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豪華な曳山と囃子の音色唐津くんち11月2日(金)〜4日(日)唐津市街地一帯

秋の訪れを感じると、唐津っ子たちの血は騒ぎ、徐々にお祭りムードが高まってきます。待ちに待った唐津くんち。曳子も見物客も感動の渦に巻き込むこの祭りの魅力を、根っからの唐津っ子であるコンセルジュに語っていただきます。

『今回のコンセルジュ』
篠原宏司さん
篠原宏司さん
唐津くんちはいろんな視点で楽しんでみてください。

唐津ケーブルテレビジョンで人気の唐津くんち専門番組「おくんちTV」のディレクター兼キャスター。また、魚屋町の創業80年の菓子舗「三松堂」の次男として、幼い頃よりくんちに参加。親子3代で鯛ヤマの曳子を務め、「一年中唐津くんちに関わっていますよ。人生になくてはならないものですね」と、くんち絡みの行事や会合や酒宴?!に奔走中。

1.唐津くんちの必見スポット「キーワードは曲がり角。迫力が違います」

唐津神社

唐津くんちは唐津神社の秋季例大祭。この隣に曳山展示場があり、普段は14台の曳山がおとなしく展示されています。期間中は出店が並ぶのでお楽しみに。

 唐津くんちのスタートは、2日の宵ヤマから。赤獅子を先頭に、製作年順に14台のヤマが城下町を駆け巡ります。3日の御旅所神幸では西の浜を目指し、砂地への曳き込みで最大の見せ場に。4日は再び町を一巡し、最後は曳山展示場へ格納されて翌年の出番を待つのです。

 唐津くんちは、迫力の凄さと情緒的な部分とそれぞれに魅力があります。迫力なら曲がり角。ヤマの長さによって曲がり方も違うんですよ。うちの鯛ヤマは大回りですが、勢いよく急激に回るヤマもある。その時のお囃子の鳴らし方にも違いがあるのでよく聴き味わってください。見どころは宮島醤油前と市役所前から大手口一帯、アルピノから新興大橋の角など。

 また、3日の午前中、唐津神社を出発して大手口から材木町へ続く通りでは、曳山がスピード感あふれる巡行を見せ、14台全てのヤマが揃う光景は圧巻です。地響きするような曲がり角の迫力もスピード感も、曳山のチームワークと気合がすべてなんですよ。

曳山風景(1)

曳山と曳子たちの勇壮な姿は何度見ても惚れ惚れするもの。曳子たちの結束は固く、「言葉でいわなくても分かる」というあうんの呼吸でヤマを曳きます。

曳山風景(2)

3日に開催される、西の浜・お旅所での曳き込みは必見。砂地に車輪がめり込むのを必死で曳き続ける様に誰もが興奮させられます。

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2.情緒で満喫「宵闇のヤマの雰囲気や衣装の違いも見てください」

宵ヤマ

昼間に見る巡行とはがらりと雰囲気が変わる宵ヤマ。近くで見る迫力も、遠くに見る、まるでおとぎ話のようなシーンもとても印象的です。

篠原さんファミリー

篠原さん親子3代でヤマに参加。篠原さんが初めてヤマに乗ったのは4歳の時。「学生の頃は、盆・正月には帰省せんかったけど、くんちには必ず帰りました。」

 お囃子の音色と“エンヤ、エンヤ”の掛け声が徐々に近づき、薄闇の中に浮かび上がる絢爛豪華な曳山。唐津くんちで最も幻想的な風景に出会えるのが宵ヤマです。レトロな家や商店がまだたくさん残っていますから、そのコントラストがいいですよ。札の辻橋上から見るヤマの眺めもお勧め。もう一つ向こうの橋を渡るヤマの様子と、遠くに見える辰巳櫓が相まって風情あるんですよ。川の水面に映る提灯の灯りなんかも幻想的ですね。

 さらに、曳子たちの衣装にも注目です。基本は江戸腹、パッチ、てこ(腕貫き)に赤緒の草履。これに肉襦袢を羽織り、宵ヤマでは長法被をまといます。町によって衣装は様々。裏地に凝ったり、藍染めにしたりこだわりがすごいですよ。魚屋町は京染めの鯛の図柄です。鉢巻も全て違いますし。どれだけ今風の流行服を着ても、くんち装束の格好良さにはかなわないって意識があるんですよ、唐津っ子には。曳子が足並み揃えて過ぎ行く時の、後姿の美しさも見てほしいですね。

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3.城下町散策「せっかくだから、町歩きを楽しんで」

石垣の通り

旧高取邸の新しい石垣の通りから唐津城方面へ向かうと、古めかしい石垣通りが現れます。人がただ歩いているだけでも絵になる風景。その先には唐津城が。

 唐津くんち会場は、旅気分を盛り上げる見どころが豊富。最近では旧高取邸が一般公開されました。そこから続く石垣の通りは唐津城にも続いているし、しっとりとした雰囲気で、散策するには最適ですよ。実は唐津くんちを眺める穴場の一つが唐津城。はっきりとは見えませんが、くんちで賑わう町の様子を俯瞰で楽しむのも新鮮な感動があります。また、平成16年からは旧唐津銀行を中心に昭和・大正の街並を再現する事業が実施されていますので、レトロな商店街を歩くだけでも十分楽しいですよ。

