有田をもっと元気にしよう!と、有田焼とグルメのコラボレーション企画が続々進行中です。列車の旅に欠かせない「駅弁」から「ラーメン鉢コンテスト」まで、陶都・有田の最新情報をチェック!

約400年の歴史をもつ焼き物のまち・有田。そこには「有田の食い道楽」という言葉が語り継がれています(農山漁村文化協会刊「聞き書 佐賀の食事」より)。海外や横浜・神戸・長崎などと貿易・取引があったため、関西風や洋風の料理が早くから取り入れられ、美味の追及は陶工の創作意欲をかきたてたとか。また豪勢なおくんち料理は秋祭りの名物でした。焼き物産業で得た豊かさの中、有田の人々は食文化の土壌も育んでいたのですね。

ヨーロッパの王侯貴族にも愛された有田焼を求めて、山間のまちに全国の焼き物ファンが訪れています。
現代、有田では「器とグルメ」をめぐる新しい動きがあります。複数の窯元がチームを組んで、あるいは窯元と料理人がアイデアを出し合い、ラーメン鉢や焼酎グラスなど特定の料理専用の器を開発。新たな名物として発信し、旅行者の関心も高まっているのです。
そして今、注目を集めているのが、窯元とカフェレストランと駅とが協力して誕生した有田焼の「駅弁」です。
駅弁の発案者の西田辰実駅長(JR有田駅・中央)と、料理担当の太田浩美さん(創ギャラリーおおた)、器担当の梶原貞則さん(梶貞製陶所)。「体にやさしい健康的な食材にもこだわりました」と太田さん。駅長さんは「このおいしさは食べんば分からん!」と笑顔。

駅弁の仕掛け人はJR有田駅の駅長・西田辰実さん。西田さんは佐世保駅の駅長時代に「佐世保バーガー」を手がけ、全国的ヒットに導いた人です。新しい赴任地の有田でも「食の名物を作りたい」と思っていた昨春、駅前通りにあるカフェのカレーのおいしさに感激。「このカレーを駅弁にしよう」と有志に呼びかけて『有田を愛するハートプロジェクト』グループを結成し、今年4月の発売にこぎつけたのです。
駅弁は有田焼の器付きで、「有田焼カレー」「有田鶏弁当」「幸せのチーズケーキ」の3種類。食材もありたどりや棚田米など、地元産にこだわっています。
春の陶器市では1週間で2400個を完売。現在も1日各30個限定で販売し、お土産や贈り物としても好評だとか。さらに今月「有田鶏バーガー」も発売しました。
「駅弁をキッカケに、もっと多くの人に有田を訪れてほしい」と駅長さん。有田を愛する人々の愛情が、何よりおいしいスパイスのようです。
有田焼カレー
他県からわざわざ食べに来るほど人気の「創ギャラリーおおた」のカレーをアレンジ。棚田米を炊いたライスに、28種類のスパイスを使って1週間煮込んだルーとチーズをのせ、オーブンで焼いて完成。深くまろやかな辛さが女性に人気!
有田鶏弁当
この肉厚ぶりに注目!2005年食肉産業展のコンテストで優秀賞に輝いた「ありたどり」を自家製タレに漬け込み、照焼き風に。美登里養鶏の卵そぼろの味わいも絶妙です。
幸せのチーズケーキ
スプーンを入れると、とろっと溶け出るクリームチーズの味わいとまろやかさが絶品!1個3500円とやや値が張りますが、厳選された素材の良さを食べて納得。
駅弁の容器にも注目!
有田の梶貞製陶所で開発製造。スプーンですくいやすく、保温性も良い。食後も自宅でリユース(再利用)でき、洗剤なしで汚れがするっと落ちる「エコ容器」。今後は絵柄入りも発売予定。
有田鶏バーガー
今年の七夕に新発売。「創ギャラリーおおた」の手作り酵母パンで、照焼きのありたどりをサンド。唐津バーガーに続くヒットを期待!2個500円(器付き1000円予定)。
有田焼弁当はココでゲット!

駅弁は有田焼の器付きで1個1500円。有田駅構内キヨスクと、創ギャラリーおおた駅前店・本店で販売中(なるべく予約を)。
- JR九州有田駅
- 佐賀県西松浦郡有田町本町丙 TEL0955-42-2820
- 創ギャラリーおおた
- 佐賀県西松浦郡有田町西部甲444 TEL0955-42-4275
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