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佐賀のお花見スポット<ボタン、シャクナゲ、ツツジほか>

※この情報は2013年4月9日時点のものです。

桜が終わっても、花の楽しみはまだまだ多いもの。
ボタン、シャクナゲ、ツツジ、フジが次々と花をつけ、私たちを楽しませてくれます。
大輪の艶やかさや可憐さ、幻想的な雰囲気など、それぞれに良さがあり、どれを見ても心和みますね。
今年はこれらの開花も早く、場所によっては満開を迎えようとしているものもあります。
お出かけ前には開花状況をご確認ください。

ボタン

大輪の艶やかさが目を引く ぼたんと緑の丘(唐津市)

大輪の優雅さがぼたんの魅力です。取材した4月上旬、早咲きのぼたんが咲き始めていました。これ以外に「紫上」「胡蝶の舞」「白幡龍」など世界のボタンが揃います。お好きな花を見つけてください。

 唐津市肥前町にある「ぼたんと緑の丘」は、九州最大級を誇る「ぼたん」と「しゃくやく」の公園です。肥前町には佐賀県の天然記念物に指定された「切木ぼたん」があるため、ぼたんの里づくりをしようと、「ふるさと創生事業」のお金を使ってこの「ぼたんの緑の丘」がつくられました。
 約26,100坪の敷地にモミジや桜、池のある日本庭園を配し、約3000坪に80種・2200本のぼたん、別の敷地約3000坪に30種・3万本のしゃくやくが植えられています。今年は4月上旬から早咲きのぼたんが咲き始めています。桜と違って花が一斉に咲き誇ることはなく、ぼたんの後にしゃくやくというように各種が次々と花をつけ、5月上旬まで楽しめる予定です。
 2012年から園は花の咲く4~5月の2ヶ月間のみ開園しています。4月20日(土)~5月12日(日)、園内で「ぼたんと芍薬まつり」が開かれ、ぼたん苗や地場産品の販売、イワガキ販売(土・日・祝日のみ)、盆栽展、たけのこ掘りなどが行われます。4月29日(月・祝)には、カラオケなどのステージイベントも予定されています。

○住所:唐津市肥前町万賀里川373-39
○駐車場:あり
○料金:中学生以上500円、小学生300円
○お問合せ:ぼたんと緑の丘公園事務所TEL0955-53-2032、ぼたんと芍薬まつり実行委員会(唐津市肥前支所内)TEL0955-53-7145
○周辺スポット:「ふれあい自然塾ひぜん」ホームページ
※参考:唐津観光協会ホームページ

清掃が行き届いた園内。2ヶ月間の開園ですが、スタッフは美しい花を咲かせるため、年間を通して丹念に手入れを行っています。敷地の一部は無料開放の芝生広場になっていて幼児向けの遊具もあります。
花が見ごろを迎えると、園は華やかさを増します。まつり期間中、池に配した東屋(あずまや)で呈茶のふるまい(1杯300円)や駐車場で苗の抽選会などのイベントがあります。

400年前から丁寧に育てられた 切木ぼたん(唐津市)

 「ぼたんと緑の丘」近くの民家に「切木(きりご)ぼたん」があります。「切木ぼたん」には、こんな由来があります。
 今から400年前、豊臣秀吉の命を受け、唐津市鎮西町の肥前名護屋城から武士たちが朝鮮半島へ出兵しました。しかし、この地方の領主・波多三河守はいわれのない怒りにふれ、関東筑波山に流され幽閉されてしまいます。その後、焼け落ちた波多氏の居城・岸岳城跡を訪れた波多氏の用人・井手氏が城跡に咲くぼたんを見つけ、村に持ち帰って大事に育てました。このぼたんは波多氏の知人が明国から持ち帰って波多氏に送ったもので、夫人が愛していたものでした。その後、ボタンは井手(後に出となる)家で代々大切に育てられ、今も見事な花を咲かせます。
 開花中、庭園を開放しています。「切木ぼたん」は「ぼたんと緑の丘」のぼたんより早咲きですので、お早めにおでかけください。
○住所:唐津市肥前町切木(きりご)乙333
○駐車場:なし
○料金:無料
○お問合せ:出(いで)直登さんTEL0955-53-2153、農産加工販売所TEL0955-53-2566

15代にわたって大切にされてきた「切木ぼたん」。大小500の花をつけ、たくさんの株があるように見えますが、根元は1つの株だそうです。手入れの甲斐あって毎年大きくなっています。
ピンク色の大きな花が美しい「切木ぼたん」。花芯のところに花びらが飛び出ているのが特徴です。開花期間中、庭で手作りの「切木ぼたんだんご」(5個入350円~)や地元農家の農作物が販売されます。

