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自然豊か、新鮮食材の宝庫 七山で田舎暮らし体験

※この情報は2012年9月時点のものです。

もしも田舎で暮らしたら?ふとそんなことを考えたことはありませんか?田舎暮らしがちょっとしたブームの今、まずは小さな田舎体験をご提案。素敵な田舎を目指して向かった先は唐津市七山です。七つの山に囲まれているという風光明媚な田舎で、さてさて何が待っているのか、必見のスポットをご紹介。次はぜひあなたの足で、七山の大地を踏んでみてください。

まずは泊まってみよう! コテージで暮らすように過ごしてみる

コテージは8人用が2棟、6人用が4棟で、内装はほぼ同じ。清流の音や野鳥、虫の鳴き声がBGMです。

 天山山系に囲まれ、周囲の70%を森林が占めるという七山。車を走らせると、濃い緑の風景が心地よく過ぎていきます。街に信号が一つしかないというのも田舎ならでは。ここでの1日をイメージするにはやはりお泊りが一番の近道。ということでお邪魔したのは「ロフティ七山」です。山の斜面に6棟のコテージを持ち、冷暖房はもちろんバス・トイレ、炊事道具や寝具なども一式揃う宿泊施設です。
 七山の杉を使ったというコテージに案内され、早速感激したのはリビングを半円形で囲む大きな窓。まさに自然の絵画を取り込んだような眺めと木の温もり、そしてこの開放感だけでも泊まる価値大なのを実感しました。

2階から眺めたリビング。パノラマのような窓と高い天井が印象的。ゆったりとした造りで会話も弾みそう。
キッチンにはボールや包丁、食器、洗剤にいたるまで一式揃い、快適。持参するのは食材だけでOKです。
コテージを降りると、観音の滝から続く渓流沿いの遊歩道へ出ることができます。森林浴をしながらのウォーキングは格別ですね。

 実際、宿泊者はどのように過ごすのでしょうか?「皆さん早朝ウォーキングをされますね。すぐ下の渓流沿いを歩くんです。バーベキューハウスもありますので、近くの産直所で食材を仕入れて家族でワイワイやってますよ。秋は紅葉見物に行ったり、夜は星を眺めたり。温泉も楽しみの一つ。コテージはバス付きですが、皆さんやはり『ななの湯』の温泉に行かれます(笑)」と教えてくれたのは、生まれも育ちも七山という管理人さん。田舎の一日は、特別なことをしなくても特別な魅力がありそうです。2階にはベッドルームがあり、小さな窓から差し込む朝日が目覚まし代わり。田舎で見る夢は、どんな夢でしょうか。

バーベキューハウスも広々とした清潔な造り。木炭やトング類も用意され、快適に炭火焼き料理を堪能できます。
子どもの頃のワクワク感が戻ってきそうなベッドルーム。興奮して眠れないかも?!

ハンドメイドのイベントショップ開催!!

ロフティ七山のコテージで、県内外で活動するハンドメイド作家たちによる期間限定のショップがオープン!美しい自然の中でとっておきの作品を探しませんか?
●日時:11月24日(土)11:00~17:00
 11月25日(日)11:00~15:00
●内容:各コテージでのハンドメイド雑貨等の展示、販売
 地元物産品等の販売
 カフェ(軽食、コーヒー等)
 クラフト体験

■DATA
ロフティ七山
住所:唐津市七山滝川496
TEL:096-288-9629
料金:8人用コテージ1棟1泊21,000円
   6人用コテージ1棟1泊17,850円
   ※2012年12月~2013年3月までのオフシーズンは以下のお得な特別料金となります!!
   8人用コテージ1棟1泊 12,000円
   6人用コテージ1棟1泊 1,0000円
チェックイン:15:00~ ・チェックアウト: 10:00
受付時間: 月・火・水・金 9:30~22:00
土・日・祝日 9:30~19:00
※毎週木曜日、第二日曜日、年末年始(12月29日~1月4日)、夏期(8月13日~15日)は、受付はお休みです。
※「ロフティ七山」では、団塊の世代を中心に、これから田舎暮らしをしたい人たちを対象にしたIターン、Uターン事業を実施しています。憧れはあるけどなかなか実行に移せない…、そんな方たちを対象にした「軟着陸型移住体験」の施設として長期利用者を受け入れ中です。詳細はお問い合わせを。

