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写真:友桝飲料で作られてるサイダー

4年ぶり、待望の再開! ラベルづくりやドリンク試飲も楽しい 友桝飲料の工場見学

柴田愛梨
2024年05月31日

夏といえば、「サイダー」
そろそろそんな季節がやってきますね。
みなさんは何気なく手にしている炭酸飲料がどのようにして作られるのか知っていますか?
 

そういえば気にしたことなかったなぁ、そう思った方はぜひ「友桝飲料」へ足を運んでみてください。
ここ友桝飲料小城工場では2020年から休止していた工場見学が再開しました。
工場見学はもちろん、ラベルづくり体験やドリンク試飲もあって楽しく学ぶことができますよ。

友桝飲料

写真:友桝飲料小城工場外観
提供写真

友桝飲料は明治35年(1902年)、佐賀県小城市の小さなラムネ屋さんからはじまりました。100年以上に渡る歴史の中で開発された商品は興味深いものばかり。

では早速、工場見学からスタートしていきましょう!

工場見学で生産レーンを見てみよう

写真:工場見学の入口
写真:入口には「たんけん!ともますジュース工場」の看板が

工場見学の入り口は「たんけん!ともますジュース工場」の看板が目印です。

写真:友桝飲料のキャラクター「スミレちゃん」

友桝飲料のキャラクター「スミレちゃん」が入り口でお出迎えしてくれました。スイカサイダーの衣装がとってもキュートです。

日によって工場で作られている商品が違うので、何かは行ってからのおたのしみ。

階段を降りると左右のガラス張りから、工場の生産レーンを見学できます。

※見学通路から生産レーンは撮影禁止

写真:見学通路
提供写真

生産できる瓶やペットボトルのサイズも様々で、なんと1日に約30万本もの商品を作っているのだそう。

写真:生産の工程が書かれた看板

どの場所でどの工程を担っているのか、イラストの説明もあってとてもわかりやすいのでお子様も楽しみながら学ぶことができますね!

※階段があるため小さなお子様の見学時は保護者同伴必須
※車椅子・ベビーカーでの入場不可

工場見学ルートを出ると、友桝飲料がこれまでに開発した商品の一部が見られます。これで一部?!と思うほどの数で圧倒されますがそれもそのはず。友桝飲料の飲料新商品開発数は、なんと日本一(※1)なのだそう!

写真:開発した商品が入っている棚
写真:開発した商品が入っている一覧

年間150種類もの新商品を生み出しているのですが、その中には「オリジナルのサイダーをつくりたい」という生産者さんなどの声に答え、開発したものも多くあるそうです(※2)

人気ドリンクを試飲してみよう

写真:こどもビール

​​そして友桝飲料のオリジナル商品の中でも根強い人気を誇っているのが、「こどもびいる」です。​ 
1998年に福岡にオープンしたもんじゃ焼専門居酒屋、「下町屋」の店主さんがビール瓶風容器に入った※ガラナ飲料のラベルをオリジナルラベル”こどもびいる”に貼り替えたのが誕生のきっかけ。

※ガラナ飲料
ガラナの実を使用した、コーラに似た風味の炭酸飲料

詳しい誕生秘話は、見学ルートの出口にある「こどもびいる誕生物語」でご覧ください。

写真:こどもびいるの誕生が記載された看板

オリジナルドリンク試飲コーナーにこどもびいるがありましたので早速飲んでみることに。まずはシロップを入れて、次に炭酸水を注ぐと完成です。

写真:ドリンク試飲コーナー

※シロップは日替わり、試飲は3杯まで
この日のシロップはこどもびいる、蜂蜜れもん、メロンソーダの3種類でした。

写真:コップに注がれたジュース
写真:こどもびいる屋台風

「こどもびいる」なので、もちろんノンアルコール。りんご味の炭酸飲料なのですが、泡立ちも本物のビールそのものです。
この泡も計算されつくされたものだそうで、開発のドラマを知ったあとに飲むこどもびいるには、とても感動しました。

また今年2024年に、こどもびいるが20周年を迎えたことを記念し、「おとなびいる」が限定販売されたそう。
おとなびいるは、ちゃんとこどもびいるのりんご味を生かした、アルコールありの本物のビールです。
成人式に合わせて発売したことも遊び心があって素敵ですよね。

