佐賀の奥座敷―山里の静かな〝ぬる湯〟の温泉郷・古湯と熊の川めぐり

脊振山系の山懐に抱かれた静かな温泉郷・古湯。町の80%を占める森林が豊かな自然をつくり出し、川のせせらぎが心地よい響きを奏でています。こぢんまりとまとまった町は、カフェなど新しい魅力がいくつも加わって、石畳の道を散策する楽しさに溢れています。歌人・斎藤茂吉や画家・青木繁など文化人が静養で訪れた田舎の温泉郷ならではの癒しと、ぬる湯の心地よさを感じてください。
※この情報は2018年3月時点のものです。


古湯・熊の川温泉郷 立ち寄り湯

富士町に2つの異なる泉質「古湯・熊の川温泉郷」

富士町は古湯と熊の川の2つの温泉がある珍しい温泉郷。しかも、それぞれ泉質が違うというから驚きです。古湯温泉はpH値9.6と全国的に見てもアルカリ度が高いアルカリ性単純泉で約38度のぬる湯。熊の川温泉はpH値9.5のラドン泉。どちらもアルカリ成分が角質を溶かし、つるつるのお肌にしてくれる美肌の湯です。
富士町観光案内所では魅力的な日帰り温泉や温泉宿、町の見どころなど情報を紹介しています。

温泉の効能実地調査中!!結果発表~は5月連休明け

富士町の温泉など26事業所が加盟する「古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟」(代表・山口澄雄理事長)は、古湯温泉の健康や美肌に対する効能を科学的に解き明かそうと、県内外から応募した日帰り(3カ月間、週1回の割合で入浴)と4泊5日の宿泊モニターでぬる湯の効能を医学的に調査。その結果は5月連休明けに発表されます。医学的に裏付けされた効能で、健康のために湯治や日帰りの湯を楽しんでください。

  • 富士町観光所には温泉スタンドもあります。

  • 各温泉のパンフレットが入手できます。町の話を聞きながら、コーヒー(200円)をどうぞ。

  • レンタサイクルも備えています

贅沢を感じながらくつろぐ宿 古湯温泉ONCRI/おんくり

時を忘れてしまうほど、ゆっくりとくつろげる宿として定評があるONCRI。今年、「ソノリティー空間」をデザインコンセプトに新しい2つのスタイルの客室「ONCRIソノテラス」と「離れJIBOH」が登場しました。自家源泉1日43トンという豊富なぬる湯が注がれる露天風呂や檜(ひのき)風呂、足湯、寝湯、打たせ湯のほか、箱蒸し風呂など趣向をこらした湯が湯治でも、日帰りでも楽しむことができます。
地元契約農家から届く旬の野菜や新鮮な魚介類を使ったイタリアンや和食のレストランは、贅沢なひと時をおいしく演出してくれます。
緑を絶やさない勝打山の景色にも癒されながら、ぬる湯と食と景色の贅沢がそろうONCRIでオフタイムを過ごしてください。

  • ONCRIソノテラス/広々としたテラスには、もう1つのリビングとして使ってほしいテント。山の稜線を東から西へと動いていく太陽の輝き、緑、満天の星空、風が吹き抜ける音、鳥のさえずりなど五感で感じください。

  • 離れJIBOH(時忘)/室内に温泉空間をたっぷり取った離れ。宿の中でも一番高い場所にあります。周囲には誰の気配も感じないで、自分たちだけの巣に、存分に引きこもってください。

  • 湯処は男女合わせて15種類と多彩。ぬる湯だから、どれものんびり楽しめます。

  • 天然砂むし温泉で、じわっと気持ちのいい汗をかいてスッキリ!もちろん日帰りでも入ることができます。

  • まったりとくつろげる足湯。他にも湯上りに休憩できるスペースもあります。

  • バー&レストラン「SEBRI」。楽しさに溢れる創作料理に舌鼓。「おいしさはもちろん、普段の生活では味わえない驚きや楽しさをプレートの中にどう表現するか考えています」とシェフ。

  • 佐賀県産や地元富士町産の新鮮で安全な食材を使った体にもおいしい料理の数々。バーニャカウダは、野菜の新鮮さ美味しさが堪能できます。

  • ラグジュアリーな空間で特別なひとときを!ランチのコースは要予約。ピザやパスタなどバラエティ豊かなメニューが味わえます。

  • 古湯温泉 ONCRI

    所/佐賀県佐賀市富士町古湯556
    問/TEL.0952-51-8111 http://www.oncri.com/
    アクセス/JR佐賀から古湯・北山方面のバスに乗車して約40分、佐賀大和ICから車で約15分。福岡から三瀬トンネル経由、車で約60分。宿泊客の方には佐賀駅からの送迎バスがあります。(要予約)
    ●日帰り温泉
    ご入浴時間/10:00~20:00
    料金/大人1,200円 小学生600円 未就学児童 無料
    バスタオル有り110円、タオル有り(無料)
    天然砂むし温泉2,000円※入浴料1,200円別途
    ●バー&レストラン「SEBRI」
    営/ランチ 11:30~14:30(LO14:00)
    ※ご昼食のみのご利用も可
    アラカルト1,100円~、コース5,400円
    ●日帰りプラン
    食事をされた方は入浴料が半額。そのほか客室休憩付などもあります。食事と入浴の各種日帰りプランはHPで確認してください。