 10月からは町内のあちらこちらでお囃子の練習が始まりました。その音色に包まれた秋の唐津を歩くのも乙なもの。くんちの前に一度訪れて唐津神社や曳山展示場を見て周り、本番に備える、なんていうのもツウっぽくていいですね。

唐津城

高台にある唐津城は、町を歩けばふと目に入り、唐津にいることを実感させてくれます。午前中にここでくんちを見学してから、町に繰り出すのもお勧め。

旧唐津銀行

明治45年(1912)に創建された旧唐津銀行本店。唐津市出身で東京駅の設計でも知られる辰野金吾氏が自ら監修したと伝えられています。

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唐津くんちを楽しむための注意事項!!

曳山はぎりぎりの狭い通路も通るため、危険も伴います。過去には曳山が電信柱にぶつかり、電信柱の方を折ってしまったこともあります。以下の注意事項をしっかり頭に入れておいてください。

  • 警察官および曳山役員の指示に従ってください。
  • 進行中の曳山や曳き綱に近づかないでください。
  • 曳山の進行を妨害しないでください。
  • 特に曲がり角付近は危険ですので、大きく道路を空けてください。
  • 曳山の巡行コースはすべて駐車禁止区域であり、曳山進行に伴う損傷は責任を負いません。
  • 喧嘩・ケガ等ないように十分注意してください。
  • 当日は交通が非常に混雑しますので、なるべく公的交通機関をご利用ください。

4.立ち寄りスポット「ここがおすすめ!」

唐津のお土産が何でも揃う〔ふるさと会館アルピノ〕

唐津市各町の豊富な物産や唐津焼が揃うお馴染みのスポット。唐津くんち期間には「唐津特産市」が開催され、大ホールでは唐津ケーブルテレビジョンによる大型スクリーンでの唐津くんちライブ映像が流されます。食事処と休憩所も兼ねているので、ぜひお立ち寄りを。

与楽庵1唐津駅のすぐそばにありとても便利。2階が唐津焼総合展示場で3階が「お食事処 地産食彩 からつ」。

与楽庵2唐津だけに海の幸や珍味、干物なども豊富。くんちの特産市では何が並ぶかお楽しみに!

ふるさと会館アルピノ
[営業時間]
9時〜19時45分 2階9時〜18時 3階11時〜21時(OS20時・第1・3火曜休)
[店休日]
1月1日
[問合せ]
TEL 0955-75-5155
[住所]
唐津市新興町2881-1
[URL]
http://www.karatsu-arpino.com
食べるのがもったいない〔篠原三松堂〕

創業以来80年に渡り親しまれてきた伝統菓子。上質の砂糖を熟練の技で丁寧に練り上げた、昔懐かしい味わいです。最近では宝くじの当選祈願にと、神棚に供える人も多いとか。お祝いの場に最適の鯛菓子や曳山菓子のほか、曳山のイラストが入ったマグネットや缶バッチも。

ダムの駅1「砂糖を練って固める時の微妙な加減が難しい」と、職人の顔も持つ篠原さん。

ダムの駅2鯛菓子は19cm525円〜。曳山菓子(380円)やマグネット(350円)は、いい記念に。

篠原三松堂
[営業時間]
10時〜19時
[店休日]
不定休(唐津くんち期間はオープン)
[問合せ]
TEL 0955-72-4406
[住所]
唐津市魚屋町2006
シャッターにも曳山の絵〔屋台 念〕

高架下の屋台という渋い環境にありながら、来客の7割が女性とか。佐賀では珍しいタイピーエンの他、刺身や焼き物、ハンバーグまでバラエティ豊かなメニューが揃います。唐津くんち期間限定で、がめ煮やなますなどくんち料理の大皿も並ぶのでお楽しみに。またおでんや“一人鍋”も始まります。

外観篠原さん常連の「念」。高架下にずらりと並ぶ屋台のシャッターにはすべて曳山が描かれています。

タイピーエン鶏ガラスープに春雨の麺であっさり。名物のタイピーエン(¥700)は、飲んだ後にこそ食べたい逸品。

屋台 念
[営業時間]
22時〜朝方(唐津くんち期間は18時〜)
[店休日]
不定休
[問合せ]
TEL 090-2715-2300

*詳細はこちら*

唐津くんち

  • 期日:11月2日(金)〜4日(日)
  • 会場:唐津市街地一帯
  • 唐津観光協会(唐津駅観光案内所) TEL:0955-72-4963
  • 唐津市観光課 TEL:0955-72-9127
  • 「曳山巡行コースと予定時刻」表と「唐津くんちリーフレット」を唐津駅内の観光案内所など市内各所で配布しています。

※ この情報は2007年9月時点のものです。

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