景の中に新たな発見があって楽しいものです。
 「歩き愛です(あるきめです)有田」は、歩数計を持ち、クイズに答えながらウォーキングを楽しむというもの。6kmコースと15kmコースがあり、歩数に応じて抽選で賞品が当たります。
 このほかに、「うつわ男子」のコーディネートによって有田焼とまちを巡る特別ツアー「うつわ男子が案内する有田の器めぐり」や「ガイドと巡る有田の町屋歩き」など、全部で6つの「まち歩き」があります。


歩数計を持って6kmまたは15kmを歩く「歩き愛(め)です有田」は、クイズに答えたり、煙突のサンタを探しながら歩きましょう。


有田にくわしい「うつわ男子」が有田焼やまちをご案内。中にはマニアックな場所や普段は入れないような場所も...。移動はコーヒーマシーンを搭載したタクシー「バリスタワゴン」で!


江戸時代後期~昭和時代初期の町屋が並ぶ内山地区は、国指定重要伝統的建造物群保存地区。ガイドの案内で町屋巡りができます。

やきものと紅葉、限定グルメを楽しむ「秋の有田陶磁器まつり」

 有田といえば「陶器市」。春に続き、11月15日(日)から「秋の有田陶磁器まつり」が行われます。紅葉が美しく、樹齢約1000年の大公孫樹(おおいちょう)のライトアップや泉山磁石場の特別開放&ライトアップなども。また「薪窯めぐり」では、職人たちが登り窯に薪をくべる様子を見学できます。「有田のちゃわん祭り」や各商店会のおもてなしなど、やきものファンには嬉しい企画がいっぱいです。
 買い物やイベントで楽しんだ後は、まつり期間中だけの限定メニューや地元グルメを存分に味わいましょう。


泉山弁財天神社境内の大公孫樹が真っ黄色に染まって、頭上からまちを見守っています。11月15日~23日18:00~20:00、ライトアップされます。


陶石が採掘される泉山磁石場は普段立ち入り禁止。まつり期間中のみ一部が一般公開され、11月21日~23日18:00~20:00、ライトアップも。


薪窯での焼成は400年にわたって受け継がれてきた有田の伝統的なスタイル。「薪窯めぐり」で火を見ながら一日中薪を入れる職人の魂に触れてください。参加するのは有田を代表する6つの窯元。窯によって公開日時や公開方法が異なるので、詳しくは有田観光協会HP「ありたさんぽ」をご覧ください。


有田陶磁の里プラザ(有田焼卸団地)で開かれる「有田のちゃわん祭り」。茶わん供養や餅つき、抽選会など、敷地内で各種イベントがあります。


22軒の飲食店が地元の新鮮な食材を使って「秋の期間限定メニュー」を用意しました。まつり期間中のメニューです。食と有田焼の組合せも要チェック!


有田観光協会前の「おまつり広場」には、自慢の地元グルメが集結。「皿踊りコンテスト」や「ゆるキャラ☆フェスティバル」なども一緒に楽しんで!

■DATA
「有田まちなかフェスティバル」
○日時:2015年11月1日(日)~30日(月)
○会場:佐賀県西松浦郡有田町の各所
○マップ:ダウンロード(PDF)
○お問合せ:有田観光協会 TEL 0955-43-2121
有田観光協会ホームページから「有田まちなかフェスティバル」のパンフレットをダウンロードできます。

◇第11回秋の有田陶磁器まつり
・11月15日(日)~23日(月・祝)、有田町各所にて、問=有田観光協会 TEL 0955-43-2121

◇アリタンピック
・11月8日(日)10:00~、JR有田駅前メインストリート南側にて、参加料1チーム2,000円、問=有田観光協会 TEL 0955-43-2121

◇有田ほろ酔い巡り
・11月15日(日)12:00~20:00、内山地区・札の辻交差点界隈にて、前売3,000円(当日3,200円)、問=有田商工会議所 TEL 0955-42-4111

◇「Pottery Café」
・11月30日(月)までの毎日10:00~17:00、茂正工房にて、5,000円(税別、送料別)、予約=茂正工房 TEL 090-5732-0215

◇「有田で楽しむ万華鏡教室」
・11月30日(土)までの平日と7日(土)・21日(土)10:00~15:00、(有)佐賀ダンボール商会第2工場・手のひら美術館にて、1,500円、予約=(有)佐賀ダンボール商会第2工場 TEL 0955-46-5141

◇フレグランスフラワーとミニ楽焼の体験教室
・①フレグランスフラワー=11月14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)・23日(月・祝)10:30~13:00、14:00~16:30、赤絵町工房にて、3,800円(税別)、予約=香蘭社 TEL 0955-43-2132
・②ミニ楽焼=11月14日(土)~23日(月・祝)随時、赤絵町工房にて、1,000円~1,500円(税別)、予約=香蘭社 TEL 0955-43-2132

◇歩き愛です(あるきめです)有田
・11月22日(日)9:00~15:00、白磁ヶ丘相撲場スタート、1,000円、問=有田観光協会 TEL 0955-43-2121 ※予約不要(当日受付)

※各体験の予約は、開催日の3日前まで(アリタンピック・歩き愛ですを除く)。

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