手づくりのあったか~いカフェ 古湯キッチン10(テン)

老舗旅館「千曲荘」の女将が、古い家を富士町民の協力を得て、古材などを使ってリノベーションしたカフェ。名前には10本の指で手作りするという意味を込めて「10」と名付けました。旬の地元の食材を使い、手づくりみそやしょう油麹などの調理料は添加物なし。町の雰囲気や人との触れ合いが楽しめる空間で召し上がれ。

古湯キッチン10(テン)

所/佐賀市富士町古湯855
営/10:30~17:00 ランチ11:30~15:00、ショップとカフェ10:30~17:00
休/水曜
問/TEL.0952-58-2075
駐車場は観光無料駐車場を利用してください。
アクセス/JR佐賀駅から北山方面のバスに乗車して約40分。車で佐賀大和I.Cから国道323号線を通って約20分
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  • 具だくさんみそ汁付き古湯ランチシリーズ!肥前さくらポークを使った「サクサクとんかつランチ」1080円。

  • 女将さん手づくりのしょう油麹や、古湯の女将の会が作った柚子胡椒のほかお米などお土産品もいろいろ。

  • この外観が目印!平日は、電話で確認をしてからでかけましょう。

古湯で銀細工&陶芸体験 陶路館 潤人(うるおっと)

古湯温泉街のど真ん中、有田焼の陶芸家・溝口正彦さんと銀粘土技能認定インストラクターの妻・智子さんが作る銀細工が並ぶ工房。2人の気さくで温かい人柄に、工房内に優しい空気が流れています。ここでは磁器粘土を使ったろくろ体験のほか、絵付け体験、銀細工の体験ができます。

陶路館 潤人(うるおっと)

所/佐賀市富士町古湯855
営/9:00~17:00
休/木曜(相談に応じます)
問/TEL.0952-58-2100 完全予約制
TEL.090-7158-1130
アクセス/JR佐賀駅から北山方面のバスに乗車して約40分。車で佐賀大和I.Cから国道323号線を通って約20分
体験料金/【陶芸】絵付け体験 1000円(税別)~、ろくろ体験4月~11月2300円(税別)、12月~3月2600円(税別)
【銀細工】2500円(税別)~ペンダントトップ、イヤリングなど使用する銀粘土の分量によって違います

  • 結婚式で両親にプレゼントする夫婦茶碗の制作にくるカップルも多いそう。世界に1つだけの作品です。

  • イニシャルのペンダントトップに挑戦!キレイにできました。

  • 体験の合間に2人とコーヒーや智子さん手づくりのキャラメルを味わい、世間話に花を咲かせながら完成を待ってください。

イメージにぴったりの心のふる里が古湯に 笹沢左保記念館 九州さが大衆文学賞記念館

「木枯し紋次郎」や佐賀県を舞台にした「取調室」の著書で知られる笹沢左保さんが7年間過ごした仕事場兼邸宅。長年探し求めていた「青い空とそこに浮かぶ美しい雲、高くない山が幾重に重なる山の稜線が見え、その下にはひなびた温泉がある」という笹沢さんがイメージしていた心のふる里の風景にあまりにもぴったりだったために、この古湯に移り住んだとか。笹沢さんの自筆原稿を見学したり、笹沢さん同様、心のふる里の景色を眺めながら、ちょっとひと息ついてください。

笹沢左保記念館 九州さが大衆文学賞記念館

所/佐賀市富士町古湯小副川2579
営/10:00~17:00
休/火曜、水曜
料金/中学生以上300円(20人以上の団体1人200円)、小学6年生以下無料
問/TEL.0952-23-7141(ミサワホーム佐賀内)
アクセス/JR佐賀駅からバスで約50分、古湯温泉下車。車で佐賀大和I.Cから国道323号線を通って約20分
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  • そう高くない山が幾重にも重なった稜線など、笹沢左保さんが好きだった富士町の自然の眺めを満喫してください。

  • 自筆原稿は約1万枚近く保管されています。どれも丁寧に書かれています。

  • 生涯著作数380冊中120冊が佐賀で書かれたものです。