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大人も子どもも楽しめる工場見学に行こう!

※この情報は2013年2月時点のものです。

普段何気なく目にしたり食べたりしている商品の、裏側に潜入する工場見学。学校の授業の一環として、体験した記憶はありませんか?佐賀県内ではさまざまな企業が一般向けに工場見学を実施し、時期によってはすぐに予約で埋まってしまうところも。今回は、2年前にオープンした“かまぼこ作り”ができる珍しい体験型スポットをはじめ、全国でお馴染みの商品を生産する工場など多彩にお送りします。

できたてのかまぼこはいかが?『野中蒲鉾・かまぼこ体験工房』


生産ライン見学の前に、DVD鑑賞。たまにはこんな授業もいかが?

 有明海に注ぐ本庄江川沿いに位置する野中蒲鉾は、大正13年創業の歴史ある工場。有明海の幸に恵まれたこのエリアには、かつて13軒ほどのかまぼこ店がありましたが、今では4軒がそれぞれの味を守っています。
 野中蒲鉾では30年ほど前に工場見学をスタートし、世代を問わず親しまれてきました。見学の始まりは、約10分のDVD鑑賞から。原料となる魚の種類や仕入れ、生産工程、衛生管理など、普段なかなか知ることのない興味深い内容です。実際の工場見学はかまぼこやちくわ、てんぷらの生産ラインを2階から見学します。広いワンフロアですべての生産が行われている様は圧巻。見どころはてんぷらを揚げる工程で、10m近い3つのフライヤーの中で次々に揚がっていく様子を間近に見ることができます。工場見学は無料で、かまぼこ作り体験の途中に組み込むこともできます。


工場では、ワンフロアで主要な商品のすべてを同時進行で製造しています。

もっともよく見える揚げ物の工程。魚のすり身がこんがりと揚げ上がり、おいしそう。

 さて、かまぼこ体験は、直売店に隣接した工房にて行われます。こちらは有料で、「板かまぼこ」「焼ちくわ」「かまぼこそうめん」「てんぷら」の組み合わせによって4つのコースがあります。
 すべてのコースで体験できるのが「かまぼこそうめん」。いろんな形になる魚のすり身の特長を生かし、まるでところてんのように鍋に搾り出して湯がきます。その名の通り、そうめん状のかまぼこがあっという間に出来上がり。小さな子どもにも簡単で、ちゃんと味がついた出来立てを、その場で食べられるので大盛り上りです。
 王道を体験したい!という方はぜひ「板かまぼこ」作りをどうぞ。一人ずつ、まな板と特注のかまぼこ用付け包丁が配られ、気分は職人。練ったすり身を板ですくうように乗せていき、包丁で丸く整えます。悪戦苦闘?!のすえ形づくったら、約90分蒸し上げるので、この間に工場見学をするといいでしょう。


社員が手作りした道具で、かまぼこをそうめん状に押し出します。遊び感覚で、子ども達にも大人気。

出来立てを食べる機会はなかなかないもの。味付きなので、そのままスルスルっと、止まりません。

コツをスタッフに教えてもらいながら、魚のすり身を板にこんもりと乗せていきます。みんな真剣。

なかなかの出来!蒸しあがるのが楽しみです。その間に、買い物や工場見学をするのもおすすめです。

 「焼ちくわ」は、極薄く伸ばしたすり身を竹の棒に巻きつけていくのがコツ。専用の焼き機で焼き上げると、香ばしい香りが立ち込め、食欲が湧くこと間違いなしです。そして「てんぷら」は、ハンバーグを作る感覚で楽しめて、盛り上がる体験の一つ。すり身に野菜を入れて好きな形を作り、油で揚げます。「自分の名前を入れたり、形も個性的で、私たちにもヒントになるんですよ」とは社長の野中さん。作ったものはすべて持ち帰れるので、今夜のおかずに最適。体験のあとは、直売店での買い物も楽しみです。「かまぼこの原料が魚だと知らない子どもは意外と多いもの。この体験で知識や感動を得て、食育になればと思います」と野中さん。さあ、みなさんも、未知なるかまぼこ作りの世界をのぞいてみませんか?


