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ココイコ79:スピリチュアルSAGA 〜こころをあらう旅〜

樹木や水脈に恵まれ、自然のエネルギーに満ちたスピリチュアルスポット。
そこはこころ休まり、リフレッシュに最適な場所です。
佐賀のスピリチュアルスポットを紹介しましょう。
気分がスッキリしないというあなた。
花あり、説法あり、霊水ありの各所で“元気”をもらってくださいね!

ストレス解消のシャクナゲ寺「高野寺」

 武雄市の高野寺(こうやじ)は、1000本のシャクナゲが植わる「シャクナゲ寺」。ここは、「花とお笑い説法で心スッキリ!」のストレス解消寺なのです。

1204年前、弘法大師が開いた古刹

 高野寺は、1204年前に弘法大師・空海によって開かれた真言宗のお寺。檀家さんはなく、昔からお祓いや願かけをする祈祷寺として地元の人に親しまれてきました。4月〜5月、20種1000本のシャクナゲが見事な花をつけ、「シャクナゲ寺」とも呼ばれます。山門をくぐれば車の音もせず、厳かな趣。神妙な顔つきで歩を進めると、慈悲深い顔の小柄な観音様が出迎えてくれます。名前は「だきつき観音」。「抱きついて心を癒そう」という観音様です。さらに進むと、「ボケたらダメ!」と頭上からゲキを飛ばしてくれるボケ封じ観音様も。各所に茶目っ気が見られ、思わず笑みがこぼれます。

祈祷寺として親しまれた高野寺。GW頃、西洋シャクナゲが花をつけます。

抱きついて慈悲をもらおうという「だきつき観音」。

高野山仕込みか?吉本仕込みか?

 高野山から同寺へ来られたご住職の江頭弘勝さんは境内に咲く美しいシャクナゲを「癪投げ」と称し、病気を引き起こす癇癪(かんしゃく)をなくしてもらおうと、「お笑い説法」を行っています。取材した日は、福岡県から某信用金庫の顧客120名が訪れていました。「今日は仕事を忘れて笑い、イライラをここに置いて帰って。働ける人は明日から働いて、お金が貯まったら、どこに行く?」(クスクス笑い)。「な〜んの、うちじゃなか。信用金庫さんに預けると!」(大爆笑)。弘法大師の教えなどを散りばめながら、とんちとパンチの効いたトークを繰り広げるご住職。40分の説法後、参拝客は皆ニコニコ顔で帰っていきました。

西日本一の大きさを誇る本尊十一面千手観音菩薩の前で行われる「お笑い説法」。

花を眺めているだけでも心スッキリ!(5月10日頃まで西洋シャクナゲを楽しめそう。お出かけ前に開花状況のご確認を)

写経が静かなブーム

 ご住職の話によると、今、写経をする人が増えているのだとか。写経とは、262文字の短い経典「般若心経」を書き写すもの。薄く書かれた文字をなぞるだけですから簡単にでき、写経はまた脳を活性化させるといいます。一文字一文字写していると心が静まり、書き終えたときには達成感とスッキリ感を手にするはず。いつでもできますが、毎月21日に行われる「写経会」は昼食のお接待があり、午後に納めた写経を祈願する護摩祈祷が行われます。ちなみに、写経は宗派に関係なく、誰でもできるそうですよ。

文字をなぞるだけの簡単な写経。仏様を刻んで供養することと同じ功徳があるそうです。高野寺では「写経会」も開かれています。

「寺に来るきっかけは、花でも何でもよか。来てスッキリすることが大切」と話すご住職。

DATA
高野寺
住所:武雄市北方町高野 
TEL:0954-36-3616
交通:長崎道武雄北方インターから車で10分、またはJR武雄温泉駅から車で15分
※「お笑い説法」は15名以上で事前予約(説法に居合わせれば個人参拝客の聴講可)。写経はお寺で直接申し込みを(予約不要。奉納料1000円。書き上げるのに1〜2時間かかります)。
参考情報

森林の中に霊水が湧く安福寺

 白石町の安福寺(あんぷくじ)で3ヶ月に渡って行われる「出水(でみず)法要」。このとき湧く霊水を求めて、県内外から3〜4万人が訪れます。今年(2010年)の法要は5月28日から行われます。

不思議な伝説が残るお寺

 安福寺は杵島山のふもとに立つ天台宗のお寺。奈良時代に開山したといい、さまざまな伝説が残ります。聖武天皇の時代、猟師が一匹の白鹿を射止めたところ、鹿は金色の光を放って消え失せました。跡を探すと、猟師の矢は石の観音様に突き刺さっていたのです。そこで猟師は安福寺を建て、念仏三昧の行者となったそうです。さらに平安時代になると、ご病気の高倉天皇が「肥前の国の霊水を服すれば平癒する」という観音様の夢をご覧になりました。そこで霊水を取り寄せて飲んだところ、病気が治ったといいます。その後、観音堂と水堂(みずどう)が建てられ、地元では「おみっとさん」と呼ばれています。

聖観世音菩薩を安置する「観音堂」。年に1回、旧暦の6月18日(今年2010年は7月29日)にご開帳されます。

八重桜の花が終わり、これからアジサイの花を楽しめます。

緑に包まれ、森林浴効果も

 「観音堂」や「水堂」は本堂よりさらに山のほうにあります。今では車道が整備されていますが、本堂の裏には石造りの急な階段が残り、昔はここをてくてくと上った様子が想像できます。本堂から車で10分ほど行くと、駐車場の看板が見えてきます。ここに車を止め、さらに山道を歩いていきましょう。まもなく、うっそうとした木々に囲まれた静かな場所が現れます。入口にあるのは薬師如来を安置する「薬師堂」。さらに奥へ進むと、観音堂が見えてきます。足を進めるたびに、澄んだ空気と神秘的な雰囲気を感じることでしょう。水堂は観音堂の隣にあり、霊水は「出水法要」のときだけ湧き出ます。

霊水が湧く「水堂」。出水法要以外の日はひっそりとして、穴場のスポットです。

観音堂、水堂の境内からはこの眺め。晴天の日は白石平野を見渡せます。

約3ヶ月間続く「出水法要」

 「出水法要」は毎年旧暦4月15日(寅の刻)〜7月15日(未の刻)に行われます。この時期、インドは雨季にあたり、お坊さんたちが修行をするのだとか。これにならって水堂にも佐賀県内から20名ほどのお坊さんが集まり、修行をします。修行は前夜から始まり、当日の未の刻(午前4時〜5時)になると、読経の中、水堂に霊水が湧き始めます。中には一番水をいただこうと、午前2時から水堂に並ぶ人も。霊水は家の仏壇に供えたり、ご飯を炊くときに使ったりして無病息災を祈るといいとか。水は何年経っても腐らないといい、それが霊水といわれる理由です。この法要、今年(2010年)は5月28日(金)〜8月24日(火)に行われます。

白石町は干拓地のため真水が貴重とされ、霊水も大切にされてきました。霊水は宗派をこえて誰でも汲めます。ペットボトル持参で出かけましょう。

出水法要の期間中、境内に煎餅やおこしを販売する店も出ます。

DATA
日輪山安福寺
住所:杵島郡白石町水堂
TEL:0952-84-3033
交通:武雄北方インターから車で20分、またはJR肥前白石駅から車で10分
参考サイト:白石町ホームページ
過去の記事:2005年「今月のココイコ」

2005年ココイコ特集「佐賀・開運ツアー」特集(前編)
2005年ココイコ特集「佐賀・開運ツアー」特集(後編)
も参考にしてね!


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