山里の小さな名物映画祭も今年で24回目に突入!のどかな温泉地の風景や温かいおもてなしが話題になって、今年も全国から映画スタッフと観客たちが訪れます。旅のコンセルジュと一緒に、その“旅ツボ”をチェックしましょう!


ゴザ敷きの会場が名物。運営はすべてボランティアの手作りです。
古湯映画祭では毎年テーマを決めて映画を上映し、その製作スタッフを招いてシンポジウムや交流会を行います。お客さんの中には「去年見た顔だ!」と思い当たる人、つまりリピーターも多く、2度3度と訪れる監督さんや役者さんもいるほど。この小さな温泉地の小さな会場に、全国からファンや映画関係者が訪れる理由とは…?

シンポジウムではゲストと観客の距離が驚くほど近い!夜は交流パーティもあり、映画製作陣と観客が「友達のように」映画談義を繰り広げます。
それは古湯映画祭の「庶民性」だと思います。会場はゴザ敷きでラクな姿勢のまま映画を楽しめます。シンポジウムでは高いステージも華美なライトもなく、ゲストと同じ目線で対話できます。会場の設営も受付もお弁当も、富士町民の手作りです。ですからゲストもお客さんもリラックスして打ち解けて、素顔に戻って交流できるんですね。あの新藤兼人監督がシンポジウムで披露された妻・音羽信子さんとの恋愛話も印象的でした。
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柚子と唐辛子を練り合わせて作った「柚子ごしょう」。鍋やうどん、冷奴にも使える万能薬味です。産直所で購入可能。300円程度。
鳥の鳴き声に耳をすませながら入る温泉は格別。湯あたりが柔らかく、ぬるめのお湯で、ついつい長風呂に。(写真は杉乃家)
富士町は、福岡や唐津からも程近い山里エリア。大林宣彦監督もこの豊かな自然に魅了され、映画『水の旅人』のロケ地に選んだほど。映画だけでなく、自然・温泉・グルメも楽しんで、小旅行気分を味わいましょう。
私のお気に入りグルメは「柚子ごしょう」。産直所に行けば必ずありますよ。深作欣二監督も柚子ごしょうファンで、富士町から取り寄せて撮影現場にも持参していたとか。近頃はそばやイノシシ料理のお店も評判です。
そして、やっぱり温泉!古湯温泉には斎藤茂吉ゆかりの砂湯、嘉瀬川を見下ろす露天風呂、料理自慢の宿など、それぞれに個性ある温泉旅館が立ち並んでいます。佐賀市方面に少し下ると熊の川温泉もあり、こちらも庶民的でおすすめです。富士町のおばちゃんたちはお化粧していなくてもお肌がキレイ!温泉のおかげでしょうね。
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毎年、大勢の人出でにぎわうふれあい祭り。地元女性グループ「菖蒲ご膳」による山菜料理コーナーが毎年人気。
昨年まで会場だった開発センターが建替えとなったため、今年の古湯映画祭は佐賀市富士支所の旧議場で開催。
さらに「第22回富士町ふれあい祭り」も同時開催になりました。
各テントに一村一品の名産が登場し、子供太鼓やアユのつかみ捕り、イモ掘り大会もあって、毎年大にぎわいのお祭りです。婦人会のおばちゃん特製の炊き出しもおいしいですよ。お隣の三瀬村でも「田舎と都市のふれあい祭り」があるので、ハシゴして出かけてみては?
さらに10月は町内各地で毎週のように「おくんち(秋祭り)」が開かれ、市川の天衝舞浮立など伝統芸能を見るチャンスもあります。紅葉も始まって、山の景色もきれいですよ。山里の秋を満喫しに、ぜひいらしてください!
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