チューリップ

1万3000本が咲き誇る 今山チューリップ園(佐賀市)

老人会の皆さんが大切に植えたチューリップ。可愛らしい花が気ぜわしい日々を忘れさせてくれます。

 今山チューリップ園は、地元の老人会の皆さんが1000平方メートルの田んぼを利用して造った手作りのチューリップ園です。稲刈りが終わってから手入れを始め、植える球根の数は何と1万3000個。4月になれば「赤、白、黄色♪~」と童謡を歌いたくなるほどさまざまな花が一斉に咲き始め、そのさまは圧巻です。種類が多いため、花は4月末頃まで楽しめるそうですが、今が真っ盛り。お早めにお出かけください。

○住所:佐賀市大和町久留間今山地区
○駐車場:なし
○お問合せ:佐賀市大和支所産業振興課TEL0952-51-2430

シャクナゲ

かんしゃくはここに置いていこう シャクナゲの高野寺(武雄市)

 高野寺は、1200年ほど前、空海によって開かれた真言宗のお寺です。境内では、20種類、約1000本のシャクナゲが参拝者の目を楽しませています。
 このお寺は別名「シャクナゲ寺」と呼ばれ、名前には「癇癪(かんしゃく)をここで投げて、笑顔で帰ってもらおう」という思いが込められています。ご住職の説法は仏様の教えを笑いに包んで話す「お笑い説法」。腹の底から笑ってストレスを発散する、花を見て笑顔になれる、まさに「シャクナゲ」の名にふさわしいお寺なのです。「お笑い説法」は15名以上の団体に行っており、たまたま居合わせたら「ラッキー!」です。
 花は今がちょうど見ごろ。この後、遅咲きの花が咲いて西洋シャクナゲと続き、5月初旬まで「シャクナゲまつり」が開かれます。

○住所:武雄市北方町志久3245
○駐車場:あり
○料金:「シャクナゲまつり」期間中 大人500円
○お問合せ:高野寺TEL0954-36-3616
○周辺スポット:佐賀県宇宙科学館

山門の奥に裏山が広がり、庭や本殿があります。抱きつき観音などが参拝者をやさしく出迎えてくれます。
境内に薄紅色や白色の可憐な日本シャクナゲが咲きます。4月下旬には西洋シャクナゲの花が続きます。

樹齢200年以上 志気のシャクナゲ(唐津市)

 唐津市北波多には、市の天然記念物に指定されている「志気のシャクナゲ」が咲いています。種類はツクシシャクナゲで4つの株からなり、樹齢は200年以上、高さ5m、枝張り3~5mもある大きなシャクナゲです。このシャクナゲの周りに樹齢40年ほどの20数株のシャクナゲが咲いています。
 「志気のシャクナゲ」には、こんな話が伝わります。地元の川添氏の祖・川添源右衛門が1789年~1800年の唐津城の石垣修理に招かれ、その修理した石垣が見事だったため、城内のシャクナゲを褒美に賜ったというのです。今、花は誇らしげな様子など見せず、山の斜面に静かに咲いています。

○住所:唐津市北波多志気2970
○駐車場:あり
○料金:無料
○お問合せ:唐津市北波多支所産業課TEL0955-53-7135

ベンチに座ってのんびり眺めたいですね。現地に近づくにつれて道が狭くなるので、車でお出かけの際はお気をつけください。
シャクナゲは小さな谷を挟み、向こう斜面に咲いています。花のそばへ行けないため、間近に見ることができませんが、斜面に広がる樹木の大きさは実感できます。

ツツジ

5万本が咲くつつじ寺 大興善寺(基山町)

 大興善寺(だいこうぜんじ)は、奈良時代に行基菩薩が草庵を結び、十一面観世音菩薩を安置して以来続く古刹。標高400mほどの契山(ちぎりやま)の中腹にあり、裏山の契園には5万本のツツジ、500本のモミジが植えられています。
 契山には、五十猛命(いそのたけるのみこと)が地元の美しい娘、佐子姫を見初め、夫婦の契りを交わしたという伝説があります。その伝説からここは「恋人の聖地」に認定され、仲の良いカップルやご縁を求める人々に人気が集まっています。
 お寺では4月17日(水)の契園開園式を皮切りに、4月27日(土)にJR九州ウォーキング、28日(日)に「つつじ祭り音楽祭」など、楽しいイベントが繰り広げられます。
○住所:佐賀県三養基郡基山町園部3628
○駐車場:あり
○料金:大人500円、小・中学生300円
○交通:4月20日(土)~5月6日(月・祝)、JR基山駅から臨時バス運行(9時10分~16時40分・30分おきに運行、有料)
○お問合せ:TEL0942-92-3939、大興善寺TEL0942-92-2627
○周辺スポット:
※参考:過去の記事(今月のココイコvol.107)