竹の棒を回しながら、すり身をくるくると巻きつけていく焼ちくわ。竹ごと持ち帰ることができます。

てんぷらは子ども達が盛り上がる体験の一つ。すり身に野菜を入れて、コネコネ。どんな形に作るのかな。

店内は、人気のおさかなドーナツのほか、おさしみ蒲鉾や種類豊富なてんぷらが目白押しです。

旅行の立ち寄りスポットとしても最適な野中蒲鉾。のどかな田園地帯に位置し、この看板が目印。

DATA
野中蒲鉾株式会社
住所:佐賀市西与賀町高太郎234
[かまぼこ体験工房・工場見学]
のなかコース/一人1,890円(板付けかまぼこ・焼ちくわ・かまぼこそうめん・てんぷら)
 所要時間約120分、最大定員40名
コース/一人1,260円(板付けかまぼこ・焼ちくわ・かまぼこそうめん)
 所要時間約90分、最大定員40名
コース/一人1,260円(焼ちくわ・かまぼこそうめん・てんぷら)
 所要時間約60分、最大定員40名
コース/一人525円(焼ちくわ・かまぼこそうめん)
 所要時間約30分、最大定員80名
○体験時間 10:00~/13:30~ 
※2日前の午前中までに要電話予約(予約内容の当日変更は不可)
※体験者の同伴者は入場料100円のみ
※催行最小人数は、平日5名様以上、日・祝日は10名様以上
※エプロンを持参ください。有料(50円)もあります。
○定休日 原則水曜日(要問い合わせ)
[直売店]
○営業時間 9:00 ~ 17:00
○定休日     水曜日
○予約・問合せ  0120-50-8041

世界最大級のアミノ酸発酵工場『味の素 九州事業所』 

 日本人だけでなく世界の国々でも多くの人が口にしているうま味調味料「味の素」。そのうま味の一つであるアミノ酸を生産している巨大工場が、実は佐賀市内にあるのをご存知ですか?バスで周遊しながら車窓越しに見学するコースもあるほど、敷地内は広々。このコースでは、複雑に入り組んだ設備や巨大な発酵プラントなど、いかにも基地めいたさまざまなシーンを眺めることができます。
 最も参加しやすい家族・少人数向けのコースでは、DVD鑑賞後の「うま味体験」が醍醐味です。うま味調味料が入った味噌汁と入っていない味噌汁を飲み比べ、味の違いをチェック。どんな味かは実際の体験でぜひ確認してみて。「九州工場ミュージアム」へ移動すると、そこは味の素の歴史やアミノ酸情報を、見て触れて学べる博物館。昭和レトロな缶入りの味の素や、アミノ酸製造のプラント模型、測定器を使って自分の健康をチェックするコーナー、さらにはアミノ酸生まれの化粧品お試しコーナーまであり、楽しみが満載です。
 屋外には、味の素の原料となるサトウキビの温室もあります。ミニアジパンダ瓶や、お馴染みの味の素商品などのお土産付きで、最後まで大満足の工場見学です。


うま味の発見や味の素の誕生、昔の新聞広告などをパネルで分かりやすく紹介。味の素缶のコレクションも見ごたえあります。

女性の皆さん、肌診断測定器やモイスチャーチェッカーを使ったお肌の健康チェックコーナーもありますよ!

DATA
味の素株式会社 九州事業所
○住所   佐賀市諸富町大字諸富津450
○開催日  毎日(年末年始、春のメンテナンス期間は休み)
○開催時間
 個人/10:00~・11:00~・14:00~・15:00~
 団体(15名以上)/要電話問合せ
○所要時間
 家族・少人数向けコース(約70分)
 バスでの来場者向けコース(約70分)
 学生(小・中・高・大学生)向けコース(約90分)
○工場見学申込み専用番号 TEL0120-47-4963(受付時間8:00~16:30)
※予約受付は4ヶ月前の月初から
※個人の見学は、各回定員30名

