ARTICLE

記事

写真:釣り上げたイカを笑顔で掲げている女性ライター

遊漁船で行く! ”呼子のイカ”釣り&贅沢船上活造り

柴田愛梨
2024年07月12日

呼子といえば”呼子のイカ”
ガイドブックにも必ず載るほど有名な佐賀の名物です。
しかしこの”呼子のイカ”、実は自分で釣ることができるってご存知でしたか?

しかも釣り上げたイカを船上で、新鮮なうちに活造りにしてくれるのです!

そんな贅沢な楽しみ方を教えてくれるのは、佐賀県北部に広がる豊かな海、玄界灘をフィールドとする遊漁船”雷電”さん。

写真:遊漁船”雷電”が停泊している様子

季節ごとの様々な釣りにお客様を案内されており、全国から釣り人が集まります。

取材時の6月中旬は、早朝から昼にかけてのイサキ釣りもシーズンだということでした。
そちらにも挑戦したくなってしまいますが…今回狙うは”呼子のイカ”!
早速釣りの準備をしていきましょう。

初めてでも安心、イカロッド(釣竿)レンタル

とはいえ釣りの準備って、何をどうしたらいいのか全く分からない…。
そんな私は、釣竿のレンタルから仕掛けのセッティングまで全て船長さんのお世話になりました。

写真:釣り竿の手元部分
イカロッドレンタル1,000円(※エギ[疑似餌]は持参)

ポイントに着いたら釣り方も教えてくださるとのことで、初心者にとってはありがたい限り。
サポートがあると安心感が違います。

さて準備が整ったら、いよいよ出発です!

日が落ちる前に沖へ

写真:遊漁船”雷電”がほかの船と並んで係留されている様子

出船場所は呼子周辺の港。
日が暮れる少し前に出港し、イカ釣りのポイントへ向かいます。

写真:イカ釣り漁船上から見た橋と夕焼けの風景

出港!

写真:海面に夕焼けが映っている風景

船上から見る夕陽は海に反射し幻想的。

ポイント到着、釣り開始

写真:海上に浮かぶ烏帽子島の遠景

この日のポイント、烏帽子島周辺に到着しました。
いよいよ釣り開始です。

写真:遊漁船”雷電”の甲板の様子。左側に2人、右側に4人の乗客が、海面へ釣り糸をおろしている

あたりが暗くなってきたら船の集魚灯をつけてイカをおびきよせるのですが、これが”夜焚き”という漁の方法です。

写真:船上にと灯された集魚灯
※集魚灯:魚が光に向かって集まる習性を利用し、多数の魚を捕らえるために用いられる漁業用灯火。
写真:釣り人が船上からイカを釣り上げている様子

次々に釣り上げる常連さんたち、さすがです。

手取り足取り教えていただき、私も何とか記念すべき1杯目をゲット!

写真:釣り上げたイカを笑顔で掲げている女性ライター

これがあの「呼子のイカ」、種類はケンサキイカだそうです。

イカを釣り上げた時に勢いよく墨を吐く場合があるので、汚れてもいい服装で着てくださいね。
しかしその汚れもまたイカ釣りの勲章♪というものでしょう。

船上で食べられる絶品、イカの活造り

釣り始めてから2時間ほどで、4,5杯のイカが釣れました!!

写真:プラスチックのかごに剣先イカ5杯が入っている様子

ここでなんと、釣ったイカを船長さんが捌いてくださるとのこと。

写真:イカを捌いている手元

そしてあっという間に活造りが完成していました。

写真:イカの刺身を皿に盛っている手元
写真:皿に盛られたイカの刺身

透き通った身が美しいです。

釣りたての新鮮なイカを船上で食べられるなんて、この上ない贅沢。
コリっとした食感と、甘みのある最高の一品でした。
この感動をぜひ船上で味わっていただきたいです。

幸せな気持ちで満たされると釣りにも一段と気合いが入り、後半戦も頑張れましたよ!

釣り終了、帰港

時刻は夜中の2時。
約8時間の釣りが終わり、イカもたくさん釣れました。

写真:釣り上げたたくさんのイカがケースに入っている様子

釣った分のイカは数の制限なくお持ち帰りができますので、ご自宅でも呼子のイカをたっぷり楽しむことができます。

写真:イカの刺身
写真:イカ丼

後日、イカの刺身とイカ丼にしていただきました。
これもまた至高の味わい。

他にはゲソの唐揚げなども良いかもしれませんね。
自宅で存分にイカ料理を堪能してみてください。

イカ釣りプランにチャレンジ!詳細情報はこちら

ご紹介したイカ釣りプランのチャンスは9月頃まで。
釣ってみたい!と思った方は是非HPのカレンダーをご確認の上ご予約ください。

プラン情報(2024年7月12日現在)
船名 遊漁船【雷電】
電話番号 070-8418-9413
予約 電話もしくはインスタグラムのDM
船体/装備 ・船体50フィート(15メートル)
・定員8名
・レンジ、ポット使用可。※水はご持参ください
・水洗個室トイレ装備。女性の方も安心です。
・イカ釣りの夜焚きはメタハラ搭載(漁師さんと同じ装備)
・ロッドホルダー36連装備
料金 ■イカメタルプラン ※乗合料金
・通常(烏帽子島から馬渡島)13,000円
・遠征(上記エリア超え)15,000円
※チャーター可、料金はHPをご確認ください。
集合場所 前日までに船長より連絡します。
欄外マップに記載されたいずれかの場所になります。
備考 遊漁船【雷電】(ホームページ)
遊漁船【雷電】(Instagram)

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

柴田愛梨

愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

人気記事ランキング(2週間)

カテゴリ

エリア

ライター紹介

  • 柴田愛梨さんのアイコン画像

    柴田愛梨

    愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
    現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

  • 中島丈晴

    中島丈晴

    佐賀を訪れる人は街や町、スポットを創り上げる人々とそこに至るストーリーに共感されているのではと感じています。
    『佐賀経済新聞』運営や『佐賀バルーンフェスタ』広報等を担う中でふと気づく、佐賀の人やスポットのストーリーをお伝えしていきます。

  • ライター福ちゃんの写真

    福ちゃん

    佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

  • 画像:YO-WRITEのプロフィールイラスト

    YO-WRITE

    好奇心は人を生かす!楽しそうなことには前のめりで向き合いたい、福岡県出身佐賀市在住のサラリーマンです。趣味はミュージアムめぐり。好きな恐竜はステゴサウルス。佐賀で見つけたオモシロ案件を皆さんへお伝えします!!

  • 池松晃弘さんのアイコン画像

    池松晃弘

    佐賀って実はディープ!知れば知るほどハマる魅力的なスポットと楽しみ方をお届け!
    神奈川県出身、九州を拠点に活動するフリーライター。28歳で福岡へ移住。瞑想が趣味なので、マインドフルネスになれるスポットをご紹介します。

  • あやかさんのアイコン画像

    あやか

    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

  • sora camp さんのアイコン画像

    sora camp

    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

  • 本間悠さんのアイコン画像

    本間悠

    歴史豊かな佐賀県は、あちこちに歴史的な建造物があり、伝統工芸をはじめとする日本文化に触れることができる場所です。趣味は読書とお酒の現役書店員が、魅力ある佐賀カルチャーの今を発信します! TwitterID:@honyanohomma

  • 高原陽子さんのアイコン画像

    高原陽子

    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

  • 佐賀県公式観光サイトあそぼーさがのロゴ

    あそぼーさが編集部