※この情報は2010年7月時点のものです。
福岡や佐賀市内から車で1時間圏内の唐津エリア。気軽なドライブコースの一つとして人気なのは周知の事実。ですが、その多くが日帰り客であることは、旅館やホテル関係者には長年悩ましいところでした。「日帰りでは分らない唐津の魅力を伝えたい。」やがてその思いは熟し、14軒の宿で地元の町おこしグループを巻き込んでのプロジェクトが始動。ワークショップを繰り返し、唐津の魅力も弱点も全て洗い出した末、行き着いたのが“泊まってでも食べたい朝ごはん”でした。
もともと唐津の宿は朝ごはんのレベルが高いとか。この度プロジェクトで誕生した朝ごはんは、さらにレベルアップし、「7色のこだわり」を共通コンセプトに各宿が個性を発揮。週末の楽しみにするもよし、日曜日に泊まって月曜日は朝食で元気をチャージして出勤、なんていうご褒美もあり。まずはとにかく一泊どうぞ。
唐津のシンボル「虹の松原」にかけて、こだわりは“七色”。「朝からつ茶漬け」をメインに、食材をさまざまに組み合わせた地産地消の朝ごはんを提供。そのバラエティたるや、宿の心意気が感じられる豊富さです。早速その一例をご紹介します!
お茶漬けといえば簡単に提供できるイメージですが、実は「最も苦心した」メニューだったとか。食材とのバランスやお茶を出すタイミングなど、気が抜けない要素がふんだんにあるそう。「いかに粗食にしないか」がミソ。地魚の刺身にさっぱりした唐津茶をかけるものや、焼きおにぎりにダシをかけるもの、天然猪肉を使い、ロシア料理のボルシチをアレンジした「ボルシシ」なる変わりダネも。
こちらは海鮮の刺身に胡麻だれ醤油を合わせ、まずはそのまま、次に丼で、最後にダシで味わう“海鮮ひつまぶし風”のお茶漬け。身がプリプリの鮮魚にはじまり、感激は次々と。
唐津産の大豆を用いておばちゃんたちが手作りした味噌や、地元の老舗蔵の味噌など宿によって味わい豊か。具材も魚介や野菜、地元の豆腐など季節や旬によって異なり、ダシには唐津産のイリコを使うなど地元産のオンパレードです。たかが味噌汁、されど味噌汁!
シンプルゆえにごまかしのきかない豆腐。朝からつごはんで提供される豆腐はどれも、風味の豊かさ折り紙つきです!今や全国的に知られる川島豆腐のざる豆腐は、さまざまな旅館のごひいき。また、地元産の大豆で手作りした宿オリジナルの豆腐もあり、特製のタレや地元の醤油をかけていただきます。
唐津港や呼子港など、良港揃いの唐津エリア、魚介の美味しさは言わずもがな。呼子の朝市でおなじみの干物が味わえます。イカの一夜干しやイワシの丸干し、アジのみりん干し、開きなど、天日で乾燥させて旨みがギュッとつまった焼き魚を提供。ちなみにご飯はお代わり可。間違いなく進みます。
宿の個性やセンスが光るご飯のお供。地野菜を多彩に用いた自家製の漬物や、有明海の一番摘みの海苔の佃煮、松浦漬けや鯨の大和煮といった珍味など、各宿が自信を持って提供しています。いろんなものを少しずつ食べたいという女性の心をわしづかみ!メニューは「お客様の声を取り入れながら、進化し続けます」と。
宿の女将たちが最もおいしい煎れ方を学んで提供しているという唐津茶をメインに、七山茶や地元の村山牛乳も人気。この牛乳はコクと風味があることで知られ、多くのファンがいます。宿によっては新鮮な野菜・果物ジュースを出すところも。じっくりと味わうべし。
宿のおもてなしは料理だけではありません。ざっくりとした風合いが魅力の唐津焼や、朝食がテーブルに出されるときの女将との会話、オーシャンビューの眺めなど、それぞれの宿がおもてなしの心を表現しています。朝を制するものは一日を制す!早起きして贅沢なごはんを楽しみ、朝の唐津を散策してこれまでとはひと味違う観光はいかが。 その日を気分よく過ごせる「朝からつごはん」を心ゆくまでお楽しみください。
◆DATA 問合せ:唐津市旅館協同組合 TEL0955-72-2015 営業時間:月曜〜木曜9:00〜16:00 定休日:金・土・日・祝日 ※朝からつごはんを提供している旅館・ホテルは14軒。ホームページでチェック!
朝の散歩におすすめは、食の恵みを実感できる菜畑遺跡。ここでは水田跡が発見され、現在確認できる日本最古のものとして注目されました。遺物には炭化した米や家畜として飼われていたブタの骨、農具、漁具、容器、装身具のほか土器や石器も多数。現在は遺跡公園として整備され、竪穴式住居や縄文の森が復元されています。出土品は「末盧館」で見学でき、稲作伝播の様子が分かる資料の展示も。くまなく見学して、当時の村の様子を想像してはいかが。 ◆DATA 所:唐津市菜畑3359-2 開館時間:9:00〜17:00 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、12月29日〜1月3日 入場料: 大人(15歳以上)200円・ 小人(4歳〜14歳) 100円 問合せ:末盧館 TEL 0955-73-3673
イカ釣り漁船が連なる呼子港。呼子グルメを求める観光客で賑わうこのエリアに4月、新たな観光スポットとして「呼子台場みなとプラザ」が誕生しました。敷地内にある直売所「大漁鮮華」ではお得意のイカやウニ、サザエ、アワビ、アジ、タイなどの魚介類がお出迎え。水槽では活魚が元気に泳ぎ、購入すれば下ごしらえもお願いできます。漁協からの直接仕入れで、「赤字覚悟」という安さも魅力。隣のウッドデッキにはバーベキューコーナーがあるので、たくさん買って豪快に満喫しよう。
唐津の宝である水産物をPRするイベント「唐津フェア」にて、イカ(100杯分!)の天ぷらや呼子特産品などの試食会を開催。特産品はイカシュウマイやイカニラマンジュウ、そして今話題の呼子イカの食べるラー油など、見逃せないものばかり。夜は呼子花火大会が開催され、一日中呼子を満喫できます。 開催日時:8月1日(日)10:00〜15:00(イカがなくなり次第終了)
◆DATA 開館時間:10:00〜18:00 店休日:不定休 問合せ:大漁鮮華 TEL 0955-82-3331