干満の差が最大6mと言われる有明海は、外海からの海水と川からの淡水が混じり合った砂泥底の浅い海です。川からは砂泥と豊富な栄養分が流されてくるために、湾の奥は非常な遠浅になっています。このため、満月や新月になるとより広大な干潟がその姿を現すことになります。
唐津湾の海浜に続く虹の松原(にじのまつばら)は、国の特別名勝で、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原のひとつに数えられる景勝地です。長さ約 5km、幅約1qにわたり、約100万本のクロマツが群生しています。その歴史は古く、17世紀初め初代唐津藩主寺沢広高(ひろたか)が防風・防潮のた め、海岸線の砂丘にクロマツを植林したのがはじまりとされています。
山の傾斜面を切り開き、川の水を引いて棚状の田にしたものを「棚田」といいます。佐賀県にも多くの棚田が見られ、国が定めた「日本百選」には佐賀県からも「蕨野の棚田(唐津市相知町)」「江里山の棚田(小城市)」「岳の棚田(有田町)」「西の谷の棚田(佐賀市富士町)」「大浦の棚田(唐津市肥前町)」「浜野浦の棚田(玄海町)」が選ばれています。 その中のひとつ、「浜野浦の棚田」は5月上旬には、水が張られた大小283枚の田が鏡のように夕陽を反射させており絶景です。 また「蕨野の棚田」は石積みで有名です。蕨野の棚田に使用されている石は、大きいもので表面縦横1メートル以上。一番高い石積みの高さは8.5mで、日本一の高さです。
いろは島は玄海国定公園の一角を占める伊万里湾に浮かぶ、大小48ほどの島々の総称です。いろは48文字にちなんで、空海(弘法大師)が名付けたといわれ、青い海とその中に浮かぶ緑の島々の美しさには、さすがの弘法大師も筆を投げたと伝えられています。
国の天然記念物にも指定されている七ツ釜は、玄界灘の荒波に削られた岸壁で、大きな七つの洞窟が特長です。最大の穴で間口が3メートル、奥行きが110メートルもあります。七ツ釜の上は草原となっていて展望台や遊歩道が整備されています。また船に乗って、海から七ツ釜を近くで見ることもできます。