インスタントラーメンや乾麺ができるまで『ヤクルト食品工業株式会社 本社工場』 

 東脊振ICから車で約10分、めん処として知られる神埼市の工場見学といえば、ヤクルト食品工業株式会社 本社工場の製麺見学です。見学は古くから実施されていましたが、見学用の設備が整っていなかった当時は建物の外から工程を見てもらっていたとか。ですが、自慢のインスタントラーメンや市の伝統産業である「乾めん」が、安全・安心に生産されている工程を多くの人に見てもらいたいとの想いから、平成22年に見学者用施設を整備。本格的な一般受け入れを行なっています。
 まずはPR 室で、会社の歴史や環境への取り組み、製造工程などが説明され、即席麺・乾麺・手延べ麺それぞれの特長について知ることができます。インスタントラーメンについてのDVD上映も興味津々。実際の製造工程は、インスタントラーメンと乾麺の全行程を、包装・箱詰めに至るまで同時に見学することができるダイナミックさがウリです。
 「青汁入りの麺がとてもきれい」、「衛生的な施設で作られているので安心」と、感心するポイントもさまざまなようで、お腹が空くのもまた事実!? お土産にインスタントラーメンをいただけるので(時期により変更有り)、お楽しみに。


見学は通路から。よく目にするインスタントラーメンも、製造工程を見れば違った印象に。

みんなが楽しみな、お土産の例。ヤクルト容器のリサイクル品を使ったグッズも付いてきます。

DATA
ヤクルト食品工業株式会社 本社工場
○住所   神埼市神埼町城原3860
○開催日  月曜から金曜(祝日、年末年始を除く)
○開催時間 9:30~11:00、13:30~15:30
※定員は60名まで(小学生は100名までは受入れ可) 、60名以上は要相談。
○所要時間 PR室約30分+見学者通路からの製造工程見学 30分~40分
・通常コース/インスタントラーメンおよび乾めん 約30分
・オプション/手延べめん 約10分
※生産ラインは稼働していない場合もありますのでご了承ください。
○予約・問合せ TEL0952-52-3205
※受付は月曜から金曜(祝日、年末年始を除く)の9:00~17:00
※見学希望日の1週間前までに要電話予約

驚きと発見の連続、お土産もキュート『キユーピー 鳥栖工場』

 工場見学の聖地ともいえる鳥栖エリア。マヨネーズでお馴染みのキユーピー鳥栖工場は、国道34号沿いに建っています。全国で8つの工場を構えるキユーピーが工場見学を開始したのは、1961年のこと。「工場は家庭の台所の延長」という考えから、工場を「オープンキッチン」と呼んでいます。(オープンキッチンは全国5工場で実施)
 約1時間の工場見学は、まずは概要説明から。キユーピーの歴史や工場の紹介、マヨネーズの原材料について学びます。次のビデオ鑑賞は、マヨネーズに関する知識や製造工程、料理のメニューなどが紹介されますが、子ども客が多い場合は野菜の大切さを伝えるアニメ映画「やさい探偵団」の上映も。そして製造工程の見学は、見学者用コースから卵を割る工程とマヨネーズをボトルにつめる工程を見学できます。ここでみんなの歓声があがるのが、割卵の様子です。1分間になんと600個の卵を割り、黄身、白身、殻に分けていくという、目の回るような早わざが繰り広げられます。
 好評なのが、キユーピー商品のお土産。時期により異なりますが、子ども用にマヨネーズやミニサイズのキユーピー人形、大人用はドレッシングなど2商品が配られ、満足することうけあいです。


マヨネーズの大切な原料である卵が次々に割られていきます。大量に生産されるため、このスピードも量も納得。

実際の卵割機を使って、しくみの説明も。見学を通して「マヨネーズが好きになった」「サラダを食べるようになった」など感想はさまざま。

DATA
キユーピー 鳥栖工場
○住所 鳥栖市田代外町701
○開催日 月曜~金曜(ただし、工場休業日を除く)
 ※ホームページのカレンダーで予約状況を確認できます。
○開催時間 9:20~ 10:45~ 13:00~ 14:30~
○所要時間 約1時間
○予約・問合せ
 TEL 0942-83-3120
 ※受付は9:30~12:00、13:00~16:00 (工場休業日を除く)
 ※受付開始は2ヵ月前の希望日同日より(同日が休業日の場合は翌営業日)
 ※予約は先着順、当日予約不可