契園を彩るツツジ。大小、色とりどりの花が咲き、境内には絵に描いたような美しい風景が広がります。
契園はやや坂道になっており、格好のウォーキングコースです。歩きやすい格好でお出かけください。

20万本のツツジが圧巻 御船山楽園(武雄市)

 神功皇后が新羅からの帰りに「御船」をつないだことからその名がついたという御船山。標高210mのこの小高い山を含む約15万坪の広大な敷地に、御船山楽園はあります。
武雄の第28代領主・鍋島茂義公は植物への関心が高く、画家でもありました。京都の絵師を招いて庭園の完成予想図を描かせ、3年をかけて御船山を借景にした池泉回遊式庭園「御船山楽園」を造園しました。春は2000本の桜をはじめとした花々、夏は新緑のカエデ、秋は紅葉と、四季折々に楽しめ、桜が終われば、御船山のふもとに20万本のツツジや1m以上も花房が垂れるフジの花が園を彩ります。
今、早咲きの久留米ツツジが花をつけ始めました。この後、大輪の平戸ツツジや推定樹齢200年のツツジが花開いていきます。ため息のでるような「美しい一幅の絵」をご堪能ください。
○住所:武雄市武雄町武雄4100
○駐車場:あり
○開園時間:8時~18時30分
○料金:大人700円、子ども300円(5月6日(月・祝)まで)
○お問合せ:御船山観光ホテル TEL0954-23-3131
※参考:過去の記事(今月のココイコvol.97)

168年前に創設された回遊式庭園。20万本のツツジが咲き誇る景色は、ため息のでるほどです。
20m四方の藤棚に香り高いフジの花が咲きます。中には花房が1.5mまで伸び、風に揺れる姿もまた美しいものです。

7万本のツツジが山の斜面を彩る 歌垣公園(白石町)

 白石町・杵島山の中腹にある「歌垣公園」では、古代に「歌垣」が行われていたといわれます。「歌垣」とは、もともと春に豊作を祈り、秋に収穫を感謝する行事だったものが次第に若い男女が集い、自分の思いを歌に託して相手に伝え、求愛する場へと変化していったものだとか。現在、そのような場所を確認できるのは茨城県の筑波山、大阪府と兵庫県の歌垣山で、ここ佐賀県の杵島山とあわせて「日本三大歌垣」とよばれています。
 現在の「歌垣公園」は、久留米ツツジや平戸ツツジなど7万本のツツジが咲くことで知られ、若い男女に限らず多くの花見客で賑わいます。4月21日(日)には「しろいし歌垣春まつり」があり、太鼓の演奏や佐賀にわかなどのステージイベント、特産品の販売、和歌を詠んだ「三十一文字コンテスト」の発表などが行われます。

○住所:佐賀県杵島郡白石町大字堤3783-42
○駐車場:あり
○お問合せ:白石町産業課TEL0952-84-7121
○周辺スポット:水堂さん(安福寺)

山の中腹を真っ赤に染めるツツジ。歌垣の名にふさわしく、園には和歌を詠んだ「三十一文字コンテスト」優秀作品の歌碑が設置されています。

ボタン、ツツジ、フジが花盛り 祐徳稲荷神社(鹿島市)

 祐徳稲荷神社は、肥前鹿島3代藩主・直朝公の夫人、花山院萬子媛が朝廷の勅願所だった稲荷大神の御分霊を勧請して建立された神社です。新緑の木々に包まれるように総漆塗り極彩色の御本殿などがたち、その美しさから「鎮西日光」と称されています。日本三大稲荷とされ、商売繁盛、交通安全などの神様としても知られます。
 美しさは境内に限りません。春は桜から始まり、日本庭園のボタン、外苑に目をやれば40種・5万本のツツジや香り豊かなフジの花が山を彩ります。外苑前は芝生が広がり、天候のいい日はお弁当を持って花見をする参拝客も見受けられます。どうぞピクニック気分でお出かけください。