目指せ家庭菜園!貸し農園で野菜づくり 

 田舎に住んでしたいこと、といえばやっぱり家庭菜園。そこでココイコ記者が向かった先は、「おいでな菜園」です。ここでは年間契約の貸し農園というスタイルで、好きな農作物を栽培可能。現在約40区画ある内の25区画程が契約中です。中にはオープン当時から17年更新している達人もいるとか。早速畑を案内してもらうと、1区画30㎡、それぞれに大根や人参、オクラなどが生育中。畑の仕立ては几帳面だったりざっくりしていたり、育て方の個性まで見えてきます。栽培は基本的におまかせですが、現役農家の指導もあるので安心です。借りている人同士が教えあうこともあるそう。
 この菜園では、野菜を育てる喜びはもちろん「七山に来る楽しみができる、体を動かすので健康にいい、採れたての美味しさにとりこになった、などたくさんの声をいただきます」とスタッフ。また、ずばり田舎暮らしの良さは?と尋ねると「緑の美しさに飽きない。何十年いても感動します」との答えが返ってきました。敷地内には宿泊棟のログハウスもあるので、その感動の一端を味わうのも兼ねて、土いじりに来てはいかが?

ここは土質が良いのも自慢。契約者には自家製ぼかし肥料やEM堆肥の販売も行なっています。
元気なオクラを発見。初めて見たオクラの花にも感激です。野菜づくりは発見にあふれています。
貸し農園には、週に1回は通うのが理想。お弁当を持参して和気あいあいと過ごすのも一興です。
1年契約の長期滞在と1泊からOKの短期滞在ログハウスを用意。オートキャンプ区画もあります。
■DATA
おいでな菜園
住所:唐津市七山滝川403-1
TEL:0955-70-7010
料金:
 貸し農園/1区画1年間 15,750円
 ログハウス
  ・長期滞在 1棟1年間525,000円(敷金100,000円)
  ・短期滞在 1棟1泊 15,750円 ※年末年始、ゴルデンウイーク、夏休み除く平日2名様限り1棟10,500円
  チェックイン:15:00~ ・チェックアウト: 10:00

買い物は産直所から農家直接買い付けまで

 田舎の買い物の王道といえば産直所。そこでチェックしたのが「鳴神の庄」です。七山産の商品のみを扱う人気の産直所で、農家が直接朝出荷して夕方には引き取るという新鮮な農産物や加工品が揃います。店内には新米もお目見えし、10月21日(日)には「第4回チャリティー七山米まつり」を開催。新米おにぎりとともに漬物バイキングや七山茶試飲会などが楽しめるので、七山の味覚を存分に堪能してください。

安くて新鮮な野菜がいつでも手に入ることは、田舎暮らしの大きな魅力。収穫の秋はさらに商品が充実します。
いかにも美味しそうな新米がずらり。空気がきれいな七山で食せば、味わいもひと際違うはず。
「田舎の良さは、無理せずマイペースでいられること」と岡本さん。

 さて、産直所に行くのも楽しいのですが、農家へ直接買いに行けるとしたら?もっとワクワクしませんか?そこでご紹介したいのが「ななやまファーミン」です。参加する18の農家のもとへ直接買いに行けるというユニークな取り組みで注目されています。農家によって提供できる時期は異なりますが、野菜や果物、加工品に至るまで販売する商品はバラエティ豊富。共通しているのは、丹精込めて作られている、ということです。
 最初に訪ねたのは、花き農家「マザーガーデン・ナナヤマ」。なかなか見る機会のないシクラメンのハウスをのぞかせてもらいました。色あいの豊かさに驚いていると「50品種くらいあるので、選ぶ楽しさがありますよ」と岡本綾平さん。よく見ると花がフリル状だったり、ビロードのようだったり、まったく表情が異なります。「花を長く楽しめるように葉の数をたくさんつけるのもこだわりです。去年買ったお客さんが、今年も咲かせたよと知らせてくれることもあり、ほんと嬉しいですね。」そう、ななやまファーミンの良さは、生産者と直接コミュニケーションがとれること。買い手にとっては分からないことを質問できたり、安心を得られたりする一方、生産者には、常にいいものを提供するというモチベーションアップにつながります。
 これから出荷のピークを迎えるシクラメン。「ハウスの中はお客さんの明るい会話が飛び交い、とても賑やか。直販の醍醐味です」と岡本さん。通うほどに田舎がぐっと身近になりますよ。

“ビクトリア”や“クラシカルドレス”などロマンチックな名前の品種が色とりどり。
手入れ次第でこんなに大きくなるとか!ちなみにこれは2年もの。岡本さんにアドバイスをもらって、挑戦してみてはいかが?