そして友桝飲料の商品といえばラベルがとても印象的。
見ていてわくわくするようなデザインのものばかりです。

そんなラベルづくりを自分でも体験できるということで私も挑戦してみました。

世界でひとつだけ! オリジナルラベルづくり体験

写真:オリジナルのラベル作り体験

まずは受付でサイダーと色鉛筆、ラベルを受け取ります。

写真:ラベルと瓶
写真:ラベルには必要な表示は記載済み

必要な表示はあらかじめ書いてあるので、あとは思い思いのデザインを描いていくだけ。

取材した時は母の日が近かったのでこんな感じにしてみました。

写真:母の日オリジナルのラベル

デザインができたらラベルを貼り付けていきます。

この時にハンカチ等があると瓶が安定しますよ。

写真:瓶の下に置いたハンカチ

そして完成したものがこちら。

写真:完成したオリジナルのサイダー

ラベルの正面にデザインが来るように考えて描かないといけなかったですね…。
描く時には正面を意識するといいかもしれません。

※ラベルづくり体験:200円(税込)/ 1本

オリジナルグッズやお土産は直売所で

さて、最後に直売所でおみやげを購入したいと思います。
直売所には工場記念の顔はめパネルもありますので、見学後にぜひ撮影してみてください。

写真:顔はめパネルで記念撮影もいいかも
写真:直売所で販売されているサイダー

ずらりと並んだサイダーはどれも美味しそう。

写真:湯あがり堂シリーズ

こちらの湯あがり堂シリーズは、オリジナルラベルで販売している温泉地もあるそうです。
旅先で見かけた時や、おうちでの湯あがりの一杯にどうぞ。

そしてこれからの暑い季節にぴったりなのが新商品、凍らせて食べる「果実アイス」です。
お好きな味を、まるで木からフルーツを収穫するように取るスタイルも面白いですね。

写真:凍らせて食べる「果実アイス」

味は、スイカ・マスクメロン・白桃・マンゴーの4種類。

写真:アイス

常温保存ができるので、食べたい時に冷凍庫で凍らせてお召し上がりください。
むにむにとした食感がとても不思議で、やみつきになるおいしさです!

また、直売所では工場限定のオリジナルグッズも販売しています。見ていたらついたくさん欲しくなってしまいました。

写真:新発売のマスキングテープ
写真:購入したマスキングテープでプレゼント作成

新発売のマスキングテープはちょっとした贈りものをするときにお洒落にアレンジしたり、使い道は色々。

写真:デザインのファイルも

ファイルもデザインがかわいくて、どれを買おうか迷ってしまいます。

写真:Tシャツもオリジナルデザイン

そしてこちらのオリジナルTシャツは社員さんたちにも人気だそう。背中のデザインはもちろん、胸のワンポイントもあってお洒落です。

写真:直売所の様子

見学も体験もわくわくしながら学べる友桝飲料の工場見学。ご家族やご友人と遊びに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

スポット情報(2024年5月31日現在)
スポット名 友桝飲料小城工場
住所 小城市小城町岩蔵2575-3
見学概要
見学内容 生産ライン見学、ラベルづくり体験、オリジナルドリンク試飲体験、映像鑑賞
所要時間 約30分から60分
料金 無料※ラベルづくりのみ有料 200円(税込)/1本
事前予約 不要
営業時間 10時から15時30分(※入場は15時まで)
休業日

土曜日、日曜日、祝日、お盆、年末年始はお休みになります。

工場見学カレンダー(外部リンク)をご確認の上、ご来場ください。

お問い合わせ 直通TEL:070-1538-2279 [ 10時から16時まで ]
※上記時間外は、代表:0952-72-5588まで

 

友桝飲料

詳細情報を見る

▼こちらの記事では、佐賀市の『味の素 九州工場』、鳥栖市の『キユーピー鳥栖工場』の工場見学を紹介しています。あわせてご覧ください。

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柴田愛梨

愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

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    佐賀を訪れる人は街や町、スポットを創り上げる人々とそこに至るストーリーに共感されているのではと感じています。
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    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

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    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

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