○住所:鹿島市古枝乙1855
○駐車場:あり
○料金:日本庭園は大人200円、高校生以下無料。外苑は無料
○お問合せ:祐徳稲荷神社TEL0954-62-2151

木々の緑、ツツジの赤、フジの紫とまさに色とりどりの景色を楽しめます。
日本庭園ではさまざまな種類のボタンを見ることができます。手入れの行き届いた庭園にも注目を。

1万本のツツジの中で祭り開催 竹の古場公園(伊万里市)

山の斜面に広がるツツジ。公園は小高い丘の上にあるので歩きやすい格好で出かけましょう。

 玄海国定公園の中にある竹の古場公園。小高い山の中腹に広がり、園内からは伊万里湾や、その湾に浮かぶ大小48ほどのいろは島、遠くは玄界灘の壱岐・対馬を望むことができます。
 公園にはヤマツツジや平戸ツツジなど1万本のツツジが咲きます。5月5日(日・祝)には「つつじまつり」が開かれ、カラオケ大会や物産市、つつじ餅の販売などがあります。

○住所:伊万里市東山代町滝川内1690
○駐車場:あり
○お問合せ:伊万里市観光課TEL0955-20-9031、伊万里市観光協会TEL0955-23-3479

3000本のツツジに囲まれた 法安寺(唐津市)

3000本のツツジほか、幅20mに及ぶ藤棚、1500本のアジサイなどがお寺を華やかに包みます。

 豊臣秀吉によってお家取り潰しとなった波多氏。その波多氏の霊を弔うために建てられたのが、法安寺です。石壁に身長10m、顔の長さ1.51mという大きな釈迦涅槃像があり、また境内には梅や桜、シャクナゲ、ボタン、ツツジ、フジ、アジサイとたくさんの花があふれており、石仏と花のお寺として知られます。4月21日(日)に「花まつり」が行われ、松浦市の太鼓演奏などがあります。
○住所:唐津市北波多岸山
○駐車場:あり
○お問合せ:法安寺TEL0955-64-2133

ツツジ3万本&シャクナゲ1万本の競演 十可苑(佐賀市)

赤、白、ピンクと色とりどりに大小さまざまな花をつけるツツジ。庭園美を楽しめます。

 十可苑は、大和町川上峡にある6万平方メートルの庭園。春と秋のみ、期間限定で開園されています(今年は4月末までの予定)。春の見どころは3万本のツツジと1万本のシャクナゲです。競いあうように咲く花々をご堪能ください。
 近くの川上峡では「川上峡春まつり」を開催中。また「道の駅大和」では、4月27日(土)に「道の駅大和 そよかぜ館春まつり」が行われます。

○住所:佐賀市大和町大字梅野244-11
○駐車場:あり
○料金:大人600円、中学生以下無料
○お問合せ:十可苑TEL0952-62-0012
○周辺スポット:道の駅大和

フジ

ゆらゆら揺れるフジが幻想的 唐津城(唐津市)

樹齢100年以上といわれるフジ。紫の花が白い天守閣に映え、見事な景色をなします。

 唐津城は、豊臣秀吉の家臣、寺沢志摩守広高により1602年から7年間をかけて築城されました。城の一部には朝鮮出兵の拠点となった名護屋城の解体資材を使用したといわれます。東西に伸びる松原が両翼を広げた鶴のように見えることから別名「舞鶴城」とも呼ばれます。現在の天守閣は昭和41年に完成したもので、展望所からは玄界灘などを望めます。
 ここは桜の名所であるとともにフジの名所でもあります。樹齢100年以上といわれ、中でも紫色のフジは140坪の藤棚でゆらゆらと可憐に揺れ、訪れる人の目を楽しませてくれます。まもなく見ごろを迎えそうです。
※現在、石垣の工事が行われており、白いフジが咲いていた藤棚は移設されています。

○住所:唐津市東城内8-1
○駐車場:あり
○料金:大人400円、子ども200円
○お問合せ:唐津城TEL0955-72-5697
※参考:唐津観光協会ホームページ

夜には照明が灯る 真木の大藤(鳥栖市)

 鳥栖市真木町の天満宮に咲く「真木の大藤」。推定樹齢100年以上とされ、佐賀県および鳥栖市の名木・古木に指定されています。天満宮は地元住民の手で管理されており、このフジも地元の人々によって大切にされてきました。
 フジの花房は長く垂れ下がり、ゆらゆらと揺れて幻想的な雰囲気をかもし出しています。4月19日(金)~28日(日)18時30分~21時頃までライトアップが行われる予定です。灯りによってさらに幻想的な雰囲気は増すことでしょう。

○住所:鳥栖市真木町2119
○駐車場:あり
○お問合せ:鳥栖観光コンベンション協会TEL0942-83-8415