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多久聖廟(たくせいびょう)

儒学の祖 孔子を祀る孔子廟

「論語」で知られる中国の聖人、孔子(こうし)を祀る多久聖廟は、足利学校(栃木県)、閑谷学校(岡山県)と並び日本三大孔子廟といわれ、国重要文化財に指定されています。

宝永5(1708)年、多久4代領主・多久茂文(しげふみ)が領民に「敬」の心を育てるために創建しました。朱塗りの建物の柱や梁(はり)には、龍や麒麟(きりん)、鳳凰(ほうおう)、鯱(しゃち)、鯉(こい)、かしわなど数多くのめでたい彫刻が施され、壮麗な佇まい。

廟内には、「聖龕(せいがん)」と呼ばれる八角形の厨子の中に孔子像が納められ、また「四配」といわれる顔子、曾子、子思子、孟子の像も安置。天井に描かれた龍は見応えがあります。

多久聖廟では毎年春と秋に「釈菜(せきさい)」と呼ばれる伝統儀式が開催されています。創建以来300年以上続く祭事で雅楽が演奏される中、中国明時代の衣装を身に付けた献官や祭官が、孔子像や四配の像に供えものを捧げます。この釈菜など特別な時しか廟内は公開されていません。

儒学の祖孔子は学問の神様ともいわれ、受験シーズンを控えた年末から年始にかけ、多久聖廟には多くの受験生が合格祈願に訪れています。参道入り口にある多久市物産館「朋来庵」では絵馬や学業成就の関連グッズを販売しています。

営業時間
24時間見学可
定休日
無休
所在地
〒846-0031 佐賀県多久市多久町1642
料金
見学無料
駐車場
大型車:無料
普通車:100台・無料
アクセス
長崎自動車道多久インターから自家用車15分、
昭和バス本多久バス停から徒歩15分、
JR多久駅からタクシー10分。
お問い合わせ先
一般社団法人多久市観光協会
TEL:0952-74-2502
メールアドレス:takuinfo@po.taku.ne.jp
多久市商工観光課
TEL:0952-75-2117
公益財団法人孔子の里
TEL:0952-75-5112
関連リンク
関連ファイル
多久聖廟 特別拝観と揚琴演奏プラン(PDF, 733.8KB)
備考
< ご案内 >
【体験プラン】・揚琴演奏と多久聖廟ガイド、特別開廟をセットにした有料プランあり(ひとり500円、一週間前までの要予約、6人以上)。ガイドのみは無料(一週間前までの要予約)

・多久聖廟釈菜(せきさい)…春(4月18日)と秋(10月第4日曜日)に開催。孔子と4人の
弟子の遺徳を偲び、お供え物を献上する多久聖廟創建以来300年以上続く伝統儀式。
釈菜は佐賀県重要民俗文化財指定。聖廟内の一般公開も行われる。

・多久聖廟年末年始イルミネーション…毎年12月15日から翌1月15日まで開催。20万球の電飾が灯り、イベント広場には龍を模したオブジェが備えられる。また、参道には60本の竹灯籠と『合格』にあやかった五角形をした長さ40メートルの合格門も設置され受験生に人気。いずれも入場無料。

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