 今度は野菜を求めて「オーケイ・ファーム」にお邪魔しました。専業農家として14年、6年前からは野菜を専門に“お客さんに近いところで売りたい”との信念で、約10種の野菜を栽培しています。10月いっぱいまではトマトの出番。スーパーより3・4割安くて新鮮なものが手に入るとあって、キロ単位で買っていく常連さんもいるそう。「農業は奥が深い。だから飽きない」と語るのは3代目の岡本泰成さん。田舎の良さを尋ねると「よくスローライフといいますが、田舎は忙しくて全然スローじゃない(笑)。農家は常に仕事があるし、行事や地域の集まりも多いんです(笑)」との答え。なるほど、田舎ならではの忙しさもある様子。「でも、地域と密着している分、助け合いの精神があります」と、最後は力強く語ってくれました。

次の収穫を待つトマト畑。食べ方や栽培法など、気になることはどんどん聞いてみよう。
「『トマトが美味しかったから来たよ』。そう言ってもらえるような野菜作りを目指してます」と岡本さん。
■DATA
鳴神の庄
住所:唐津市七山滝川1048-3
TEL:0955-58-2077
営業時間:8:30~16:00(12月~2月) 8:30~17:00(3月~11月)
店休日:12/31~1/6、8/14~15(2月・3月・10月は、臨時休業あり)
「第4回チャリティー七山米まつり」の詳細はこちら(PDFファイル、2MB)

◎ななやまファーミン
・マザーガーデン・ナナヤマ/TEL:0955-58-2216
・オーケイ・ファーム/TEL:0955-58-2254
※「ななやまファーミン」の地図は「鳴神の床」や「鳴神温泉ななのゆ」にあります。
  事前に確認の電話を入れて、お出かけください。

温泉に山歩き、七山でできること

木の温もりと解放感にあふれた内湯。泉質はアルカリ性単純温泉です。館内は休憩処が多く、ゆっくり時間を過ごせます。

 大きな娯楽施設やショッピングセンターはないけれど、澄んだ空気や水、あるがままの自然がある。そんな七山を体感できるスポットをご紹介しましょう。観音の滝から続く8つの滝と淵がつづく渓谷には遊歩道があり、絶好の散策コース。山歩き派には、女岳の杉林の林間を開いて造成した、往復約60分の散策路があります。季節の希少な植物と出合える「樫原湿原」は自然の神秘を感じられる必見スポット。そして、やっぱり外せないのが温泉です。「鳴神温泉ななのゆ」には木々に囲まれた露天風呂や眺め抜群のウッドデッキがあり、大広間や個室も充実。柔らかなお湯に浸かりながら、田舎暮らしに思いを馳せるのもいいかもしれません。「七山は、自然との共生を大切にしています。それに地元民にヤル気がある。地域おこしも自分たち主導で、皆が同じ方向を向いていると思います」とは支配人の山下末二さん。
 自然の良さに加え、人とのつながりや触れ合いも田舎暮らしの魅力だと、多くの方に教えられた七山の旅でした。

七山のシンボル的存在の観音の滝。沢歩きのほか、ヤマメなどの渓流釣りもできます(遊漁券が必要)。
同じ自然でも、樫原湿原はひと味違う空気感が漂います。目を凝らして、珍しい湿原植物を探してみよう。
露天風呂には寝湯もあり、心ゆくまでリラックスできます。露天風呂からの夕陽の眺めは、今の時期がベストとか。
檜・タイル・自然石の3タイプがあり、贅沢な造りの家族風呂。
■DATA
鳴神温泉ななのゆ
住所:唐津市 七山 滝川1150
TEL:0955-70-7070
料金:おとな(中学生以上)500円 ※17時以降400円/こども(4歳以上)300円※17時以降200円
家族風呂(1室)来館時受付1,000円(1時間以内)/電話予約1,500円(1時間以内)
休館日:第1火曜日 12月30・31日、1月1日
営業時間:10:00 ~ 21:00(最終受付20:00)

◎観光のお問い合わせ
唐津市七山支所産業課 TEL:0955‐53‐7175